2006年から「週刊ヤングジャンプ」で人気漫画「キングダム」の連載が始まりました。アニメ、ゲーム、実写映画、とメディアミックスされるほどの人気の本作品ですが、その作者さんはどんな方なのでしょうか?そこで、今回は作者・原康久(はらやすひさ)さんについて、学歴やデビュー作、アシスタントの方などを解説していきたいと思います。
作者・原康久さんってどんな人?
佐賀県出身の原康久さんは、大学時代に漫画化を志したようで在学中に投稿した漫画が、第36回ちばてつや賞ヤング部門期待賞を受賞するなど、その才能は学生時代からあったようです。しかしすぐにデビューすることなく、一度社会人として働いていたそうで、3年間働いた後、1999年に「於兎松(おとまつ)」という作品で「別冊ヤングマガジン」から、漫画家デビューしました。そして初連載作品として、2006年「キングダム」が「週刊ヤングジャンプ」が連載開始されました。
「キングダム」について
「キングダム」連載時、原先生は31歳だったそうで、3年間の社会人経験が本作品に生かされているとご本人が語っていました。仕事仲間と少人数のチームを組んだり、良い上司に恵まれたり、といった経験が「キングダム」に登場するの伍(ご)と似ていたり、尊敬できる大将軍の姿に反映されているそうです。今でこそ人気作品の「キングダム」ですが、連載当初は人気が低かったようで、ご本人も悩んだと仰っていました。
師匠は井上雄彦先生!?
「週刊ヤングジャンプ」での連載が決まった原先生は、編集部の意向により、「SLAM DUNK」の作者、井上雄彦(いのうえたけひこ)先生の下で4か月間、修業することになります。「キングダム」の人気がでなかった時に、「信の目の大きさ」について指導を貰ったようで、漫画でも4巻辺りから信の目が大きく、力強くなっているのがわかりますね。現在でも井上先生とは仲が良いようで、一緒にバスケをした情報などが見つかりました。
アシスタントも有名漫画家揃い!?
原先生もそうでしたが、ちばてつや賞を受賞した新人漫画家の先生たちは、マガジンで連載されている先生へアシスタントにつくことが多いようです。そんな原先生のアシスタントには、有名漫画家の方が多く、「東京喰種トーキョーグール」の石田スイ先生や「群青戦記グンジョーセンキ」の笠原真樹(かさはらまさき)先生、「リクドウ」の松原利光(まつばらとしみつ)先生、「満州アヘンスクワッド」の鹿子(しかこ)先生などがいらっしゃったようです。このような師弟関係があるのも漫画家さんたちの特徴ですよね。
メディアミックス情報
そんな人気作品「キングダム」ですが、これまで幅広いメディア展開がされてきました。漫画は2022年4月現在、15周年を突破し、64巻まで出ています。アニメは2012年に第1シリーズが放送され、2022年4月からはアニメ第4シリーズが放送決定しているほど、アニメ人気も高いことがわかります。また、2022年7月には実写映画の第2弾が公開予定ということで、ますます「キングダム」の勢いが加速していることがわかりますね。
まとめ
いかがだったでしょうか。人気作品「キングダム」の作者・原康久先生について解説してきました。意外な漫画の師匠だったり、豪華な歴代アシスタントの方々など、驚いた方も多いのではないでしょうか。漫画ではお話の間のページなどで、原先生の近況やアシスタントさんとのエピソードなどもよく載っているので、ぜひそちらもチェックしてみてください。また、原先生は「火曜サプライズ」や「情熱大陸」などでテレビ出演もされているので、仕事場や実際に漫画を描いているところなどを詳しく知りたい方はぜひそちらの方もご視聴してみてはいかがでしょうか。