2021年1月から遂にアニメ二期「五等分の花嫁∬」が始まります。一期では原作の人気も相まって物凄い人気でしたよね。皆さんの周りにも「五等分の花嫁」のファンが多くいるのではないでしょうか?今回はそんな「五等分の花嫁∬」が始まる前にチェックしておきたい一期や原作漫画などの小ネタや豆知識を簡単にまとめて紹介したいと思います。漫画・アニメを語る上でどのキャラクターが一番好きなのか?や作画がおかしくて面白いところがあったなどの情報は非常に役に立つので、同じ同作ファンの人と熱く語り合いたいと思っている方はぜひこの記事をチェックしてみて下さい。
一番人気は三玖
「五等分の花嫁」といえば、なんと言っても同じ顔なのにそれぞれが強烈な個性を持っている魅力的なキャラクター達ですよね。皆さんはそんな魅力的なキャラクターの中で誰が一番好きですか?私はもちろん、らい...ではなく四葉だと思うのですが数多くある「五等分の花嫁」の人気キャラクターランキングで常に一番手にあがっているのは三玖なんです!!
恋には奥手な応援したくなるヒロイン
三玖と言えばやはり、自分の感情に正直な二乃とは裏腹で自分の感情になかなか正直になれないおとなしいキャラクターというイメージがありますね。自分の感情をなかなか表に出すことができないキャラクターだからこそ、風太郎に対して勇気を出してアプローチを仕掛けるシーンを観た際は思わず「頑張れ!!」と応援したくなりますよね。三玖の気持ちになかなか気づかない風太郎と失敗する度に落ち込みながらも周りに励まされながら、次第に成長していく三玖に心を奪われる人も多いようです。
最後には思いが伝わる!!
作中では風太郎のことを誰よりも先に意識していた三玖ですが、自身の奥手な性格や風太郎の超ド級の鈍感さも相まり、なかなか風太郎に好意を伝えることが出来ませんでした。おまけに物語が進むにつれ、二乃や一花などの競争相手が増え積極的にアプローチをする機会が少なくなってしまいました。我々読者からしてみればやはり、一番初めに風太郎に好意を持った三玖にどうしても肩入れをしてしまい、毎回三玖が失敗する度にもどかしい思いをしてきましたね。しかしそんな三玖ですが、さすがの超ド級鈍感の風太郎は次第に三玖の気持ちに気づいていき、最終的に風太郎に自身の想いを伝えることに成功しました。
判官贔屓したくなる!!
長い苦悩の末ようやく風太郎に想いを告げることができた三玖ですが、風太郎は三玖ではなく四葉を選んでしまいます。しかも、一番初めから風太郎が好きだったという三玖のアイデンティティーまでもが、まさかの「昔、四葉と風太郎は会っていて、その頃から四葉は風太郎の事が好きだったが今までは風太郎にその事を打ち解ける事が出来なかった」という設定で四葉に奪われることとなってしまいます。しかしそんなかわいそうなキャラクターだからこそ、我々読者は思わず判官贔屓したくなるのではないでしょうか?誰よりも苦労して頑張っていたけどそれが報われなかった不運のキャラクターという設定は風太郎に結ばれることがなかったから生まれたもので、その設定があったからこそ人気投票でもついに上位になれていると考えるとなんだか皮肉ですよね。
一期は作画がおもしろい!!
一期が放送されて、人気に拍車がかかったとも言えるこの作品ですが、一部のアニメファンたちの間では「作画がひどすぎる!!」ということで逆に話題になっています。私自身も確認してみましたが、確かにキャラクターの顔が大きく歪んでしまったり、五つ子達が揃っているはずなのに全員が全く同じ方向を向いてなかったりと「なんだこれは...」と思わず思ってしまうシーンがあったのは確かです。
でもそこが逆におもしろい!!
ただ「五等分の花嫁」の場合は他のいわゆる作画崩壊アニメとは異なり、全てが全てダメダメの作画ではなく一部の作画が乱れてるといった具合ですので、正直意識してみなければそこまで気にならない程度だと思います。逆に意識して見てみると「あ、ここの作画ちょっと面白いな」と発見できるので、むしろ最近のCGアニメーションにはない手書きのアニメーションならではの独特な面白さだと思います。一期をもう一度一から見る際は、隠れミッキーを探すような気持ちで作画崩壊を楽しんでみてはどうでしょうか?
二乃に何かあるのか?というぐらい二乃が酷くておもしろい!!
本作の作画崩壊の面白いところは五つ子達全員が平等に作画崩壊したのではなく、五つ子達の中でも特に二乃の作画が安定しておかしいというところにあります。人気の一花や三玖、四葉は安定していて、特に一番人気の三玖に関しては一からチェックしてみてもおかしい作画がほとんどなく、むしろ非常によく描かれています。ところがこれが二乃になった瞬間多くの作画崩壊が見られるのです。制作陣の中には二乃に特別強い何かを持つ人がいるのでしょうか?と思ってしまうくらい二乃の作画では思わずクスリと笑ってしまうような作画崩壊が山積しています。
作画崩壊を楽しむなら二乃!!
上記で記載したように、本作をさらに楽しく視聴するのであれば二乃に注目しながら視聴することをお勧めします。二乃の場合、どれもこれも秀逸な、クオリティーの高い作画崩壊となっているので、飽きる事はないと思います。先ほども説明しましたが、作画崩壊は決してアニメーションとしてダメな要素ではなく、むしろ制作陣が一人一人手書きで作業をしてくれているという証でもあるので、むしろ作品の味につながると思います。近年登場したフルCGアニメーションのように完璧な図形を作って、その上から肉付けをして撮影をしているというアニメーション作品では、どの方向から見ても形が一定のため、主人公の心情や周りの状況によって、キャラクターの姿かたちをちょこっと変えるという、高度な映像表現をすることができなくなってしまいます。逆に手書きのアニメーションではその場で少しずつキャラクターの姿かたちを変えることができるので、より自由度の高い表現をすることができるのです。作画崩壊はそのような高度な表現をする上でのどうしても避けることができない代償でもあるので、少し大目にみるか、逆に作画崩壊を見つけて楽しんでいただけたらと思います。
作者春場ねぎ先生のもう一つの代表作品「灼熱のカルマ」
「五等分の花嫁」作者の春場ねぎ先生といえば最近出てきた若手漫画家というイメージがあると思いますが、「五等分の花嫁」を連載する以前に『週刊少年マガジン』で「煉獄のカルマ」という作品を連載されていたのはご存知でしょうか?
まさかの能力バトルもの!!
「五等分の花嫁」のヒットもあって、春場ねぎ先生といえばラブコメ作品とイメージが強いですがなんとデビュー作の「煉獄のカルマ」は能力バトルものなんです!!実は春場ねぎ先生は元々能力バトルものを描きたいと思われていたようで実際、デビュー作は能力バトルものの「煉獄のカルマ」だったんです!しかし、能力バトルものでは自身の満足のいくような作品を仕上げることができなかったようで、その後恋愛がテーマの作品「五等分の花嫁」を描くことになったそうです。
「煉獄のカルマ」もめちゃめちゃおすすめな理由
「五等分の花嫁」で一躍人気漫画家となった春場ねぎ先生ですが、残念ながら「煉獄のカルマ」の評価はあまり高くないようです。設定が複雑にもかからず、あまりにテンポが早いので伏線に気づけなかったり、そもそも内容をうまく理解することができずになんだかよくわからないまま読み終えてしまったと言う声も多々上がっています。しかし私はあえて「五等分の花嫁」を本当に楽しみたいのなら、春場ねぎ先生のでデビュー作の「煉獄のカルマ」を読んでおくべきだと思います。理由としては、能力バトルもの「煉獄のカルマ」からラブコメ「五等分の花嫁」ではどのような工夫を行ったのか調べることができる点や何より展開がスムーズなので、「五等分の花嫁∬」が始まるまでの間予習のような感じで、ざっと読むことができる点が挙げられます。春場ねぎ先生はまだデビューして間もないため、出回っている作品が少なくどの漫画家よりも少ない労力で彼の作品全てを読破することができます。漫画家の作品を全て把握した上でアニメを視聴できるなんていう機会は滅多にないので、この機会にぜひ読んでみてはどうでしょうか?
【五等分の花嫁∬】がもっと面白くなる小ネタと豆知識を一挙紹介まとめ
いかがだったでしょうか?「五等分の花嫁」は可愛らしい女性キャラクターがたくさん登場してくるので、ついつい何も考えずにぼーっとしながら見てしまいたくなる作品ですが、原作の春場ねぎ先生は元々能力バトルものを目指されていたということもあって、非常に多くの伏線やテーマをはらんでいる奥深い作品となっています。テーマだけでなく、今回記事で紹介したような多くの魅力がこの作品にはあるので話題に絶えないですよね!!物語として完璧に面白いだけでなく、ちょっと面白い作画崩壊があったり、作画崩壊がなぜか二乃だけだったり、調べてみればみるほど面白い内容がたくさんある作品となっていますので、二期の「五等分の花嫁∬」を見逃すことができないというのはもちろんのこと、二期が終わった後ももう一度見返してみたくなる作品なのではないでしょうか?いずれにせよ、春場ねぎ先生の次回作にはさらなる期待をしたいですよね!!まさかの能力バトルものだったらとても面白いと思います!!