「岸辺露伴は動かない」はジョジョの奇妙な冒険4部「ダイヤモンドは砕けない」に登場するキャラクターで、岸辺露伴を主人公に据えたスピンオフ作品です。岸辺露伴は動かないはジャンプで不定期に掲載されたり、ネット上での発表だったり、少女漫画誌に掲載されるなどした作品ですが、今年の1月には実写ドラマでも話題となりました。そんな「岸辺露伴は動かない」「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの作者である荒木先生について紹介したいと思います!
目次
荒木飛呂彦先生のデビューはいつ?
デビューは1980年の「武装ポーカー」で第20回手塚賞に準入選したことでデビューを果たします。作品の投稿自体は16歳のときから行っており、その理由は同い年のゆでたまご氏がジャンプでデビューしたからという「バクマン。」みたいな理由で投稿を行っていました。それから「魔少年ビーティー」「バオー来訪者」の短期連載を経て、1987年より「ジョジョの奇妙な冒険」を連載し、それから現在まで「ジョジョの奇妙な冒険」は8部まで連載が続いています。
唯一無二の作品!!荒木飛呂彦先生の作風ってどんなの?
ルネッサンスに代表される芸術作品のようなデザインで独特な小回りや効果音が他に類を見ないほどに特徴的な作風です。かの有名なジョジョ立ちなどのポーズもイタリアのルネッサンス美術に大きく影響を受けているとのこと。キャラクターの設定に関しては漫画を描くうえで最も重要視していることで、家族構成や所属する組織、趣味など事細かに設定を考えており、それはキャラやストーリーの破綻を防ぐためだとしています。
頭脳戦に力を入れた作風
今となっては珍しくもなんともありませんが、当時としては頭脳で相手を出し抜く頭脳戦を取り入れた作品は革新的と言っていいものでした。当時はただただ力で敵を捻じ伏せるような単純明快な作品が多く、その中でジョジョの戦いの中で駆け引きやトリックを使って相手を出し抜くという斬新な作風は漫画界に大きな影響を与えました。「嘘喰い」なんかは一目で見て分かるくらい影響されていると分かります。
能力バトルもジョジョがルーツ!?スタンドなどの異能力バトルのパイオニア
今となっては珍しくもありませんが、キャラ毎に個別の能力をもった異能バトル作品のルーツともいえる作品です。スタンド能力のような個別の特殊能力を題材にしたゲームやマンガなどの作品は数多く存在しますが、当時の作品としては非常に珍しかったのです。「幽遊白書」や「ワンピース」なども、辿ってみればジョジョの影響を受けているのかもしれません。なお、「ストリートファイター」シリーズのローズなど、明らかに元ネタがそれっぽい作品もあります。
波紋使い?全く老けない荒木飛呂彦先生
荒木先生は2020年に還暦を迎えました。しかし、その見た目は25歳の頃から変わっていないと言われています。実際の写真を見てみると、とても還暦を迎えたとは思えない姿をしています。ジョジョの第二部には主人公たちの師匠としてリサリサというキャラクターが登場します。リサリサは見た目20代後半の美人ですが実年齢は50歳で、その若さを保っている理由は波紋の呼吸法を会得しているからとされています。なので、荒木先生も『波紋使い』とか『吸血鬼』だという噂がささやかれています。
規則正しい荒木先生
荒木先生は年をとっても見た目が変わらないことで有名ですが、自分自身では老いを感じているそうで、漫画家とは思えないほどに規則正しい生活を送っているそうです。週刊連載の漫画家と言えば、徹夜は当然のことで体調を崩して再起不能になる漫画家も出るなか、荒木先生は決まった習慣を崩さず、徹夜もしていないそうです。それでも原稿を落としたことは一度もないとか。
荒木飛呂彦先生の作品、ジョジョシリーズの紹介!
ジョジョの奇妙な冒険『ファントムブラッド』
ジョジョ最初のエピソード。ジョースター一族と宿敵ディオ・ブランドーとの親子三代に渡る戦いの始まりです。イギリスの貴族のジョージ・ジョースター卿の息子ジョナサン・ジョースターと、貧民街出身の少年ディオ・ブランドーとの『石仮面』を巡る因縁の物語。石仮面により吸血鬼と化したディオと、ディオを倒すために波紋を習得したジョナサンとの死闘を描く物語です。
ジョジョの奇妙な冒険『戦闘潮流』
ジョジョ作品の二作目。主人公はジョナサンとエリナの息子ジョセフ・ジョースター。ファントムブラッドから50年後の1938年が舞台で、前作にも登場したスピードワゴンが見つけた大量の石仮面と「柱の男」を発見したことから物語は始まり、柱の男たちと波紋を受け継いだジョセフたちとの戦いを描いています。戦いが終わったその50年後、舞台はひとまず日本へと移ります。
ジョジョの奇妙な冒険『スターダストクルセイダーズ』
ジョジョ作品の三作目。ジョジョの中で最も有名と言える作品で、スタンドの概念が登場したのも今作から。親子三代にわたるジョジョとディオの因縁を決着させる物語で、ジョセフの孫の空条承太郎が主人公です。
ジョジョの奇妙な冒険『ダイヤモンドは砕けない』
ジョジョ作品の四作目。岸辺露伴も今作のキャラクターで、舞台は日本のM県S市の杜王町。主人公はジョセフの不倫によって生まれた隠し子の東方仗助。普通の高校生である広瀬浩一が語り手となり、スタンド使いを意図的に増やすことが出来きます。『弓と矢』そして杜王町に潜む連続殺人鬼との対決を描いています。
ジョジョの奇妙な冒険『黄金の風』
ジョジョ作品の五作目。主人公がジョジョ一族ではなく、その宿敵であるディオの息子のジョルノ・ジョバァーナです。イタリアを舞台にギャングスターになるという夢をかなえるべく、ギャング組織パッショーネでの活躍や争いを描いています。
ジョジョの奇妙な冒険『ストーンオーシャン』
ジョジョ作品の六作品目。無実の罪で投獄された空条承太郎の娘の空条徐倫とその仲間たちによる脱獄とその背後に潜む陰謀を巡る物語です。ディオ亡き後も続いてきたジョースター一族の因縁に終止符を打つ内容となっています。
ジョジョの奇妙な冒険『スティール・ボール・ラン』
19世紀末のアメリカを舞台に6,000kmにも及ぶ北アメリカ大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」の参加者たちとの過酷なレースと人間ドラマを描いた作品です。過去作品とはパラレルワールドとされています。
ジョジョの奇妙な冒険『ジョジョリオン』
スティール・ボール・ランから120年後の日本。2011年3月11日に起きた大地震の地殻変動により出現した「壁の目」より発見された少年は東方定助と名付けられました。その後、物語は万能薬となる果実ロカカカの実を巡る戦いとなる物語です。
【岸辺露伴は動かない】作者荒木飛呂彦先生まとめ
ジョジョシリーズの作者である荒木先生についてまとめてみました!ジョジョは謎の多い作品ですが、一番の謎は作者自身なのかもしれませんね!