あらすじ
出典: 夏目友人帳 ©緑川ゆき・白泉社／「夏目友人帳」製作委員会
夏目貴志は、生まれてすぐに母を、小さい頃に父を亡くし親戚の家を転々とし生活かつしていました。そんな貴志には、ほかの人には見えない「妖」が見え、見えない親戚等か「気味の悪い子」や「嘘つき」とされ、疎まれていました。そんな貴志を、遠縁の葬儀で見かけた、現在の居候先の藤原家の主人である藤原滋に引き取られ、藤原家のある田舎町に引っ越してきます。その地はかつて、亡くなった母方の祖母・レイコが住んでいた地であり、レイコと勘違いをした妖に追い掛け回されてしまいます。その際、逃げ込んだ神社で結界を切ってしまいます。そこに封印されてのがニャンコ先生です。「お前、夏目レイコじゃないか？」と言われ、レイコと勘違いされ妖に追い掛け回されていたことに気づきます。ニャンコ先生に「友人帳を知っているかい？」と問われ、祖母の遺品の中にあったことを思い出します。
「小さい頃から時々変なものを見た。」
出典: 夏目友人帳 ©緑川ゆき・白泉社／「夏目友人帳」製作委員会
『小さい時から時々変なものを見た。それはおそらく妖と呼ばれるのの類』この「夏目友人帳」は、このナレーションから始まります。幼い頃から妖力がの強く、妖を見る夏目貴志は、その言動から「嘘つき」とされ、気味悪がられ親戚の家を転々とするようになります。
友人帳って？
出典: 夏目友人帳 ©緑川ゆき・白泉社／「夏目友人帳」製作委員会
この話の主軸となるのが『友人帳』です。貴志の祖母・夏目レイコが、作ったもので生まれつき妖力が強かったレイコは、出会う妖に勝負を挑み負かせた妖に名前を書かせ集めて作られたものでした。現代で言う「契約書」のようなもので、友人帳を持つものに名前を呼ばれると逆らうことはできないとされています。そのもの自体は非常にデリケートな物で、文字が傷付くと、名前が書かれている妖も傷付くとされています。また、祓い屋の中では、妖の「本名」で契約することは、ただの言葉にすら逆らえなくなるため禁術とされています。
ニャンコ先生との出会い
出典: 夏目友人帳 ©緑川ゆき・白泉社／「夏目友人帳」製作委員会
妖から追われ逃げ込んだ神社で、祠の結界を切ってしまいます。祠の中から出てきた招き猫に笑ってしまいますが、それが、大妖である斑を招き猫を依り代に封印していたものでした。それがニャンコ先生との出会いです。
ニャンコ先生との貴志の関係
出典: 夏目友人帳 ©緑川ゆき・白泉社／「夏目友人帳」製作委員会
簡単に言うと『用心棒』です。もともとは、「友人帳」を狙っていました。ですが、結界を破ってもらった恩義として『用心棒』を申し出ます。その際、「もし俺が途中で命を落としたら友人帳は譲る。」という約束のもと正式に用心棒となりました。
「我を守しものよ、その名を示せ」
出典: 夏目友人帳 ©緑川ゆき・白泉社／「夏目友人帳」製作委員会
祖母・レイコのやり残したことをしてあげたいと、名前を返したいと先生に伝えます。初めて妖に名を返す際に「相手の姿をイメージし、念じろ」と斑に言われ「次に必要なのは唾液と息。血縁のお前ならやれる。契約書を破って咥え、両の手を強く打ち合わし集中しフッと息を吐く」この通りに事を行い、『名前を返す』ことに成功します。そこからたくさんの妖に名前を返し始めました。また、名を返すことにより、祖母・レイコとその妖との思い出に触れることができます。
まとめ
出典: 夏目友人帳 ©緑川ゆき・白泉社／「夏目友人帳」製作委員会
いかがだったでしょうか。名前を返すことにより、ほとんどの人が覚えていない祖母・レイコに触れることができる。そしてその妖はみんなレイコのことを好きだったり嫌いだったり様々です。でも、貴志はそれをレイコのやり残したこととして行いたいと強く思ういます。アニメの中では、さまざまな妖が出てきて、その妖とのエピソードにほっこりしたり、涙したりすることができると思います。そのあたりも観ていただきたいと思います。
