『弱キャラ友崎くん』は学園ラブコメをテーマにしたライトノベルです。恋愛要素もありますが、主人公の一人の人間としての成長を描いた作品でもあり「このライトノベルがすごい！」でランクインするなど人気が高いです。来年にはアニメの第2期が放送されることで話題になっています。この作品にはヒロインが3人おり、それぞれ雰囲気や性格が異なる魅力的なキャラクターとなっています。今回は、3人のヒロインがどのような人物なのか、それぞれ紹介したいと思います！
物語のあらすじ
高校生の友崎文也は、人生は「クソゲー」だとする一方で、神ゲーである「アタックファミリーズ（略称：アタファミ）」でランキング1位に君臨する実力を持っていました。友崎自身、そのゲームを心から楽しんでいました。ある日、アタファミでランキング2位のプレイヤーとリアルで会うことになりますが、その人物は同じクラスでヒロイン的存在の女子、日南葵でした。彼女は自身の尊敬していたプレイヤーである友崎が、人生という「神ゲー」から逃げていることが許せず、人生というゲームに本気で向き合うように力説します。友崎と葵の間には不思議な師弟関係が生まれ、友崎は「リア充」になるべく、葵から与えられた課題を一つずつクリアしていく日々を送ることになりました。
日南 葵（ひなみ あおい）
本作の1人目のヒロインです。勉強ができる上に運動神経も抜群で、陸上の短距離でインターハイを目指すほどです。男女ともに好かれる才色兼備であり、まさに「パーフェクトヒロイン」です。実は、どんなことでもトップを目指す向上心を秘めている人物でもあります。勉強やスポーツだけでなく体格や歩き方、表情や姿勢まで、相手に良い印象を与えるための努力を怠りません。絵に描いたようなリア充ですが、友崎がハマっている「アタファミ」に熱中することもあります。友崎には人生というゲームを攻略するための指導をしており、友崎の生き方に大きな影響を与えた人物と言えるでしょう。
七海 みなみ（ななみ みなみ）
2人目のヒロインです。「みみみ」という愛称で親しまれており、クラスのムードメーカー的存在です。その一方で、強く自己主張することは苦手としています。日南葵と同じく陸上部出身で短距離走を専門としていますが、いつも2番であり、学校のテストでも2番止まりです。自分とは対称的に、何でもトップに輝く葵に対しては密かに劣等感を抱いています。今作のスピンオフ作品『七海みなみは輝きたい』では主人公を務めています。気になった人は是非チェックしてみて下さい。
菊池 風香（きくち ふうか）
3人目のヒロインで、読書が好きな物静かな人物です。特にマイケル・アンディが書いた本が好きでよく読んでいます。ちなみにマイケル・アンディとは実在する作家では無く、架空の人物です。本好きでお淑やかな性格から「図書室の天使」や「図書室の妖精」と呼ばれています。そのようなキャラクターである一方で、人間観察が得意であり、洞察力に優れています。また、大宮のハンバーグ屋でアルバイトをしています。風香が登場すると友崎のモノローグがファンタジー調になりますが、これは作者が読者を飽きさせないために、リズムを変えるという意図で行った工夫です。
3人のヒロインたちの紹介まとめ
作中に登場する3人のヒロインたちを紹介しました。どのキャラクターも魅力的で、実際にクラスに居たら、男女問わず皆から好かれそうですよね。しかし好かれるためにそれ相応の努力をしていたり、人知れず劣等感を抱いていたり、リア充も決して楽ではない、ということが分かるのがこの作品の見どころなのではないかと思います。第2期では、ヒロインたちのどのような活躍が見られるのか、今から楽しみですね！それでは今回はここまでです。読んで頂きありがとうございました。
