「本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んではいられません」は小説投稿サイト「小説家になろう」において、2013年から2017年まで連載されていた作品です。現在、アニメでも大人気な本作品ですが、今回は作品の作者さんや漫画家さんについてご紹介していこうと思います。
目次
原作・小説 香月美夜(かづきみや)さんってどんな人?①
作品原作は、小説家の香月美夜さんです。初出である「小説家になろう」にて、連載時はほぼ毎日投稿が当たり前だったそうです。また、香月さんは、この作品がデビュー作だそうで、連載から2年足らずでTOブックスから書籍化が決定されたことからも、当時からすごい人気作品だったことがわかります。そして出版された書籍は「このライトノベルがすごい!」単行本・ノベルズ部門において2年連続で1位を獲得し、さらに人気を博しました。
原作・小説 香月美夜(かづきみや)さんってどんな人?②
香月さんのプロフィールについては、年齢や顔写真などは非公開ですが、Twitterや「本好きの下剋上ふぁんぶっく」の情報で、ご結婚されており、お子さんの子育てが落ち着いたことで、以前していた執筆活動を再開したとのことでした。デビュー作ながら、作品の設定や世界観、物語の根幹である本作りの過程の描写などは特にこだわっているようで、その詳細は先ほど紹介したファンブックや「小説家になろう」のサイト内の設定集などで読むことができます。小説版は現在も「小説家になろう」のサイト内で全話、読むことができるのでアニメ版よりも詳しく「本好きの下剋上」について知りたい方は、ぜひこちらの方をチェックすることをおすすめします。
小説・イラスト 椎名優(しいなゆう)さんについて
この作品を書籍化するにあたり、表紙と挿絵のイラストを担当されたのが、椎名優さんです。椎名さんは、ライトノベルの作品の表紙・挿絵を数多く描いており、児童書やゲームのキャラデザなども描いているイラストレーターさんです。「本好きの下剋上」は、先ほど取りあげたように、絵柄のないWeb小説が原作だったので、そこへ後から世界観にあったイラストを描くことになります。書籍の表紙・挿絵共に、マインの表情や絵のタッチなどから、この作品がどんな作品なのかを見事に表現していて、マインの世界が文字通り、色鮮やかに表現されました。
漫画 第1部・第2部 作画 鈴華(すずか)さんについて
鈴華さんは漫画版の「本好きの下剋上」の第1部と第2部を描いている漫画家さんです。この世界に転生した少女マインの幼い表情や作品の土台となる街並み、第2部の神殿での様子など、この作品には欠かせないの導入部分を見事に表現されています。第1部は全7巻で完結しており、第2部も7巻で完結予定とのことなので、サクッと読めちゃう量ですね。また、「本好きの下剋上ふぁんぶっく」や公式コミックアンソロジーなどにも、鈴華さんの短編漫画が載っているので、興味のある方はぜひそちらの方もおすすめです。
漫画 第3部 作画 波野涼(なみのりょう)さんについて
波野涼さんは第3部の漫画を描いている漫画家さんです。漫画版では第2部はまだ連載中ですが、制作の関係で、同時進行で第3部がすでに出版されています。第3部では貴族の生活や貴族街の様子が、頻繁に登場するので、漫画ではどんな風に描かれるのか気になりますね。第3部のアニメが放送される前に、こちらの漫画版で予習したいという方は、細かい装飾や建物の造りなどにも注目してみてはいかがでしょうか。
漫画 第4部 作画 勝木光(かつきひかる)さんについて
勝木光さんは第4部の漫画を描いている漫画家さんです。アニメ化もされた人気漫画「ベイビーステップ」を描いていた方で、その印象が強いのではないでしょうか。本格テニス漫画を10年も連載されていた方ということもあって、第4部はより漫画の濃淡がはっきりとしている印象を受けました。物語も後半に差し掛かり、マインの頑張りや新たな試練がより強いインパクトをもって、描かれています。
まとめ
いかがだったでしょうか。意外にも「本好きの下剋上」に携わっている方々は、この作品で有名になった人が多く、そうとは思えない完成度に驚いたのではないでしょうか。また、香月先生はデビュー作にして、いきなりの書籍化、コミカライズ、アニメ化とますます人気が加速していることがわかりますね。「小説家になろう」では他の短編作品も掲載されているので、気になる方は是非そちらもチェックしてみてください。