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【カイジ】カイジの中で登場した人生に響く圧倒的名言12選

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「カイジ」といえば、冴えない多重債務者のカイジが借金を理由に、帝愛グループが主催するギャンブルに巻き込まれていき、そこでギャンブルや勝負に関する才能を開花させていくというストーリーですが、この作品の中で注目したいのは、登場するキャラクター達が放つ名言ですよね。大金を得るか、破滅するかという中で行われるギャンブルでは、人間の本質的な側面や、緊迫した心理状態の中から、心に残る名言が生まれていきます。そんな名言の数々は私たちの心を強く打ち、人生にまで影響を与えることもあります。今回はそんな「カイジ」の中で、キャラクター達が放った名言を紹介していきたいと思います。

 

目次

1.「命はもっと粗末に扱うべきなのだ・・・!命は 生命は・・・ 丁寧に扱いすぎると澱み腐る・・・!」 兵藤和尊

こちらの名言は、カイジと利根川がEカードというギャンブルで勝負していた時に、カイジの自分の身を顧みない無謀な賭けに対して、賞賛をしたときに言った名言です。命を失うか、大金を得るかというギリギリの勝負をやっているカイジは、命のことは全く考えていません。こういったシチュエーションで常人であれば、普通は自分の身を第一に考えて保守的な戦術をとって、安全に利益を得ようとします。しかし、それではたとえ勝つことができたしても、ほとんど利益は得られません。人間大きなものをつかむためには、リスクを飲み込まなければなりません。そんなことを思い起こしてくれる言葉でもあります。命を粗末に扱って、思い切って飛び出したときに、人間はより生き生きとし、輝いて見えてきます。カイジも普段はダメダメの生活をしていますが、ことギャンブルになると、常人では考えられないひらめきをしますよね。命は大事にしようと、よく言われますが、リスクを冒さなければ勝利はつかめない、そんな当たり前のことを実感させてくれる名言です。

 

2.「金は命より重いっ・・・!」利根川幸雄

カイジの中で登場した2つ目のギャンブル「鉄骨渡り-ブレーメンロード-」にて、出場を渋る債務者たちを叱るように言ったのがこちらの名言です。金を得るために命を張ることに理不尽さを漏らしていた債務者たちに対して、利根川はこの言葉の続きに「我々は命を削って金に換えている」という社会の仕組みを言い放ちます。よく考えれば、金を得るために命を張る必要なんて全くないのは当然だとは思うのですが、しかし、私たちは仕事をして毎日ヘトヘトになりながらお金を稼いでいます。いうなれば、利根川の言う通り、命を削ってお金を稼いでいます。そう考えると「金は命よりも重い」という言葉に説得力が伺えます。よく命よりも大事なものはないとは言いますが、それはまやかしであり、現代社会ではお金を基準にすべてのものが動いているといっても過言ではなく、金のために命が軽視されている事例も数多くあります。

 

3.「明日からがんばるんじゃない…今日…今日だけがんばるんだっ…!今日がんばった者…今日がんばり始めた者にのみ…明日が来るんだよ…!」 大槻班長

地下強制労働施設へ連れて行かれたカイジ。日々の重労働と雀の涙程度の賃金しかもらえない環境の中で、金をためて地上に出れる外出権を購入しようともくろみます。しかし、班の中で催された売店の魔力に屈してしまい豪遊を繰り返し、貯金どころではなくなってしまいます。この姿を見て、大槻班長はこの言葉を残しています。よく「明日からやろう」「明日から頑張ろう」と先延ばしにする人は多いはずです。しかし、頑張り続けることができるのは、頑張り始めたものだけです。それを先延ばしにして、実現するわけがありません。重要なのは最初の一歩ということ、そして、1日1日をコツコツ頑張て行くことで、未来が開けてくるということを思い出させてくれる言葉ですね。

 

 

4.「奇跡なんて望むな!「勝つ」ってことは…そんな神頼みなんかじゃなく…具体的な勝算の彼方にある…現実だ…!勝つべくして勝つ…!」 カイジ

チンチロ勝負で大槻班長に大勝し、地上へ出る権利を得たカイジ、地上にいられる時間には限りがある中で、残りの借金を返済すべく、大金を得られるギャンブルを探します。その中で、出会ったのが坂崎のおっちゃんと、パチンコ沼です。坂崎のおっちゃんは自分が立てた沼攻略の算段が破綻してしまい、ヤケクソの中で、残ったお金を無謀なギャンブルですろうとします。それを止めたカイジがこの言葉を言います。成功を収めたり、勝負に勝つためには、そのための戦略が最重要であり、本番ではそれを粛々と遂行することが勝つために必要なことであることを教えてくれます。偶然や幸運などといった運否天賦に勝負の綾を任せてしまうのは、愚の骨頂といえるでしょう。勝利するための戦略の重要さ、勝つための道筋を描くことの必要性を思い出させてくれる名言です。

 

5.「今まで生きてきたすべてが丸ごと「本物」だったことを…!」 利根川幸雄

利根川たちがギャンブルに挑戦する債務者たちを見る中で言い放った言葉です。よくまだ自分の人生にはこれから面白いことが起きて、自分は想像できないぐらいの成功を収めるなどのような甘い希望を持ち、努力を怠る人がいますよね。そういった人が時間がたって、年を取ったときにはもう遅く、人生の時間は過ぎてしまっています。そして、気がついたときには、自分のこれまでの人生がまさに本番だったことに気がついても手遅れになってしまいます。どこか人生に真剣になれない、現実感もなく生きている人にはぜひ見て欲しい名言ですね。手遅れになる前に、一歩踏み出してチャレレンジすることで人生を生きることを思い出させてくれる言葉です。

 

6.「本当にすまないという気持ちで胸がいっぱいならどこであれ土下座ができる たとえそれが肉焦がし骨焼く鉄板の上でも・・・」 兵藤和尊

この言葉は消費者金融業で成長してきた帝愛グループの会長・兵藤和尊が言った名言です。これまで借金を踏み倒そうとしてきた人物を多く見てきた中で共通していた点として、金を借りる前は本当に済まなそうにするのに対して、借金の返済となると形だけの謝罪で、心には相手に対する憎しみさえ抱いている連中が多かったそうです。その中で、本当にすまないと思っていることを心の中ではなく、形にして示させようと考案したのが「焼き土下座」というシステムです。この言葉にもあるように、本当にすまないと想っているのであれば、どれだけ熱く燃えている鉄板の上でも土下座ができるというもので、謝罪というものに関して考えさせられるシーンとなっています。よく私たちも形だけの生ぬるい謝罪を何度も見てきました。しかし、その中に本当に謝罪の気持ちを持っていた人はどれだけいたでしょうか。焼き土下座はそういった部分に関してはわかりやすく、否応なく謝罪の意を示すことができいます。人生経験豊富な会長だからこそ言えた一言だといえますね。

 

7.「自分を救うのは…自分だけ…!」 カイジ

カイジがエスポワール号での「限定じゃんけん」に挑戦しているとき、序盤に船井に騙されてしまい窮地に陥ってしまいます。その時に、自分に言い聞かせるように言った一言です。ここまでのカイジは船井の言うがままに信用して、騙されてしまいます。つまり、自分の勝利を他人に丸投げしまっているのです。しかし、勝負において、自分を勝たせることができるのは、自分しかいません。なので、決して他力本願にならず自分で勝利までの道筋を見つけなければなりませんね。最後の最後で頼りになるのは自分だけです。常に意識しておかなければならない言葉です。

 

8.「胸を張れっ…! 手痛く負けたときこそ…胸をっ…!」 カイジ

カイジが兵藤会長とのギャンブルに敗れ、その痛手として指を切断しなければならなくなった時、普通であれば指を切り落とされる恐怖から、みっともない姿を露呈し、相手にやめてもらうよう哀願したくなってしまいます。しかし、カイジはそれをしません。どんなに負けても、どん底に落とされようとしていても、決して誇りだけは失ってはいけないというカイジの意地が伺えます。この誇りを失った時、おそらく次の勝利は見えなくなってしまうでしょう。負けたことをしっかりと受け入れ、次につなげるという勝負の鉄則を突き通そうとするカイジの意志を感じる名言ですね。

 

9.「変でいい、変でなきゃダメだ…狂ってなきゃ、逸脱してなきゃ悪魔は殺せない…!常軌を逸してこそ開かれる、勝ちへの道が…!」 カイジ

カイジと利根川がEカードの勝負をしているときに、カイジが耳を切断して、耳に取り付けられた心拍系を切り離すという奇想天外な戦術を実行します。このように常軌を逸した行為は、一見すると頭がおかしくなってしまったのかと思わせてしまいますが、これこそが重要なカモフラージュになっています。それによって、相手は惑わされますし、相手の動向がわからなくなります。自分が窮地に陥り、勝ちへの道が閉ざされかけたとき、それを打開するためには普通のやり方では、絶対に無理で、突破口を開くには常人では考えられない行動をしないといけないことを教えてくれる言葉です。

 

10.「人生は「勝たなきゃダメ」なんだ・・・っ!」利根川幸雄

エスポワール号に集められた債務者たちに対して言い放った言葉です。これまで人生を真剣に考えず、負け続けていた債務者たちに対して、勝利することの重要性を説いています。人生は色々な生き方がありますが、どのような生き方をしたとしても競争から逃れることは難しく、その競争に勝利することが人生を豊かにする唯一の道となります。そんな当たり前のことを強い口調で教えてくれる言葉です。この言葉を聞いて、今までの生ぬるい生き方を考え直した人は多いのではないでしょうか。

 

11.「折れた足をいじられると彼は痛いが…わしは痛まない…!」 兵藤和尊

「鉄骨渡り-ブレーメンロード-」を突破し、利根川とのEカード勝負を挑もうとするカイジの前に現れた兵藤会長。その近くには、1回目の鉄骨渡りで負傷した債務者たちがいます。その債務者に対して、会長は杖でケガをした部分を突きます。その時に言った言葉がこちらなのですが、この言葉が意味するのは、所詮人間は他人のことを理解することなど不可能ということです。信頼や友情、愛情などというあいまいな言葉で人は結ばれていますが、それも利があってこそ成立しているものが多いです。他人の気持ちは理解できない、理解できると思うことこそ傲慢であるという兵藤会長の哲学が見える言葉ですね。

 

12.「大詰めで弱い人間は信用できぬ…! つまりそれは管理はできても勝負のできぬ男… 平常時の仕事は無難にこなしても 緊急時にはクソの役にも立たぬということだ!」 兵藤和尊

カイジとのEカード勝負の大詰めで敗けてしまった利根川に対して、突き放すように言った言葉がこちらです。利根川はこれまでエリート街道を歩んできました。様々な競争において勝利を治め、今の地位を獲得してきました。しかし、そんな男でさえ、緊急時には何もできないということを表しています。普段、どんなに優秀でも組織の窮地を脱することができるのは、普段の優秀さではなく、咄嗟のひらめきであることが多いですよね。そういった優秀だけど指示待ちの人間は本質的に弱いことを見抜いている会長ならではの言葉ですね。

 

まとめ

カイジの中でキャラクター達が言い放つ名言の数々には、普段の渡したいの考え方や行動を思わず見直してしまうほどの、説得力がありますよね。人間の本質的な側面や、勝負に勝つということに関して、私たちの胸に深く突き刺さる言葉の数々を遺してくれるカイジは人生の教科書といっても過言ではないでしょう。皆さんもこれを読んで気になったら、ぜひカイジを読んでみてください。

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tachan1916

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