アニメ化も発表された人気マンガ「ブルーロック」。高校生とは思えない人並外れたプレーや能力も魅力ですが、何といってもこれらを仕組んだ絵心甚八(えごじんぱち)の発言も魅力の一つですね。そこで今回は、原作序盤にあった絵心の名言をそのシチュエーションと共にご紹介していきたいと思います。(※ネタバレ注意です。)
目次
- 「世界一のエゴイストでなければ、世界一のストライカーにはなれない」(1巻1話)
- 「青い監獄(ブルーロック)にサッカーと関係無いことなんか1つもねぇよ。」(1巻2話)
- 「武器を持て破壊者よ‼敵の組織を翻弄し!ねじ伏せ!破壊する‼己だけの〝武器〟を‼」(2巻8話)
- 「0を1に出来るお前だけの武器に何を×(かけ算)すれば強力に進化するのか」(3巻15話)
- 「世界一のストライカーに必要なのは成功(ゴール)の〝再現性〟だ」(4巻24話)
- 「死線を越えるためにストライカーは進化を余儀なくされる。」(4巻30話)
- 「世界一になるための〝ゴールへの飢餓(ハングリー)〟それを手に入れるのが〝青い監獄(ブルーロック)〟だ」(5巻39話)
- まとめ
「世界一のエゴイストでなければ、世界一のストライカーにはなれない」(1巻1話)
世界一のストライカーを創る実験施設「青い監獄(ブルーロック)」そこへ集められた300名の高校生たちに対して、突然登場した謎のコーチ絵心甚八。チームゲーム、11人でやるスポーツ、そんな当たり前に教えられてきた「サッカー」を一から改変する発言でしたね。この発言のインパクトと説得力によって主人公・潔世一(いさぎよいち)はこの監獄へ足を踏み入れることになります。
「青い監獄(ブルーロック)にサッカーと関係無いことなんか1つもねぇよ。」(1巻2話)
ブルーロックの入寮テスト「オニごっこ」。脱落した吉良涼介がごねた時に絵心が言い放ったセリフですね。部屋の大きさはペナルティエリアと同じ、制限時間は一試合の平均ボール保持時間と同じ、おにごっこは対人感覚や駆け引きなどが試される。一つの試験だけでもいろいろなストライカーに必要な要素が含まれていたことがわかりますね。絵心はどこまで計算しているのか、底の見えない人物ですよね。
「武器を持て破壊者よ‼敵の組織を翻弄し!ねじ伏せ!破壊する‼己だけの〝武器〟を‼」(2巻8話)
1次選考の第1試合を終え、大敗を喫したチームZへ絵心が言ったセリフでしたね。チームXの馬狼(ばろう)が圧倒的な個の力でチームをまとめたのに対して、0から1を生むためには、自分にしかないオリジナルの武器が必要だという意味でしたね。ゴールという相手の守備を破壊するためには、つまり革命を起こすためには己の武器を磨く必要があることを自覚するきっかけになりましたね。
「0を1に出来るお前だけの武器に何を×(かけ算)すれば強力に進化するのか」(3巻15話)
徐々に自分だけの長所を見つけてきたチームZの選手たちに言ったのは、その見つけた武器を磨いて伸ばすことでした。今持っている武器にどんな要素を組み合わせれば、最強の個になれるのか、もう一段階ステップアップするための大切な教えでしたね。かけ算という能力が何倍にもなる可能性を秘めているということを暗に伝えていたのかもしれませんね。
「世界一のストライカーに必要なのは成功(ゴール)の〝再現性〟だ」(4巻24話)
どんな劇的なゴールでも、たまたま上手くいっただけの戦い方では何度もゴールを奪うことはできない。自分の特技を最大限生かせる状況はどれなのか、その時何を感じていたのか、その自分なりの方程式を考え、なんとなくでプレーするなという教えでしたね。成功を量産するためには必須の、「勝つべくして勝つ」ための仕組みを理解してプレーすることの大切さがわかりましたね。
「死線を越えるためにストライカーは進化を余儀なくされる。」(4巻30話)
1次選考の最終試合、最強のチームVと対戦したチームZの選手たちは、個人の武器が通用しないほどの強敵に打ちのめされます。通用しないならどうするべきなのか、持てるピースをどう組み合わせればゴールを奪えるのか、それらを学習することで個性を再構築する必要があるという言葉でしたね。これを繰り返すことで大きな壁にも挑み、乗り越えることができる教えでしたね。
「世界一になるための〝ゴールへの飢餓(ハングリー)〟それを手に入れるのが〝青い監獄(ブルーロック)〟だ」(5巻39話)
「ブルーロックには伍号棟しかなかった」つまり全員がチームV~Zまでの最底辺の選手だと思い、1次選考を必死に戦っていたということが打ち明けられた場面のセリフでしたね。これまでクラブや部活で評価され積み上げられた自信をぶち壊し、ハングリーさを刻み付けるための1次選考だったというわけですね。ここからどのような展開をみせるのか、楽しみになってきましたね。
まとめ
いかがだったでしょうか。振り返ってみると絵心の教えや明言はストーリーのカギを握っていましたね。楽しくてみんなで協力するサッカーから誰も教えてくれないサッカーへ、この作品が読者へ圧倒的な衝撃を与え続けている理由が序盤だけでも理解できますよね。これからもアニメや漫画でブルーロックを楽しんでいきましょう!