主人公のマイン。そのマインと行動を共にするルッツ。そしてそんな二人の面倒を見るお目付け役のベンノ。「本好きの下剋上」では中盤以降基本的にこの三人を中心に物語が進んでいきます。しかし本作にはそんなメインキャラ以外にも主人公たちをサポートする魅力たっぷりのサブキャラクターが多数登場します。そこで今回は主役級の三人ではなく、それ以外のキャラクターをご紹介していきます!
トゥーリ
最初に紹介するのはマインのお姉さんトゥーリ。マインは父親譲りの青い髪をしていますが、トゥーリは母親と同じくエメラルドグリーンの髪色をしています。トゥーリの良いところを上げるとすれば……まさに全部!見た目、性格、面倒見の良さ、全てにおいて完璧でトゥーリをヒロインにしても物語が出来るのではないか?と思うほどです。その非の打ち所がないトゥーリに対してマインも「トゥーリは私の天使」と言うほどでした。将来は針子として働くことを夢見ており、裁縫は得意なのですが……前世でも裁縫をしていたマインにはかなわず、子供っぽく拗ねてしまうところもありますがそこもまた可愛いところです。
エーファ
マインの母親で病弱なマインの事を大切に育てながらも厳しいところもあるしっかりした性格。マインの奇行に首をかしげる事もありますが、基本的に毎回起こすマインの不思議な行動にある程度の理解を示してくれています。(マインの目が虹色に輝いていたりしてもあまり気に留めずスルーする程)家が裕福ではないのでオシャレに気を使ったりしている余裕が無いのですがオシャレに興味が無いと言うわけではなく、マインが「簡易ちゃんリンシャン」(シャンプーのような物)を作ってトゥーリと髪をツヤツヤにした際には、マインが使ったお湯を捨てようとする手を止め自分を使用していました。
ギュンター
マインと同じ青い髪をした父親。普段は門兵の仕事をしており班長の職に就いています。生活は熱血系で猪突猛進なところもあり。しかし2人の娘にはべったりの親バカで事あるごとに大人げない姿を見せてしまいます。マインが他の男性を褒めたりすると相手が誰であろうが嫉妬して機嫌が悪くなり、分かりやすくマインがご機嫌取りでギュンターを褒めるとすぐに機嫌が良くなったりします。しかしマインの危機には相手が貴族であろうと戦い極刑も覚悟でマインを守ろうとするなど男らしいところが魅力的なキャラクターです。
オットー
マインの父ギュンターの同僚で文字をかいたり計算をしたりするのが主な仕事。「本を読む」という夢を持つマインにとって「文字の読み書き」は大きな一歩でありマインから文字の読み書きの先生になってほしいと頼まれます。マインが計算を出来るようになってからは助手としてマインに仕事を手伝ってもらい、その見返りに石筆(チョークのようなもの)を与えたりしていました。ギルベルタ商会のベンノは義理の兄であり、のちにマインとルッツがベンノと出会うきっかけとなります。もともとは旅商人をしていましたが結婚するためにすべての財を投げ売って市民権を得たほどの愛妻家です。
マルク
マインとルッツがギルベルタ商会へ商人見習いとして働き始めた際、基本的な面倒を見てくれているベンノの右腕的存在。細めた目が特徴でベンノとは真逆の紳士的な性格です。常に沈着冷静で頼りになる存在であり、ベンノと行動を共にする際も一歩下がった位置からしっかりとサポートします。
コリンナ
オットーの妻でベンノの妹。両親を失ってからはベンノに大切に育てられたため、心配性のベンノにより結婚後はギルベルタ商会の上でオットーとくらしています。若いながら針子としての腕前は一流でトゥーリのあこがれ的存在でもあり、マインが会いに行くと知った時トゥーリは羨ましがっていました。見た目やスタイルは言わずもがな……性格も柔らかい物腰で優しい雰囲気が漂っています。ただ自分と結婚するために旅商人を諦めたオットーには少し負い目を感じており、マインにオットーは門兵としてどんな様子か尋ねる一面も。それでもマインにしっかり商人をしていると聞かされ安心した様子を見せました。
おめかししたコリンナは超美人!それを見たオットーは……
もともと美人だったコリンナが簡易ちゃんリンシャンでおめかししたら超美人の出来上がり。部屋の外で待たされていたオットーがその姿を一目見た瞬間……突然マインに「何か用事を思い出さないか?」と分りやすい人払いを口にして、マインはお目当ての釘を大量に貰うと満足そうに帰っていき、そのあとオットーとコリンナは……どうなったのかは想像にお任せします(笑)
フリーダ
ギルド長の娘でマインと同じ病「身食い」の少女。身食いによりマインと同じく背格好は小さいですが中身は立派な商人!マインが作った髪飾りを始め、お菓子作りのレシピなど様々なものをマインから買い取り、いろんなものを生み出すマイン自体も欲しいと思いギルベルタ商会をヤメて自分の紹介で働かないかと誘ったりもします。この頃には既に貴族と愛妾となる事が決まっており、貴族街で店を開く事になっています。マインの事は友達としてとても気に入っており、何度もお茶会をしたりしています。
グスタフ
フリーダの叔父で紹介ギルドのギルド長。ベンノとは犬猿の仲で顔を合わせるたびに言い争いになります。夫が亡くしたばかりのベンノの母にすぐ後添えを紹介したり、恋人を亡くしたばかりのベンノに結婚相手として打診するなど……とにかくベンノにとっては天敵的な存在です。孫のフリーダと同じくマインに大きな興味を抱いており、ギルベルタ商会をヤメてうちに来ないかと誘います。(事前にそんなことになると知らされていたためマインも丁重に断りましたが)それでもマインに「ベンノさんには返しきれない恩がある」と言われても「そんな恩は自分が返す」などと言い最後まで食い下がりました。
フェルディナンド
アニメ第一話から登場し次回予告でも毎回登場する謎の男性。本格的な登場は物語終盤からで神官長として登場します。若いながら優秀で頭がよく、マインの魔力が暴走した際も身を挺して血を吐きながら暴走を食い止めます。その後マインの家族と話し合いで問題を解決し、のちにマインが神殿へ通い始めてからはマインの面倒を見る事になります。第一期ではそれほど出番はありませんでしたが、アニメ第二期では主要キャラとなってくるので要注目のキャラクターです。
神殿長
その名の通り神殿で一番偉い神殿長。立派な髭で温厚そうにも見えるのですが中身はまさに腐った貴族そのもの!マインの魔力と財力から勝手に貴族と思い込み丁重に扱っていたのですが、マインが両親を連れてきた際に貴族で無いと知ると態度が一変。偉そうな態度でマインをよこすように命令し、逆らう両親に対して極刑にすると言い放ちました。それを聞いたマインの怒りに触れ、最後はマインの魔力により心臓が持たず泡を吹いて倒れるのですが……マインが神殿に入ってからも何かと嫌がらせをしてきます。
カルラ
ルッツの母親で4人兄妹の肝っ玉母さん!サブキャラの中でも出番は少ないのですが、ルッツが家族の希望通り職人になるか自分のなりたい商人を目指すかという問題が起きた時、最初は反対していたカルラでしたが最終的にはルッツを応援する事になります。最初あれだけ反対していたカルラが最後には熱意を認めて応援するシーンは個人的に名シーンなのでサブキャラの中でも地味ですが是非カルラにも注目してもらいたいです。
サブキャラクターまとめ
ここまで「本好きの下剋上」に登場するサブキャラクターについて紹介してきましたがいかがだったでしょうか?個人的にはやはりトゥーリが大好きなキャラクターだったのでもっと出番が欲しかったです(笑)また、今回神官長はサブキャラとして紹介しましたがアニメ第二期では主要キャラとなる事間違いなしなのでぜひ注目して見てください。