今や大人気となっている転生したらスライムだった件。異世界に転生した主人公が文字通りスライムになり、スライムとは思えないほどどんどん最強になっていく物語。その中で、物語の序盤にスライムの配下に下る決意をしたのが、大鬼族の生き残りで長であったベニマル。彼はリムルの片腕として、侍大将という役割につき、様々な場面でリムルを手助けします。今回はそンなベニマルについて考察、紹介していきます。
目次
【転生したらスライムだった件】大鬼族ベニマルを襲った悲しい事件 オークの侵攻
出典: 転生したらスライムだった件 ©川上泰樹・伏瀬・講談社／転スラ製作委員会
300名程度いた大鬼族（オーガ）。ある日、ゲルミュッドが名前はいらないかとやってきます。しかし、オーガ達はゲルミュッドに魅力を感じず断ります。実は、ゲルミュッドは魔王クレイマンの新たな魔王を作り上げる計画のために、有能なモンスターに片っ端から声をかけていたのです。ちなみにガビルもその1人です。これを恨んだゲルミュッドは、名付けを行い新たな魔王としようとしていたオークロードゲルドにオーガの里を襲わせます。そして、オーガの生き残りは6人だけとなってしまうのです。死体はオーク達により全て喰われてしまいます。ちなみにベニマルの父がオーガの父であり、ベニマルは殺された父に変わり、6人の長となります。
【転生したらスライムだった件】ベニマルとリムルの出会い
出典: 転生したらスライムだった件 ©川上泰樹・伏瀬・講談社／転スラ製作委員会
ある日、森でオーガの生き残りとゴブタ達が戦います。そこにやってきたリムルとも戦いになります。オーガの生き残り達はリムルを魔人と勘違いし、自分たちの里を襲った相手だと思っていました。圧倒的な実力差をリムルが見せ、無事誤解がとけた後、リムルは村にオーガたちを誘います。そこで自分の傘下に入らないかと問いかけます。そこで悩んだベニマルでしたが、仲間の仇を取ることを最優先に考え、傘下に入ることを了承。そして名をもらい「ベニマル」となりました。この時、オーガから鬼人へと進化し、顔も一段とイケメンになります。
【転生したらスライムだった件】ベニマルと同族の仇
出典: 転生したらスライムだった件 ©川上泰樹・伏瀬・講談社／転スラ製作委員会
無事オークロードであるゲルドを討伐した後、ドライアドの声かけでリムルを議長とした会議が行われる事となります。そこで、リムルは生き残ったオーク達の罪は問わず、共に街で暮らすことを進言します。オークの罪は全て俺が引き受けた、文句があるなら俺に言え。これを聞いた時、ケンシロウかと思いましたが、それはおいておいて、そこにリザードマンの首領がそれは少々ずるい答えだと口を挟みます。しかし、そこに割って入ったベニマルでした。弱肉強食、立ち向かった時点で覚悟はできていたはずだと。自分の親を含めた一族の仇であるオークを全面的に許したかっこいい一幕でした。
【転生したらスライムだった件】ベニマルは成長している！？
出典: 転生したらスライムだった件 ©川上泰樹・伏瀬・講談社／転スラ製作委員会
テンペストに魔王カリオンの部下になれと、やってきた部下フォビオ。ミリムの一撃でのされるのですが、「大賢者」曰く、魔素量はベニマルを上回っているとのこと。その後、フォビオが魔王クレイマンの策略により暴風大妖渦の依り代とされる危機を経て、魔王カリオンと親交が深まります。魔王カロンの元に使節として行ったベニマル。あろうことか魔王カリオンに戦いを挑みコテンパンにされたそうです。しかし、小声でファビオには勝ちましたと言っています。戦いは魔素量だけのものではないと思われますが、やはりどんどん成長しているのでしょうか。
【転生したらスライムだった件】ベニマルとソウエイの関係性
出典: 転生したらスライムだった件 ©川上泰樹・伏瀬・講談社／転スラ製作委員会
実はこの2人はお互いに拮抗した実力を持っており、ベニマルが表ソウエイが裏というような役割で動いていました。何度も2人で対決をしていたようですが、全て引き分けでした。初めて勝敗がついたのはリムル主催の武闘大会での直接対決。拮抗した争いでしたが、空間認識能力のあるユニークスキル 「大元帥」にてソウエイの「暗殺者」を見事返り討ちにし、ベニマルが勝利します。これ以上負けが増えるのは嫌なので、戦うことはないとソウエイはいっています。相性の問題だけで、実力派互角と、さらっとかっこいいことをいうベニマル。大将の器ですね。ベニマルが表でソウエイが裏という役割は変わらないものの、この勝負で立場が決まりました。
【転生したらスライムだった件】ベニマルの進化の過程
出典: 転生したらスライムだった件 ©川上泰樹・伏瀬・講談社／転スラ製作委員会
出会った当初、大鬼であったベニマルですが、リムルに名前をつけてもらったことにより鬼人となります。そしてリムルが魔王となることで妖鬼へ進化。その後、シエルの恩恵を受けて炎霊鬼となることが可能になりますが、炎霊鬼になると寿命という概念がなくなり、子供を作ることができなくなります。そこで、リムルより結婚が許されたテング族のモミジと結婚し子供を作ります。その後、無事に炎霊鬼へと進化します。奥手なベニマルはソウエイやシオンのお節介がないと何も行動に移すことができませんでしたが、2人の猛烈なお節介により、無事に子作りを終えます。ちなみにテング族と言っても鼻は長くないそうです。ただ、プライドはとても高く、初めてあった時は、リムルに悪態をついていました。
【転生したらスライムだった件】ベニマルの紹介 考察 最後に
出典: 転生したらスライムだった件 ©川上泰樹・伏瀬・講談社／転スラ製作委員会
ベニマルは本作における中で私の一番好きなキャラです。ソウエイと違ってさらっと全てかっこよくこなせるというよりは、一本気な性格でイケメンなのに奥手。そして、信頼に厚く、リムルに対しての忠誠も本物です。こんないい人間が自分の部下に欲しいものですね。上司だと少し暑苦しいかもしれませんが。
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