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トモダチゲーム

【トモダチゲーム】実は少年漫画!?少年漫画の王道『ドラゴンボール』と本作を比べてみた!

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表紙

数多く存在する漫画作品の中でも最も世界で親しまれ、多くの世代で受け入れられている作品とはなんでしょうか?この問いに関しては読者の皆様でそれぞれの意見があると思いますが、私が思うに世界で最も親しまれている漫画作品はドラゴンボールなのでは無いかと思います。もちろん単純な発行部数では『ワンピース』に劣る本作ですが、長い年月をかけて多くの人々に親しまれているため、世代の壁を感じることなく多くの人々と本作の魅力を語り合えるというのは、本作にしかない唯一無二の魅力であると言えるのでは無いでしょうか?そんな日本が誇る大人気漫画作品『ドラゴンボール』はストーリー進行の方法やキャラクターの描き方などで多くの漫画家に影響を与えました。近年ではもはや本作の影響を受けていない作品はないと言ってもいいぐらいになっていると思います。そして、それはもちろん今回紹介する大人気漫画作品『トモダチゲーム』にも言えることなのです。意外だと思われる読者の方も多いと思いますので、今回はなぜ本作が『ドラゴンボール』の面白さを継承しているのか?そして、『ドラゴンボール』を通して見ることのできる本作の面白さについて紹介していきたいと思います!

ドラゴンボール進行とは

ドラゴンボール

まず、ドラゴンボールが本作に与えた影響を考える前に、ドラゴンボール作品でよくみられるストーリー展開の方法である「ドラゴンボール進行」という進行方向について紹介していきたいと思います。ドラゴンボールが長い年月をかけて多くの読者に支持されている一番の理由はこのドラゴンボールならではのストーリー進行方法の完成度の高さにあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

1.強敵を倒す

ドラゴンボール

まず、ドラゴンボールのストーリー進行の第一ステップは敵を倒すことです。サイヤ人として恵まれた能力を持った主人公である孫悟空が敵を倒すことから、ドラゴンボールのストーリーは動き出します。

2.仲間にする

ドラゴンボール

その後、その敵役が悟空の性格に惚れ込み次第に仲間へとポジションをチェンジしていきます。やはり敵がずっと同じですと、読者も飽きてしまうのでちょうど良い頃合いを推測って、敵役のポジションを空席にしてしまうのです。

3.さらなる強敵が現れ主人公が敗北

ドラゴンボール

これまでの敵役が味方になったことで、敵役が空席になってしまったので、キリのいいところでさらなる強敵を送り込みます。当然以前の敵よりも強くなくてはならないので、以前の敵に勝利していた悟空のレベルをはるかに超える敵であるということを証明するために主人公を一度敗北させておくのが重要なポイントです。

4.主人公修行する

ドラゴンボール

ここで一度敗北した主人公が修行を行うというワンクッションを描くことが大切です。ずっと戦闘描写ばかりですと読者も疲れてしまいますので、適度に主人公が修行している描写を描いて、次のバトルを読者が楽しめるように雰囲気を整えることが大切です。

5.主人公強敵を倒す(2へ戻る)

ドラゴンボール

そして最後は、主人公が修行の成果を見せつけて新たな敵を倒して一通りの流れは終了ですね。その後は2で紹介した。敵が主人公の性格に惚れ込み味方になるところに戻ります。

これぞドラゴンボール流!

ドラゴンボール

ストーリーがかなり進んでいるとキャラクターが増えてしまうので、敵を完全に倒してしまうパターンもあるのですが、通常はこのような流れをぐるぐるぐるぐる繰り返すのがドラゴンボール流のストーリー進行方向です。

本作はドラゴンボール進行に当てはまるのか?

ドラゴンボール

さて、それではここから本作のストーリー展開がこのドラゴンボール進行に当てはまるのか?という点について考えていきたいと思います。

真逆のキャラクターたち

天智

まず、本作に登場するキャラクターたちなのですが、ドラゴンボールに登場するキャラクターたちとはまさに正反対ですよね。正直で思ったことをすぐ言ってしまうドラゴンボールの孫悟空とは真反対の性格の本作の主人公の友一ですが、この友一が活躍する本作のストーリー展開が本当にドラゴンボールと一致しているのでしょうか?

次々に登場する強敵たち

紫宮

まず第一に考えたいのが、本作がギャンブル系作品と近いゲームをこなすことでストーリーが進行するという形式になっている点です。当たり前ですがゲームで競うということは対戦相手が必要になってきます。そのため、本作はバトル漫画ではないものの、バトル漫画であるドラゴンボールに比較的近い展開の作品となっているのです。

次第に協力関係を構築

京

特にこれまで敵として戦っていた相手が、互いの利害関係の一致の元協力関係になるという展開はまさにバトル漫画の礎を築いたドラゴンボールの進行を大いに参考にしていると考えられるます。本作のこれまでは強敵だったキャラクターが自身の味方となった時の頼もしさはドラゴンボール並みですよね。

天智=ピッコロ!?

天智

さらに注目してほしいのは、本作の登場人物の一人である三笠天智の本作での軌跡です。物語でのキャラクターとしての天智の軌跡ではなく、本作のストーリー進行上の役割としての天智を分析してみるとドラゴンボールに登場するピッコロとの共通点が多く見つかるのです。

はじめの強敵

天智

まず、天智がピッコロと共通している点として挙げることができるのが、作品が始まった時の初期の強敵であるという点です。本作でも天智が最も初めに本性を表した人物であり、まず初めに友一が攻略に苦心をして人物でもあります。

まさにドラゴンボール進行の手本のようなキャラ

天智と友一

その後、友一に一対一の勝負で敗れ、彼の実力を見込んで仲間になるのですが、この仲間になる過程までは、まさにドラゴンボール進行のお手本のような流れですよね。

次第に敵能力のインフレに追いつかなくなる

マリア

その後も、天智はドラゴンボールでいうピッコロのような立ち位置として友一の強力な味方として活躍をするのですが、ドラゴンボールでのピッコロがそうだったように、作中では次々に特殊な能力を持った強敵たちが登場し、次第に登場キャラクターのインフレに置いていかれるようになってしまいます。

自分とキャラ被りする味方が増える

さらには、ドラゴンボールでピッコロの次にベジータというツンデレキャラクターが登場し、これまでのツンデレ味方ポジションを奪われてしまったピッコロのように、天智にも天才キャラクターの京のメンバー加入という悲劇が襲います。

キャラ被りのせいで影が薄くなる

天智

これまで、友一にはない頭脳を売りにしていた天智だけに、自身とほぼ同じである頭脳を売りにしているキャラクターの京の参加は、結果として彼自身の影を薄める結果となってしまいました。

最後はとうとう解説要員になってしまう

京

そして、最後の最後にはもっと悲しい結末がピッコロと天智には待ち構えています。数多く登場する強力なキャラクターのインフレについていけず、戦闘に参加することができなくなってしまうのです。ピッコロもセル編まではある程度戦っていたのですが、魔人ブウ編ともなるとあまりの力の差に戦力として入ることができなくなってしまいました。天智も本作の中盤以降では頭脳で戦う役どころを京に見事に取られ、京や友一の見事な策略をただ解説するだけの解説役に成り下がってしまうのです。

ドラゴンボール進行なのに元ネタに気づかない面白さ

表紙

いかがでしたか?このように本作ではドラゴンボール作品にみられる少年漫画の典型的なストーリー進行を採用しているのです。ジャンルはどちらかというとギャンブル系やデスゲーム系に近い本作ですが、少年漫画のドラゴンボールからストーリー進行を引っ張ってくるという工夫をしているというのはかなり面白いですよね。

本作の魅力は数々の作品にミクスチャーをかけている点

表紙

もちろん、本作が影響を受けているのはドラゴンボールだけではありません。賭博黙示録カイジや進撃の巨人など、多くの作品が本作に影響を与えていると考えられます。これらの作品が本作に与えた影響をうまく読者にわからないようにミクスチャーをかけ、自己流に解釈し直しているというのが本作の魅力の一つなのではないでしょうか?

どんどんインフレする敵に友一はどう立ち向かうのか?

片山

いずれにせよ、本作のストーリー進行の大枠はドラゴンボールですので、ドラゴンボールの弱点である敵がインフレしすぎる問題が本作にはついて回ると思われます。敵がインフレしすぎて天智が置いてかれているように、他のキャラクターもどんどん戦線を離脱していてしまう懸念もあります。この辺りの圧倒的なインフレに主人公の友一がどのように立ち向かうのかという点も注目していきたいですよね。

まとめ

いかがでしたか?今回は本作トモダチゲームと大人気漫画作品ドラゴンボールの意外な共通点について紹介していきました。ドラゴンボールは漫画作品の歴史の中でも特に重要な作品ですのでトモダチゲーム以外の作品でも多くの作品がドラゴンボールのストーリー進行を参考にしています。本作のように影響を受けた作品が数多くありますので、他の作品について検討してみるのも面白いかもしれませんね。

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  • この記事を書いた人

nissy

どうも、アニメや歴史、都市伝説系の記事を書かせていただいてます。ニッシーです。YouTubeのシナリオライターとかもやっているのでよかったらそちらの方も見てください。

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