小学館が発行している月刊コロコロコミックで連載されている作品に見えるけど、実は集英社の週刊少年ジャンプで連載されている『僕とロボコ』が5分枠のアニメとして放送されることが決まりました!絵柄からキャラクターに至るまで、50年以上の歴史があるかの作品に対するオマージュが非常に強いですが、それだけではなくジャンプ関連のパロディ・オマージュも非常に多いです。原作の単行本の表紙はなにかしらのパロディ・オマージュになっており、今回はその元ネタを紹介していきたいと思います!
目次
僕とロボコ 第1巻 元ネタ『ドラえもん』
本作最大のオマージュ元。絵柄は勿論のこと、主人公の家に居候するロボット、いじわるなクラスメイト、メガネをかけた小学生が主人公など作品自体がドラえもんのパロディと言って差支えがない内容です。ただし、ロボットが常識外れ、いじめっ子が実は全然いじめっ子じゃない聖人、のび太くん枠も裏表のない少年と設定を逆手に取ってもいたりもします。
元ネタ『ドラえもん』のあらすじ
何をやってもダメなポンコツ小学生野比のび太の元に、ある日突然机の引き出しの中から彼の子孫を名乗るセワシとネコ型ロボットのドラえもんがやってきます。セワシ曰く、のび太の未来はお先真っ暗でそのせいで子孫まで迷惑を被っていると言われ、そんな悲惨な未来を変えるためにドラえもんがやってきたというのです。こうしてドラえもんと一緒に生活するようになったのび太くんは、ドラえもんが持つ未来の不思議な秘密道具を使い、目の前のトラブルを解決します。しかし、調子に乗り過ぎたのび太くんはその都度しっぺ返しを受ける羽目になってしまいます。
僕とロボコ 第2巻 元ネタ『ONEPIECE』
週刊少年ジャンプの看板漫画。世界的に見てもトップクラスの人気を持つ海賊マンガで、アニメ・映画・ゲームなどありとあらゆる媒体で展開されている作品。現在連載されているマンガの中で一番の知名度を持っています。小学館に喧嘩を売っている本作が同誌の作品をネタにしないわけもなく、作中でそれなりにパロディされています。
元ネタ『ONEPIECE』のあらすじ
世は大海賊時代、海賊王ゴールドロジャーの残した財宝を夢見て、世界中の海賊たちが海へと出た。海賊王を夢見る少年、モンキー・D・ルフィは食べるとカナヅチになる代わりに不思議な力が手に入るという悪魔の実『ゴムゴムの実』を食べて、全身ゴム人間になってしまった!そんなルフィが冒険の旅に出て、いろんな仲間たちと出会い海賊王を目指して旅を続ける海洋冒険ロマン!
僕とロボコ 第3巻 元ネタ『約束のネバーランド』
2016年から2020年まで週刊少年ジャンプで連載されていたSFダークファンタジー作品。孤児院で暮らす子供たちが優しいシスターとともに過ごすハートフルな物語に見せて、実は食肉として育てられていたことということを知るという衝撃の展開から始まり、子供たちの団結、頭脳戦が描かれ、その世界観も徐々に解明されていくという構図の作品。アニメ化、映画化などのメディアミックスも行われています。
元ネタ『約束のネバーランド』のあらすじ
様々な孤児たちが集まる孤児院「グレース=フィールドハウス」では、子供たちを教育して里親のもとに送り出す場所だと、孤児たちは信じていましたが、活発な少女のエマと頭のいいノーマンはここが大規模な食肉工場であり、自分たちは食用として育てられている事実を知ります。エマたちは仲間の孤児たちとともに孤児院を脱出する計画を企てます。
僕とロボコ 第4巻 元ネタ『呪術廻戦』
2018年から週刊少年ジャンプで連載されている次世代のジャンプの代表作品。呪術師を題材としたダークファンタジーです。連載初期からそれなりに人気を獲得していましたが、2020年のアニメ化から人気が爆発し、現在は電子版を含めた累計発行部数が7000万部を突破しています。
元ネタ『呪術廻戦』のあらすじ
宮城県仙台市に住む高校生、虎杖悠仁は祖父の死後に虎杖の学校に眠る呪物の封印が解かれてしまい、呪霊が出現してしまいます。虎杖は呪術師の伏黒恵とともに校舎へと乗り込みますが、そこで窮地に立たされ、力を得るために呪物「宿儺の指」を食べ、特級呪物・両面宿儺が復活します。
僕とロボコ 第5話 元ネタ『僕のヒーローアカデミア』
2014年から週刊少年ジャンプで連載されているジャンプの看板漫画の一作品。アメコミのヒーロー作品のような演出を取り入れたヒーロー漫画で、連載初期から反響は大きく、アニメ化、舞台化、スピンオフなど数多くのメディアミックスが行われています。とりわけ海外からの人気が高い作品です。
元ネタ『僕のヒーローアカデミア』のあらすじ
人類の大半が『個性』と呼ばれる特殊能力に目覚め、特殊犯罪が増加。その犯罪に対処するため、個性を発揮してヴィランを取りしまるヒーローが常識となった社会で、ヒーローを夢見る『無個性』の少年、緑谷出久は憧れのNo1ヒーロー『オールマイト』の現状を知ることとなり、オールマイトは出久を後継者して認め、出久はオールマイトの個性を受け継ぎ、ヒーローの学び舎『雄英学園』に進学します。
僕とロボコ 第6巻 元ネタ『鬼滅の刃』
2016年から2020年まで週刊少年ジャンプで連載されていた大正時代を舞台としたダークファンタジー。アニメ化から爆発的な人気を獲得し社会現象となった作品。一気にジャンプの代表作品となり、劇場版鬼滅の刃『無限列車編』は日本歴代興行収入1位を獲得しました。
元ネタ『鬼滅の刃』のあらすじ
大正時代、炭焼きを生業とする少年の竈門炭治郎が家に帰ると、妹の禰豆子以外の家族が鬼に惨殺され、残った妹も鬼と化してしまった。その窮地を救った鬼殺隊の富岡義勇により、炭治郎は妹を元に戻す方法を求め、修行し鬼殺隊に入隊します。
僕とロボコ 第7巻 元ネタ『ハイキュー!!』
2012年から2020年まで週刊少年ジャンプで連載されていたバレーボールを題材とする作品で、実際の施設や行事等に準拠し、漫画によってスポーツ人気を押し上げた作品です。作中ではロボコがバレーボールのルールを知るために使われています。
元ネタ『ハイキュー!!』のあらすじ
身長が低いながらも驚異的なバネと身体能力を持つ中学生、日向翔陽は中学3年で初めて公式戦に出場するも、影山飛雄擁する北川第一に惨敗。影山は才能を持ちながらも燻っていた翔陽に「3年間何をやっていたんだ」と言われ、高校でのリベンジを決意。しかし、入学した烏野高校にはその影山の姿があり驚きます。
僕とロボコ 第8巻 元ネタ『【推しの子】』
週刊ヤングジャンプで2020年から連載中の作品。いわゆる推しのアイドルの子供に転生したらという転生ものですが、そんなファンタジー・SFの裏で芸能界や社会の闇を背景としたサスペンスが特徴的な作品。推しの子はアイドル的な意味合いとアイドルの子供というダブルミーニング。
元ネタ『推しの子』のあらすじ
田舎の産婦人科・ゴローの元に、彼の推しのアイドルで活動休止中の星野アイが訪ねてきて、彼女が妊娠していることを知ります。ゴローは彼女の出産に立ち会うのですが、アイのストーカーにより殺害され気が付いたら彼女の子供に転生していました。
僕とロボコ 第9巻 元ネタ『DEATHNOTE』
2004年から2006年まで週刊少年ジャンプで連載されていた、当時のジャンプとしては珍しいサスペンス作品。名前を書いた人物が死亡するというデスノートが題材となっている作品。アニメ化・実写化も果たされた2000年代ジャンプの代表作。また、原作の大場つぐみと作画の小畑健はバクマン。やプラチナエンドでもタッグを組んでいます。
元ネタ『DEATHNOTE』のあらすじ
警察庁刑事局長の息子・八神総一郎の息子、八神月はある日、名前が書かれた人間が死ぬデスノートを拾い、死神リュークの姿が見えるようになります。月は自分の正義のため、デスノートを使って犯罪者たちを殺害していくようになります。
僕とロボコ 第10巻 元ネタ『チェンソーマン』
2019年から2021年まで週刊少年ジャンプにて、第一部が連載され、第2部は少年ジャンプ+で連載されているダークファンタジー。これまでのジャンプの作風とは一線を画すサスペンス・ホラー要素が入っている作品で2022年10月時点では現在進行形で話題沸騰中の作品。アニメも大好評配信中。
元ネタ『チェンソーマン』のあらすじ
悪魔という存在がごく当たり前にいる世界で「チェンソーの悪魔」ポチタとともに借金生活を送るデンジはとある仕事でポチタとともに致命傷を負ってしまう。そこでデンジはポチタの血を飲み蘇生し、ポチタはデンジの心臓となり、デンジはチェンソーの悪魔として復活します。
【僕とロボコ】表紙のパロディ紹介まとめ
僕とロボコの表紙のパロディをまとめてみました!ジャンプがごく当たり前に存在しているメタフィクションの世界観なので、5分間のアニメの中でジャンプネタがどんなふうに扱われるのかは楽しみですね!