2023年10月より放送予定のアニメ、『シャングリラ・フロンティア ～クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす～』はVR全盛の時代に登場したクソゲーをこよなく愛するクソゲーハンターの主人公がクソゲーの理不尽で鍛えられた精神力とテクニックを武器に神ゲーを全力で楽しんでいくという作品です。作中でメインとなるシャングリラ・フロンティアというゲームは文句なく神ゲーですが、作中にはそれ以外にも多くの神ゲー、クソゲーが登場します。そんなゲームの数々をまとめてみました！
目次
登場したゲームその① 『フェアリア・クロニクル・オンライン』
本作の主人公、サンラクこと陽務楽郎がストーリーの一番最初にプレイしていたゲーム。味方AIがポンコツで敵がクソ理不尽な攻撃をしてくるうえに細かいバグもたくさんあるとんでもないクソゲー。さらにプレイヤーのストレスを加速させる要素として、あまりにもヒロインがクソ過ぎるという問題があり、そのヒロインのフェアリアは旅先で無数のトラブルを起こして村人や仲間を死なせてしまううえ、その全ての責任をラスボスに責任転嫁し、ムカついて小突いたりすると機嫌を損ねて三時間ほどストーリーが進行しなくなるなど、クソゲーにふさわしいクソヒロインが最大のクソ要素となっているゲームです。通称は『フェアクソ』
『フェアリア・クロニクル・オンライン』の余談
普通のプレイヤーでは最初のボスすら突破できないし、ヒロインはクソのクソゲーですが、ラスボス撃破後の３分間はイベント扱いなため、フェアリアをどれだけ殴ってもノーリスクとなり、主人公のサンラクはこの３分間でヒロインを〇すために頑張っていました。フェアリアの見た目は、何となくブレワイ・ティアキンのゼルダ姫っぽいですが、その中身はMHWの受付嬢みたいな感じです。それが元ネタかは分かりませんが、最後の最後に受付嬢を殴れる報酬があったらやるよなぁ。
登場したゲームその② 『シャングリラ・フロンティア』
本作の題材となっているフルダイブ型VRゲーム。登録者数は開始時時点で３千万人ほど、プレイヤーは増加傾向にあり最も多くの人が同時にプレイしたゲームとして某世界記録に認定されるクソゲーの対極にある神ゲー。舞台設定は宇宙を旅する移民船団が新人類を残して滅亡し、その数千年後を舞台としています。文明レベルは中世ながら、SF要素も備えています。
『シャングリラ・フロンティア』の余談
特に致命的なバグがあるわけでもなく、ゲーム苦手な人でも楽しめるし、コアなゲーマーが満足できる難易度設定でプレイヤースキルも要求される。同接も多く、運営の対応もほぼ神。本作に登場するクソゲーには、元ネタになっているのではないか？というゲームがちらほらありますが、ことこれに関してはよくあるMMOの最終進化形態みたいなゲームだと思います。
登場したゲームその③ 『ベルセルク・オンライン・パッション』
サンラクが依然やり込んでいた格闘ゲーム。通称は『便秘』。一日のログイン人数が１００人以下の過疎ゲーではあり、その原因は壮絶なバグにある。ただし、数少ないクソゲーマーたちはそのバグを武器にあらゆるバグ技を生み出し、そのバグ技の応酬によって何でもありの対戦を楽しんでいます。今でも稀に新しいバグが発見されることがあるらしい。
『ベルセルク・オンライン・パッション』の余談
パッケージのイラストより、元ネタは2005年に稼働したアークシステムワークスのAC北斗の拳だと思われます。キャラクターの一人、トキの圧倒的な強さに注目されることもありますが、特定のヒット数からキャラがバウンドし続けて永久コンボを叩き込める『バスケ』を始めとした永久コンボの開発から、ほぼ全員が即死コンボを持つ崩壊したバランスの中で、逆にゲームバランスを確立した作品です。見ている分には凄く楽しいゲームです。
登場したゲームその④ 『ユナイト・ラウンズ』
サンラクがアーサー・ペンシルゴンと出会うきっかけとなったゲーム。俗に世紀末略奪ゲームと呼ばれており、元々は滅びに瀕した王国を救うためにプレイヤーたちが騎士となって襲い来るモンスターと戦う協力型のMMOVR……だったはずなのに世界観に忠実にし過ぎた結果、アイテムドロップ率が極端に低く、NPCの売店を襲撃するか、売店を襲撃したプレイヤーを襲撃して奪うことが最適解となってしまい、協力型なのに全員敵という世紀末が出来上がってしまったクソゲーです。
『ユナイト・ラウンズ』の余談
そんな世紀末略奪ゲームをあらゆる手練手管によりゲームを掌握してしまったのが、シャングリラ・フロンティアではアーサー・ペンシルゴンという名でプレイしている鉛筆戦士というプレイヤーで、サンラクはプロゲーマーのカッツォタタキと共闘して二人で鉛筆戦士を倒しています。ただし、結果としては痛み分けの相打ちだったらしい。あと、前述の『ベルセルク・オンライン・パッション』のおそらく元ネタとなったAC北斗の拳は世紀末スポーツアクションと呼ばれています。
登場したゲームその⑤ 『ラブ・クロック』
サンラクに強烈なトラウマを植え付けたクソゲー。通称は『ピザ留学』。ジャンルはギャルゲーで１２人のヒロインを攻略するゲーム。ですが、選択肢やタイミングを間違えると巡り巡って攻略キャラ全員がピザ留学のためにイタリア留学してしまいバッドエンドとなるクソゲー。最大の問題点はコンマ一秒のズレによってイベント発生に失敗し、それがきっかけでドミノが如くヒロイン達の好感度が下がっていくため、プレイヤーはコンマ一秒のタイミングを図りプレイしなければなりません。
『ラブ・クロック』の余談
現実のゲームにおいてのギャルゲーには理不尽難易度のゲームは仕様上生まれにくいのですが、おそらく元ネタとなったゲームは存在します。それは多分１９９４年にコナミから発売された恋愛シミュレーションの代表作『ときめきメモリアル』だと思います。初代ときメモは色んな女の子たちと仲良くなると、一緒に遊んだ女の子以外に爆弾がつきます。この爆弾は女の子の嫉妬心や不信感の表れであり、一緒にデートすることなどによって解除されます。
もはやのがれることはできんぞ！
ただし、爆弾を解除するために女の子とデートすると、また別の女の子に爆弾がついてしまい、主人公はその爆弾の解除に奔走することになります。しかもこの爆弾は、女の子と一緒に下校するだけで下校した女の子以外に３つも４つもついてしまうことがあります。この爆弾が時間経過で爆発すると、爆発した女の子の高感度が一気にさがるだけでなく、女子たちの間で悪い噂が流れ、本命を含めた全ての全ての女の子の評価が下がります。そして、この爆弾が複数爆発しようものなら女子たち総スカンをくらい攻略失敗となってしまうのです。
登場したゲームその⑥ 『ネフィリム・ホロウ』
サンラクがプレイしたゲームの中では数少ないクソではないタイトル。突如空から落ちてきた「機衣人」をカスタムして戦うロボットアクションゲーム。良ゲーと評価されてはいるものの、総プレイヤーが少ないのは操作方法が非常に難しく玄人向けのゲームであるから。プレイヤーの思考で手足、ミサイル、ブースターを操作するというピーキーなゲームなため、クソゲー好きなサンラクの心を掴んでいます。
『ネフィリム・ホロウ』の余談
現実でも人気の高いロボの格闘ゲームで後にシャングリラ・フロンティアでも共闘することとなるルストとモルドが登場したゲームです。サンラクは作中で分からん殺しを駆使してルストに勝利していますが、現実の格闘ゲームにおいて分からん殺しで世界を制した事例は存在します。
【シャングリラ・フロンティア ～クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす～】作中に登場したゲームまとめ
今回はシャングリラ・フロンティア ～クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす～に登場したゲームの数々をまとめてみました！クソゲーの中にはおそらく元ネタになったゲームがあり、多分これじゃないかなというのもありました。あくまでメインはシャングリラ・フロンティアですが、アニメでのクソゲーがどう描写されるかは楽しみですね！
