本作「ホリミヤ」は青春・学園がジャンルの恋愛要素が多い作品であり、本作の元となった「堀さんと宮村くん」は「色々な友情・恋愛の形が許せる方推奨」とされているほど色んな恋愛模様が繰り広げられていきます。良い言い方をすればみんな切り替えが早い！（笑）漫画などでよくある「好きだった人にフラれたけど忘れられない」というシーンは少なく、ある意味高校生らしいといった感じでみんなが次々と別の恋愛をしていきます。それだけにしっかり読んでいないと今誰が誰を好きなのか分からない事に……そこで今回は誰が誰を好きなのか、誰が誰を好きだったのか。作中で繰り広げられる恋愛模様を紹介していきます。
堀さんと宮内
まず最初に紹介するのはもちろんこの2人。最初こそ特別意識するような仲ではありませんが、秘密を共有してからは一気に急接近。2人の事は別で詳しく書いたものがあるので割愛させてもらいますが、付き合った後は浮気話など一切出てこないほどの仲良しカップルです（殴ってもらいたいなど結構いびつなところもありますが……）
堀さんが警戒する相手は女性ではなく男性
最初こそ他の女子生徒と仲良くしていたりすると浮気やライバル登場ではないかピリピリしていた堀さんですが、徐々にその対象は女性ではなく男性へと変わっていきます。事あるごとに宮村の匂いを嗅いでは「今日は〇〇の匂いが強い」など男の匂いを嗅ぎ分ける謎能力まで手に入れてしまう始末。作中ではモブキャラ扱いですが宮村をストーキングするようにいつも見ている渡部には特に注意しているようで堀さんからは危険視されています。
石川透の恋愛事情
通称「罪なき不幸者」と呼ばれるほど毎回のようにトラブルに巻き込まれる透。宮村にとってなくてはならない存在ですが、その透が好きだったのが堀さんでした。いろいろあって忘れられがちですが、作中で真っ先に告白してフラれたのが透です（笑）ただし2巻の表紙を見ても分かる通り、透はどちらかというと由紀とお似合いな感じも……ちなみに11巻で友人からはとっくに付き合っていると思われており、石川自身は由紀の事を「友達以上恋人未満」と発言していましたが、問い詰められると由紀の事を好きだと白状していました。
石川由紀の恋愛事情
いつも元気いっぱいなムードメーカーの由紀ですが、恋愛事情はちょっと複雑。原作を読んでいると最初から透だけを好きなのかと思いきや、序盤で正体が分かっていなかった宮村（プライベートモード）の事を好きになっていたりもしていました。その後は透以外の誘いは断りどうやら透一筋のような感じですが、他に透を好きな人がいると譲ろうとしたり通称「はっきりしない女」と言われるだけあって、透の家へ行った際は思いっきり意識したりしていたりしましたが、肝試しの時は人前で透の手を握る事を拒否していたりとなかなか決定的な場面はありません。
仙石翔と綾崎レミの恋愛事情
最初からこのカップリングのファンだった方には申し訳ないのですが、物静かな生徒会長と男子に人気があるアイドル的存在のレミを見て、個人的には最初レミが生徒会長の仙石を利用していそうと思ったのが正直な感想。しかし物語が進んでいくとこの2人も堀さんと宮内に負けず劣らずのラブラブっぷりで他の異性に目移りする事は一切ありませんでした。しかも2人が付き合うきっかけとなったのが読書で仙石の告白の仕方もカッコいいというかロマンチックというか……その後顔を真っ赤にして照れていたのはいかにも仙石らしいですが（笑）レミも仙石の外面や学校での生徒会長としての仙石だけでなく、本当は弱くてチキンなところを知ったうえでそこも好きだと思っており、恋多き乙女といった雰囲気はありますが仙石一筋のとてもいい彼女です。
河野桜の恋愛事情
生徒会のメンバーで仙石とレミは付き合っていましたが、自称かわいくない桜は物語の途中まで恋愛とは無縁の学生生活を送っていました。そんな桜が恋をした相手は意外にも透。自分のやっていた地味な仕事を凄い事だと褒められ、それから透の事を目で追うようになります。しかし「透は由紀と付き合っている」というのは学校中で周知の事。桜もその事を知り、フラれると分かっていて透に告白します。この時自分の気持ちは伝えたものの透からの返事は求めておらず桜は「告白する前にフラれた」と言い表していました。ですが12巻である漫画をきっかけに何やら柳と良い関係に。（表紙も柳とのツーショット）柳から「名前が柳と桜なんですよね」と言われただけで耐えられず走り出していました。眼鏡を選ぶ際も鼻メガネ以外何をかけても似合うと思っており今後2人の仲がどうなっていくのか楽しみです。
井浦秀の恋愛事情
ホリミヤの主要キャラが集まるグループと仲が良いものの、クラスも違い徐々に出番が消えていってコミックスのでも出番が少ない事をネタにされていた秀ですが、作品内では彼女が欲しいと言っているもののなかなか彼女は出来ない様子。そんな秀に春が訪れたのは11巻！相手は妹が家に連れてきた北原くんでした。そう、北原「くん」なんです。北原くんは秀の妹が好きな男の子だったのですが、妹が好きな男子を家へ連れてきたことに秀は猛反発。模造刀を取り出し妹と言い争いをしているところを北原くんに目撃されます。大慌てで恥ずかしがる妹をよそに何故かかっこいい感じで刀をしまい「兄です」と高圧的に自己紹介する秀。この姿をカッコイイと感じた北原くんはこの日以降やたらと秀に懐くようになり、1話限りのネタ回かと思われましたがその後もこの関係は続いているようです。
柳明音の恋愛事情
堀さんすら認める作中一番のイケメンで性格も良く、さらに寝起きが悪いというギャップ萌えまで持っている完璧超人。そんな柳が好きになったのは由紀でした。面識がなく由紀は透が気になっていたのでフラれる事になるのですが、フラれた時も潔く去っていく柳。由紀は透の方がちょっとだけカッコイイと言っていましたが、堀さんに言わせればそこそこかっこいいはずの宮村が霞むほどの超イケメンでなぜ断ったのか由紀に問い詰めるほどでした（その後堀さんの中で柳は男性や女性というカテゴリーではなく「柳」という特別なカテゴリーに入れられ目の保養に使われる）由紀にフラれた後はしばらく恋愛をする様子がありませんでしたが12巻からは桜とちょっと良い感じに。ただ由紀と同じく何を考えているのか分かりにくい性格なので今後どうなるか予想がつきません。
沢田ほのかの恋愛事情
初登場時に校舎から宮村の方を睨むように見つめており、とうとう堀さんにも恋のライバルが出現か？と思われましたが、ほのかが好きな相手は宮村ではなく堀さん。なぜそんなに好きになったのか詳しくは描かれていませんが、ほのか曰く宮村が好きになる前から堀さんの事が好きだったようです。2人が付き合っていると知ってからも間に割って入るなど、学年が1個下という事もあり2人の妹のような存在に。好きなのは堀さんですが困った時に頼るのはいつも宮村で、宮村とは本当の兄妹のような関係になっており堀さんを巡ってケンカは良くしますが宮村に亡くなった兄を重ねるシーンも見られます。
進藤晃一の恋愛事情
中学時代の宮村を助けた恩人的な存在で親友の進藤。中学時代から陽キャラで人気も高い進藤ですが、3巻で初登場した時は堀さんとの関係を羨ましがっており彼女はいなかった模様。見た目はイケメンでチャラい感じもしますが遊び人や浮気者というキャラでは無いので単純に彼女はいなかったようです。その後進藤は同じ学校の千佳と付き合う事に（進藤から告白して即OKを貰った様子）ただし進藤は出席日数が足りておらず留年しており、千佳の親にはあまり良く思われていないようで親公認の宮村を羨ましがっています。
「ホリミヤ」恋愛事情まとめ
ここまで「ホリミヤ」の恋愛事情に関して紹介してきましたがいかがだったでしょうか？どのエピソードをどれだけアニメでやってくれるかはまだ分かりませんが、主人公以外の恋愛事情にもぜひ注目してみてください！
