2023年夏に放送されるアニメ『Helck』は人間で最強の勇者たるヘルクが人類を滅ぼすために、魔族の代表を決める競争に参加するという導入で始まります。ヘルクは強くて優しい性格で、「人間滅ぼそう」なんて普通は絶対言わないキャラクターです。でも、言います。何故、ヘルクはそんな酷いことをしようとするのか？今回はそのヘルクの過去について触れていきたいと思います！
目次
- ヘルクの現在 人間を滅ぼしたい勇者
- ヘルクの過去その① 両親は死！弟と二人で王都へと逃げ延びる
- ヘルクの過去その② 弟クレスが病気で倒れ、奔走するヘルク
- ヘルクの過去その③ それから数年後、クレスは立派な兵士に
- ヘルクの過去その④ 新世界生物の出没
- ヘルクの過去その⑤ エディルと傭兵団との共闘
- ヘルクの過去その⑥ アリシアとの出会い
- ヘルクの過去その⑦ ヘルクとアズドラの出会い
- ヘルクの過去その⑧ やっぱ貴族ってクソだわ
- ヘルクの過去その⑨ 恐るべき計画
- ヘルクの過去その⑩ クレス救出作戦
- ヘルクの過去その⑪ 勇者殺し
- ヘルクの過去その⑫ クレスの死
- ヘルクの過去その⑬ ヘルクの怒り
- ヘルクの過去その⑭ 絶望
- ヘルクの過去その⑮ 絶望倍プッシュ
- ヘルクの過去その⑯ 魔界へ
- 【Helck】ヘルクの過去編まとめ
ヘルクの現在 人間を滅ぼしたい勇者
物語が開始した時点でのヘルクは人間でありながら、魔族の代表を決める大会に参加しています。しかも、何やら「人間が憎い」とか「人間滅ぼそう」とかなり物騒なことを言っています。しかも、人間の国では弟殺しの大罪人として指名手配されています。当のヘルクは強く優しくノリもいい善人で、本来はそんなことするキャラクターではないように見えます。一体、彼に何があったらそんなことになるのでしょうか？
ヘルクの過去その① 両親は死！弟と二人で王都へと逃げ延びる
ヘルクと弟のクレスは６歳の頃に魔物の襲撃により両親を失います。住んでいた村は滅び、ヘルクたちは一縷の希望を持って王都へと逃げ延びるのですが、貧富の差が激しい王都で二人は家畜以下のように扱われていました。ヘルクは貴族からの暴力から弟を庇い、ボロボロになった身体を超再生能力で回復させて何とか生き延びていました。王都での生活は地獄でしたが、外の世界はもっと危険なのでここで暮らすしかありませんでした。
ヘルクの過去その② 弟クレスが病気で倒れ、奔走するヘルク
そんなある日、弟のクレスが病気で寝込んでしまいます。過酷な生活と栄養失調がたたり、クレスは死を迎えようとしていました。ヘルクは雪の降る王都中を走り回りますが、誰一人として相手にしてもらえません。しかし、偶然通りがかった貴族の少女がクレスを助けます。それは少女にとってきまぐれに過ぎなかったのかもしれませんが、結果的にクレスは一命を取り留めました。そして、この日からヘルクとクレスの運命は大きく変わっていきます。
ヘルクの過去その③ それから数年後、クレスは立派な兵士に
クレスを助けた貴族の娘シャルアミは、王都でも有数の貴族ラファエド家の長女でした。病気が治ってからもシャルアミは二人に興味を持ち一緒に遊ぶようになり、二人に対する奴隷のような扱いも変わりました。クレスはこの国の現状が変わらないのは、魔物による脅威で人々から余裕がなくなっているのが原因だと考えていました。クレスはその日から自分を鍛え、１８歳になったときには若くして小隊長となり、人々の希望となるような強さを身に着けていました。
ヘルクの過去その④ 新世界生物の出没
クレスが英雄視され始めてから魔物たちはこれまで以上に発生し、王国はさらなる徴兵を敢行しヘルクも一兵士として戦いに参加します。そこでヘルクは強力な魔物たちと遭遇し、部隊はほぼ壊滅。その部隊の中には、翼の兵士として魔界を襲撃したエディルもいました。その魔物は魔族たちからも恐れられる新世界生物で、ヘルクは殿としてその場に残ります。しかし、ヘルクは激闘の末に新世界生物を倒してしまいました。
ヘルクの過去その⑤ エディルと傭兵団との共闘
エディルは国境近くの街の領主の息子で、王都へ兵を貸してもらえるように嘆願していました。しかし、部隊はほぼ壊滅し、失意の中街へと戻ろうとしていました。ヘルクは自分の力に気付き、自分なら街を救えるかもしれないとエディルを勇気づけ、街へと向かいます。街ではすでに魔物たちが襲撃していましたが、街に滞在していた傭兵団と駆けつけたヘルクの活躍により街の防衛に成功します。
ヘルクの過去その⑥ アリシアとの出会い
傭兵団のリーダー、アリシアはヘルクの強さを気に入り、ヘルクとエディルとともに街の防衛に当たるようになり、魔物の襲撃から街を守っていました。そしてその頃、人々の希望を背負ったクレスが魔王城への遠征に赴くことが決まります。民たちは魔王を倒せば、魔物の発生が抑えられると聞かされてそれを信じていましたが、実際にはそうではなく逆に魔物の発生を抑えていました。
ヘルクの過去その⑦ ヘルクとアズドラの出会い
クレスは魔王を倒して帰還するも大怪我を負ってしまいます。人々は魔物の脅威がなくなったと歓喜しますが、実際には魔物は減るどころか増えてしまいます。人々はクレスの出陣を求め、動けないクレスの代わりにヘルクが魔王城へと向かいます。ヘルクは魔王城でアズドラと出会い、魔物の発生は魔族が抑えていたことや、魔族と人間は共存できる存在だと聞かされます。
ヘルクの過去その⑧ やっぱ貴族ってクソだわ
魔王城から帰還したヘルク達は魔物の襲撃で疲弊した仲間たちと再会します。魔物の襲撃にあたり貴族たちが城門を閉めてしまったため、戦った者たちは撤退出来ない戦いを強いられたのです。さらに貴族たちは被害の大きさから魔族たちへのヘイトを煽り、その対処として人間を勇者として覚醒させる術を開発したと触れまわります。勇者として覚醒したものは強く、これまで苦戦していた魔物たちを難なく殲滅できるほどの存在でした。
ヘルクの過去その⑨ 恐るべき計画
勇者の誕生により国民たちは守られましたが、ヘルクは不安を抱えていました。そんなとき、クレスの遠征に同行した重歩兵総隊長ゼルジオンがヘルクを訪ねてきます。ゼルジオンは勇者の力の覚醒が、精神を破壊し自我を失い術者の命に従うだけの駒のとんでもない術で、勇者となれば奴隷以下の存在になることを告げます。しかも、貴族たちは貴族を除く国民全員にその術を施そうとしていることを暴露します。
ヘルクの過去その⑩ クレス救出作戦
クレスには国民を勇者に変えられる特別な力があり、その力と王の術式があれば計画は実行されてしまいます。クレスは意識のないままその計画に利用されていたため、ヘルク、ゼルジオン、エディル、アリシアはクレスを救出するための計画を実行します。
ヘルクの過去その⑪ 勇者殺し
国王は人間を意のままに操る術を持っていました。その術によってヘルクは操られたクレスと闘うことになります。アリシアの持つ剣、勇者殺しは勇者に対して致命的なダメージを与えられる武器で、切られたクレスは一時だけ自我を取り戻します。しかし、裏で全てを操っていた賢者ミカロスに勇者殺しを奪われ、ミカロスに切られたヘルクは致命傷を負ってしまいます。
ヘルクの過去その⑫ クレスの死
ヘルクはミカロスによって止めを刺されそうになりますが、正気に戻ったクレスがミカロスの首を羽飛ばします。クレスは王にも剣を突き立てますが、王は刺されてもなお死ぬことはなく再びクレスを術で支配しようとします。しかし、そのことを予期したクレスは自ら命を絶ってしまいます。
ヘルクの過去その⑬ ヘルクの怒り
クレスの死によって計画の頓挫を知った貴族たちは怒り、罵詈雑言を浴びせます。ヘルクは怒りのまま力を解放し、貴族たち全てを皆殺しにしようとします。しかし、アリシアの言葉で我に返り、そのまま意識を失ってしまいます。
ヘルクの過去その⑭ 絶望
ヘルクが目を覚ますと、そこに仲間は誰もいませんでした。ヘルク達は高額の賞金を懸けられ、仲間たちはヘルクを逃がすために全員が犠牲になってしまったことを聞かされます。それでも最後の希望を捨てず、ヘルクは走り出します。
ヘルクの過去その⑮ 絶望倍プッシュ
傭兵団のリーダーアリシアは捕まり、今にも処刑されそうになっていました。ヘルクはアリシアのもとに駆け付け、間一髪で救出に成功します。しかし、そこでアリシアの処刑を見物していた観客たちに異変が起こります。実は王たちの国民全員を勇者に変える計画は進んでいました。適性がないものは全員理性を無くした化け物となり、救出されたアリシアもヘルクの腕の中で勇者として覚醒してしまったのです。
ヘルクの過去その⑯ 魔界へ
かつての友も仲間も勇者となり、全員が敵となりました。ヘルクは決着を付けに王のもとへ向かいますが、そこには何故か生きていたミカロスが立ちはだかります。そしてヘルクは弟のクレスが半死半生のまま勇者化計画に利用させられていることを知りますが、ミカロスによって魔界へ転送されてしまいました。そして、物語は最初へと繋がり、ヘルクは人間を滅ぼすために魔王を決める大会に参加したのです。
【Helck】ヘルクの過去編まとめ
2023年放送予定のアニメ『Helck』の主人公、ヘルクの過去編について紹介してみました！人間を滅ぼすと物騒なことを言っていましたが、その理由はとてつもなく重く暗いもので、絶望倍プッシュみたいなものでした。でも、このエピソードは全体としては序盤のラストくらいにあたり、このエピソードだけでも衝撃ですが、これからさらに予想がつかない展開になっていきます！なので、続きはアニメで見て欲しいです！
