誰もが同じ顔、それなのに全員キャラが違いすぎる──。
そんな強烈な個性を放つ松野家の六つ子たちが主役のTVアニメ『おそ松さん』。2015年の放送開始から現在に至るまで、多くのファンを魅了し続けている本作では、「推し松」文化が定着し、SNSやイベントでの盛り上がりを見せています。
とはいえ、六つ子はもちろん、イヤミやトト子などサブキャラも含めた人気投票や総選挙の結果は、実は時期や媒体によって大きく異なることも。
「今一番人気のキャラは誰?」「推しの順位はどうなってるの?」「何が評価されてランクインしてるの?」――そんな疑問に応えるべく、本記事では『おそ松さん』キャラランキングの最新情報を徹底解説!
公式総選挙の結果からキャラの魅力解説、ファンの投票傾向まで、“自分だけの推し松”を見つけるヒントが詰まった内容でお届けします。
ランキングの背景を知ることで、『おそ松さん』の世界がもっと楽しくなること間違いなしです!
目次
【おそ松さん】とは
『おそ松さん』は、赤塚不二夫の名作ギャグ漫画『おそ松くん』を原作とし、2015年にTVアニメとしてリブートされた作品です。かつての少年だった「松野家の六つ子」が、大人になってもニート生活を続けるダメ男たちとして描かれ、そのギャップと過激なパロディ要素が話題を呼びました。
アニメ化された当初からその型破りな演出とメタ的ギャグで一気に注目を集め、深夜アニメながらも多くのファンを獲得しました。演出を手がけた藤田陽一氏の手腕も評価され、独特のテンポや笑いのセンスがクセになる作品です。
また、六つ子それぞれに異なる性格や魅力的な個性が付与されており、推しキャラが生まれやすい設計となっている点も人気の理由のひとつです。
声優陣も超豪華で、櫻井孝宏さん、神谷浩史さん、中村悠一さん、小野大輔さん、福山潤さん、入野自由さんなど、実力派が六つ子の個性を際立たせています。
シリーズは以下のように展開されています:
シーズン | 放送年 | 特徴 |
第1期 | 2015年〜2016年 | 原作リスペクト+現代的ギャグ、社会現象化 |
第2期 | 2017年〜2018年 | キャラ深掘り・シリアス回も登場 |
第3期 | 2020年〜2021年 | 新キャラ登場・物語性の強化 |
劇場版・SP企画 | 2019年〜2023年 | 『えいがのおそ松さん』など大ヒット作も |
2025年にはさらなる展開も予定されており、今なお進化を続ける“松さん”シリーズは、アニメファンや女性層を中心に根強い支持を集めています。
『おそ松さん』は単なるギャグアニメにとどまらず、キャラクター同士の関係性や人間ドラマも描かれており、多様な楽しみ方ができる作品として人気を不動のものにしています。
人気投票・総選挙の概要
『おそ松さん』は放送開始以来、その個性豊かなキャラクターたちによって熱狂的なファンを生み出し、たびたび公式やファン主導の人気投票・総選挙が行われてきました。特に注目されたのが、公式サイトによる「第1回おそ松さん総選挙」です。
この総選挙は、キャラクターへの愛を“ガチで”ぶつけ合うファン参加型企画として実施され、投票結果はSNSやYouTubeなどでも大きな話題となりました。投票対象には六つ子だけでなく、トト子やイヤミ、チビ太、デカパンなどのサブキャラも含まれ、まさに『おそ松さん』のキャラ人気を広く測る機会となりました。
公式総選挙の基本情報
項目 | 内容 |
開催元 | おそ松さん製作委員会 |
実施年 | 2023年(第1回) |
投票方法 | 公式サイト経由/1日1回投票可能 |
対象キャラ | 六つ子+サブキャラ(全出演キャラ) |
結果発表 | 特設サイト・SNS・ライブ配信等 |
中間発表や最終結果発表の際には、「自分の推しが上がってる!」「〇〇が意外に上位で驚き!」などといったコメントがTwitterのトレンド入りするほどの盛り上がりを見せました。
また、各キャラには応援コメントが添えられるなど、ファンの熱量や支持層の傾向が可視化された点も注目に値します。
このような総選挙は今後も不定期に開催される可能性が高く、最新の人気動向を知る手がかりとしてファンにとって非常に貴重なイベントとなっています。
『おそ松さん』に登場する6つ子の魅力と特徴
『おそ松さん』の最大の魅力のひとつは、見た目はそっくりでも中身はまったく違う6人の個性です。それぞれが強烈なキャラクター性を持ち、誰を“推す”かによって楽しみ方も大きく変わります。
ここでは、松野家の六つ子ひとりひとりの特徴や魅力を詳しく解説します。
おそ松:自由奔放な長男
松野家の長男であり、本作の主人公的ポジション。無職・ニートの象徴的存在で、やる気ゼロ・責任感ゼロ・だらけきった性格が持ち味です。
けれどもその裏には、どこか哀愁の漂う大人のリアルが垣間見え、ただのバカキャラでは終わらない魅力があります。面倒見がよく、時には弟たちをまとめる長男らしい一面も見せるギャップがファンの心をつかんでいます。
カラ松:キザでクールな愛されキャラ
自称クールでキザな「痛いキャラ」。「カラ松ガールズ」と呼ばれる熱狂的ファンを生み出すほどのカルト的な人気を誇ります。
サングラスやレザージャケットを愛用し、決め台詞を放ちまくる姿は滑稽でありながらも憎めない存在。実は家族思いで、誰よりも傷つきやすく繊細な内面を持っているのが、彼の大きな魅力です。
チョロ松:常識人でツッコミ役
六つ子の中では一応の“常識人”ポジション。真面目で理屈っぽく、ツッコミ役に回ることが多いキャラです。
就活や社会進出に意欲を見せる描写も多く、比較的“現実”と向き合おうとしている姿が印象的。とはいえ、アイドルオタクで暴走する一面もあり、ツッコミ役にしては癖の強さも健在です。
ファンからは「いちばんリアルにいそう」との声も多く、人間味あふれる点が人気の理由です。
一松:根暗でマイペースな独特の世界観
無口で無気力、常に不機嫌そうな表情をしているのが特徴。猫好きで人見知り、独特の世界観を持ったダウナー系キャラです。
「一松事変」などで見せる繊細さや孤独感が深く描かれた回では、視聴者の心を打ち、多くのファンを獲得しました。
クズな部分も多いのに、根底にあるやさしさや寂しさが垣間見えるのが一松の大きな魅力。シリアス回との相性も良く、感情移入しやすいキャラです。
十四松:全力投球なハイテンション
常にハイテンションで常識破りの言動が目立つ、まさに“奇人”タイプのムードメーカーです。野球が得意で、体力バカな描写が多い一方で、どこか超越した哲学者的な一面もあります。
特に話題となったのが「十四松と彼女」回。そこでは意外なほど繊細でピュアな感情が描かれ、多くの視聴者を感動させました。
笑いと感動のギャップに定評があるキャラとして、高い人気を誇っています。
トド松:あざとかわいい末っ子
六つ子の中で最も現代的で、“あざとさ”と“要領の良さ”を兼ね備えたSNS世代を象徴するような末っ子キャラ。
女子力が高く、トッティの愛称でも親しまれています。兄たちの言動に冷めた態度を取ることも多く、腹黒さや二面性が魅力でもあります。
一見かわいらしいが、実は計算高いというギャップがクセになるファンも多く、「リアコ枠」としての支持も根強い存在です。
サブキャラ・脇役も見逃せない! 意外な人気者たち
『おそ松さん』の世界は六つ子だけでは完結しません。個性が爆発しているサブキャラや脇役たちの存在があってこそ、この作品は“ただのギャグアニメ”を超えた中毒性を放っています。
実際、公式人気投票やファン投票でも六つ子以外のキャラが上位に食い込むケースは多く、サブキャラの“推し活”を楽しむファンも多数存在します。
ここでは、特に注目すべき人気サブキャラたちをご紹介します。
トト子・チビ太・デカパンなどの個性派キャラ
トト子:永遠のアイドル系ヒロイン
松野家の幼なじみであり、唯一のヒロイン的存在。かつては六つ子たちの憧れの的でしたが、『おそ松さん』では自己中心的で気の強い“トンデモ系女子”に大変身。
歌手を目指しており、ステージ衣装やアイドル風の演出も話題に。遠藤綾さんの演技力と絶妙なウザかわいさがクセになり、男女問わず根強い人気を誇ります。
チビ太:おでん命のガチ職人
原作から登場するチビ太も、令和版『おそ松さん』ではさらにパワーアップ。常におでんを持ち歩き、ヤンチャで短気な性格ながら、なぜか憎めないキャラです。
独特のしゃべり方や、六つ子たちとのテンポの良いやり取りが人気で、おでんのビジュアルもやたらとリアル。公式グッズでも登場率が高い“準レギュラー”といえる存在です。
デカパン:謎多き変態博士
パンツ一丁の巨大な体格でおなじみ、謎の科学者風キャラ。登場するたびに下ネタ・ナンセンスギャグの最前線を担う存在として視聴者の腹筋を破壊しています。
そのインパクトは絶大で、「デカパン研究所」シリーズでは主役級の存在感を発揮。キャラが濃すぎるがゆえに、逆に一定数の熱狂的ファンが存在します。
そのほかにも、イヤミの「シェー!」や、ハタ坊の不気味な笑顔、ダヨーンの超絶存在感など、個性が突き抜けたキャラが多数登場。
六つ子に負けない魅力を持つ脇役たちは、まさに『おそ松さん』というカオスな世界観を支える“隠れ主役”たちです。
キャラランキング結果
『おそ松さん』のキャラ人気は年々変化しており、公式総選挙やファン投票サイト、SNSなどでの声をもとにしたランキングは、作品のファン心理を如実に反映しています。
ここでは、2023年に実施された第1回おそ松さん総選挙の結果と、複数のランキングサイト(例:ランキングー!やITmedia調査)を参考にしながら、総合的な人気キャラTOP10を紹介します。
最新!おそ松さんキャラ人気ランキングTOP10
順位 | キャラクター | 主な魅力ポイント | 声優 |
1位 | 一松 | 根暗&繊細。猫好きで“陰の人気王者” | 福山潤 |
2位 | カラ松 | 痛いけど愛されるキザ男。中毒性◎ | 中村悠一 |
3位 | 十四松 | 全力系ハイテンション。意外な純情 | 小野大輔 |
4位 | トド松 | あざとかわいくて腹黒い“リアコ枠” | 入野自由 |
5位 | おそ松 | 自由すぎる長男。根底にある哀愁 | 櫻井孝宏 |
6位 | チョロ松 | ツッコミ&真面目枠。オタク気質も | 神谷浩史 |
7位 | トト子 | 高飛車でかわいい“ウザカワ女子” | 遠藤綾 |
8位 | イヤミ | 「シェー!」の決め台詞が世代超え | 鈴村健一 |
9位 | チビ太 | おでん魂&ツッコミ系古株キャラ | 國立幸 |
10位 | デカパン | 圧倒的インパクトと不条理ギャグ担当 | 上田燿司 |
順位の傾向と分析ポイント
- 一松が1位に輝いた理由は、シリアス回での感情表現や独自の世界観に共感するファン層が非常に厚いこと。また、猫好きで不器用という設定が“守りたくなる系男子”として人気です。
- カラ松は一部の熱狂的支持層(通称:カラ松ガールズ)が存在し、常に上位をキープ。痛さと誠実さのギャップが好かれています。
- サブキャラで唯一TOP10入りを果たしたトト子やイヤミ、チビ太も健闘。これはサブキャラへの愛が根強く、投票において“推しサブ”を支えるファンが存在する証です。
- 六つ子の中ではチョロ松がやや下位に沈む傾向がありますが、それは真面目ゆえにギャグが薄く見える面があり、強烈なキャラに押されやすいためと考えられます。
総評
ランキング結果から見えてくるのは、単なる人気だけではなく「感情移入のしやすさ」や「エピソードの印象深さ」が評価を左右する要因だということです。
また、アニメのシーズンや放送回によって順位が上下することも多く、今後の展開次第でランキングは大きく変動する可能性があります。
まとめ:推し松を見つけて『おそ松さん』をもっと楽しもう
『おそ松さん』は、ただのギャグアニメにとどまらず、キャラクター同士の関係性や個々の内面描写、独自の世界観が魅力の作品です。六つ子それぞれにまったく違う個性があり、それに加えて強烈なサブキャラたちが作品に深みと笑いを加えています。
ランキングを通じて分かるのは、ファンの視点が「ただ面白いから好き」ではなく、共感や愛着、感情移入といった深いレベルにまで達しているということ。だからこそ、「推し松」を見つけることで作品への愛着が何倍にも膨らむのです。
推しキャラを見つけるヒントは、以下のようなポイントに注目してみると良いでしょう。
- 自分と似た価値観や悩みを持つキャラ
- ギャップに心を打たれたキャラ
- 特定の回で印象に残ったキャラの行動やセリフ
- 声優の演技がグッと来たキャラ
一度「このキャラ好きかも」と感じたら、過去のエピソードを見返したり、そのキャラにまつわるグッズやイベントを調べてみるのもおすすめです。
『おそ松さん』の世界は、ただ観るだけでなく、“推す”ことでより一層深く楽しめるコンテンツです。あなたにとっての“推し松”をぜひ見つけて、これからの展開も一緒に追いかけていきましょう。
推しが見つかれば、きっともっと『おそ松さん』が好きになります。