大人気少女漫画「ちはやふる」。競技かるた部で青春を送る、高校生たちの物語です。熱い展開や恋愛模様に、心打たれること間違いありません!アニメも第2期まで制作され、実写映画化も広瀬すずさん主演でかなり話題になりましたよね。また、もうすぐアニメの第3期も放送されるということで、ますます注目が集まっているんです。そこで今回こちらの記事では、「ちはやふる」のキャラクターのひとりである、猪熊遥(いのくまはるか)について紹介します!高校生が数多く登場する「ちはやふる」のなかでも、彼女はなんと二児のお母さん!なのです。いったいどのようなキャラクターなのでしょうか。さっそく見てみましょう!
猪熊遥とはいったい、どんなキャラクター?
年齢は34歳。家族構成は夫と、息子2人で、名前は暉(あき)と迅(じん)。妊娠中でした。なんとクイーン4連覇を記録したかるた七段であり、女性カルターで4年連続世界1位という記録の持ち主。これだけでも、ただならぬ人物であるということがよくわかりますよね。
高砂会所属のA級選手
クイーン四連覇の際の挑戦者が、現在は猪熊遥の親友である桜沢翠でした。彼女を「最強の挑戦者」にとどめておいて、一度もクイーンにしなかったという強者ぶり。かなりの実力者であることがわかります。
見た目はこんな感じ
くりくりとしてぱっちりした、非常に大きい目が特徴的です。ちなみに、コンタクトの扱いが雑だということでドクターストップをかけられ、クイーン戦予選ではメガネを着用していました。また性格についてはかなりあっけらかんとしているようで、試合会場にかかわらず授乳をはじめてしまったりなど、突拍子のないところもあります。
子供とかるた、どちらが大切?揺れ動く猪熊遥
母親になっても、まだまだ現役でやれるということを証明するため、猪熊遥はクイーン位への復帰を目指しました。そこで、富士崎高校を練習場所に選んだのです。しかしもうそこは、自分の知っていたかるたの世界とは違っていました。高校生たちが熱く激しく戦う場面に、猪熊遥は年齢の差を感じてしまいます。
敵として、甘く見られている?
高校生のパワーに思わず圧倒されてしまった猪熊遥。そこに彼女は、埋められない年齢の差を感じてしまったのです。かつて最強といわれたクイーンでも、こういうことがあるのですね。ちなみに、猪熊遥の旧姓は「千原」でした。そのため「ちは」からはじまる「ちはやぶる」の札は得意札で、自分の名前がついているということでこだわりがあったのです。しかし今ではそれは、千早の得意札です。自分が現役で活躍し、クイーンの座に輝いたときには、世界の競技かるた選手が自分に注目していたのです。しかし現在は、自分の旧姓ですら誰も知らないという事実に愕然としてしまいます。かつて自分が活躍していた場所はどこにもないと、途方に暮れ、孤独感を味わうことになってしまいました。
子供とかるた、どちらをとるのか?
猪熊遥がもっとも揺れ動く場面が、「子供とかるた、どっちをとるのか?」という問題です。これはけっこう、重要な問題なのではないでしょうか。もともと猪熊遥は、「感じ」の天才として、かるた界では知られていたのです。しかしその「感じ」も、年令によってだんだん衰えてきてしまいました。しかもそのいっぽう、かるたの練習をしたり、大会に出たりしていると、小さい子供を十分にみることができないというジレンマも抱えています。昔のようにかるたにすべてを欠けることのできない状態で、それでもなお、子どもたちを差し置いてかるたを続けていてもいいのかと、彼女は戸惑います。しかしそんな葛藤の中で彼女が気づいたのは、家族がいることの強みだったのです。夫は試合中に子供をみてくれているし、子供は自分のことを応援してくれているのです。家族がいることは思い切りかるたへ打ち込むことのできない重荷ではなく、実は大きな強み、自分だけの特権だったということに気がついたのでした。こうして視点が変わった猪熊遥は、葛藤をひとつこえ、また強くなっていくのです。
ただの「敵キャラ」じゃない!猪熊遥の魅力って?
作中では一応「敵キャラ」扱いの猪熊遥。しかし彼女には、ただの敵キャラではおわらない大きな魅力があるのです!
育児中お母さんの葛藤に思わず共感
「ちはやふる」は幅広い世代の方に愛されている作品です。なかでも猪熊遥は、彼女と同じような立場のお母さんたちに強く刺さったキャラクターのようでした。いろんな葛藤をのりこえ、かるたに奮闘する彼女をみて、思わず勇気をもらったお母さんがたも多いようです。育児中のお母さんだって、育児以外をがんばってもいいんだ、と、すとんと落ちる瞬間ですよね。まんがやアニメが私達に勇気をくれる瞬間ってたくさんありますが、猪熊遥は特に同じようなお母さん世代に刺さったというのが印象的でした。
名言が素敵!
「示したい。全盛期はこれからだって」という、猪熊遥の有名な名言があります。かつてクイーンの座に輝いた猪熊遥でしたが、そのときよりもなおいっそう強くなりたいという覚悟がよく現れている言葉だと思います。すごく素敵ですよね!年齢のこと、家族のこと、言い訳しようと思えばいくらだってできます。しかし猪熊遥は結局最後にそれを選択せず、せいいっぱい戦うことにしたのです。もう、かっこよすぎますよね。
【ちはやふる】キャラクター!猪熊遥の紹介まとめ
以上が「ちはやふる」のキャラクター・猪熊遥に関する紹介まとめでした!作品内ではいわゆる敵キャラ的な立ち位置の彼女。しかし「ちはやふる」は、味方キャラにも敵キャラにも魅力が満載だから面白いですよね!じっさい猪熊遥もかなり魅力的なキャラクターで、ファンに強い印象を残したのではないでしょうか。「もっといろんなエピソードが気になる!」という人は是非、アニメ新シリーズや原作をチェックしてみてくださいね。以上、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。