「次に来るマンガ大賞2020」を受賞するなど話題となっている『アンデッドアンラック』は、週刊少年ジャンプで2020年8月から連載されている作品で、略称は「アンデラ」です。累計発行部数は150万部を超えるヒット作となっています。更に今年の10月からはアニメが放送される予定であり、こちらも注目されています。そんな話題作を生み出した原作者は、一体どんな人物なのでしょうか？今回は原作者について、経歴や趣味などを中心に紹介していきたいと思います！
原作者：戸塚 慶文（とづか よしふみ）
原作者は、戸塚慶文さんという人です。1989年8月生まれで、「週刊少年ジャンプ」にて『アンデッドアンラック』を2020年8月から連載しています。漫画家としてデビューしたのは2013年の頃で、『宇宙観光シーアーク』という作品でトレジャー新人漫画賞準入選を果たします。高校生の頃から漫画が好きで、特にジャンプ漫画を愛読していました。そのため、ジャンプ作品でデビューしたいという思いが人一倍強かったのだと思います。高校時代から編集部に持ち込みをしていたようで、念願かなってデビュー作をジャンプ作品で飾ることが出来ました。漫画家として順調なスタートダッシュを切りますが、そこからは必ずしも順風満帆だった訳では無いようです。次の連載作品であるアンデッドアンラックまで約7年空いているので、様々な試行錯誤や苦悩があったのだと思います。戸塚さん本人も、なかなか殻を破れず悩んだ時期があると語っています。連載をスタートさせてからは、出し惜しみなく勢いのある作風で、大きな注目を集めました。
趣味について
戸塚さんの趣味として、遊戯王のカードゲームと格闘ゲームが有名です。ストリートファイターⅤでは是空というキャラクターを愛用しています。実は格闘ゲームをテーマにした漫画を連載作品にしようとしたことがあり、その企画は残念ながら没になってしまったそうです。アンデッドアンラックの作風を見ると、格闘ゲームの雰囲気にとても合っているような気がします。特にアンディは、ゲームにいたらとても強そうなキャラクターですよね。いつか是非、戸塚さんが描く格闘ゲーム漫画を読んでみたいですね！ちなみに好きな漫画は『HUNTER×HUNTER』で、「心の奥底にいつもあるマンガ」と評しています。
ガンダム好きでも有名
「機動戦士ガンダム」シリーズのファンとしても有名です。SDガンダムや逆襲のシャアなどのシリーズが好きで、特にSDガンダムに思い入れがあるようです。連載を開始した後にSDガンダムのDVDボックスを購入し、作業中にずっと流しながら聞いていると語っています。また、戸塚さんの作品にはガンダムの影響を受けたと思われる設定や小ネタのような物がいくつかあります。
作品に込めたメッセージ
戸塚さんはインタビューで、「SNSの普及によって、否定する時代から肯定する時代に変わった」ことと、その変化の大切さを語っています。作中でも不運を呼ぶ風子をアンディが肯定し、受け入れることで風子は自身の生き方を模索していきます。辛い境遇に置かれている人たちは、どこかで自分を肯定したいという気持ちがあるはずで、戸塚さんはそのようなメッセージ作品に込めたと語っています。偶然にも、連載が新型コロナウイルスの流行り始めの時期と重なったことで、このメッセージがコロナ禍で苦しんでいる人にも深く響いたかも知れません。
原作者の紹介まとめ
戸塚さんはジャンプ作品に対する思い入れが強く、自身の作品をジャンプで連載することが出来たのは、本人にとってこれ以上ない喜びだったに違いありません。連載されるまでに様々な苦悩や試行錯誤があったとは思いますが、今では『アンデッドアンラック』は人気作として話題になり、遂にアニメ化まで果たしました。今年の10月から放送予定のアニメ版が、今から楽しみですね！それでは今回はここまでです。読んで頂きありがとうございました。
