幼女というキーワードに惹かれて視聴したら「こんなはずでは」と思った人は多かったのではないでしょうか。しかしこの作品にとりつかれ、そのまま視聴した結果「怖いターニャちゃん、良い」と新たな扉を開いた方もまた多いはずです。今回は扉を開いた方もそうでない方も楽しめる内容になっています。まだ開いてない方は、扉を開くご準備を。
ターニャの功績が化物! わずか9歳で軍の英雄に
前世の記憶を引き継ぎ金髪碧眼の幼女となったターニャは、以前の世界で自分の足を引っ張った合理的すぎる性格と、排他的で自己中心的な性格が戦時下の異世界で絶妙にマッチし、結果のみが優先される軍で破竹の勢いで昇進していきます。
わずか8歳で軍に志願、9歳で銀翼突撃章という証と、二つ名『白銀』を手に入れました。
初めての戦闘で遭遇した敵の航空魔導師中隊規模を援軍が来るまでの10分間相手にするという生還不可能な状況下で、次々と敵を撃破し、残り二分で弾切れの際には自爆で離脱という作戦を頭の中作り出した後に行動し、行軍を阻止した上に生還を果たしました。そうして手に入れたものなので、もう凄すぎます。次に死んだ場合は転生することができないわけですから、ここらへんが一般人とは違いますね。いざゆかん!ヴァルハラへ!と諦めて戦死しそうですもんね。もしくは逃亡している間に撃たれてしまいますね。
この年齢であればゲームをやったり友達と遊んだり虫を捕ったりして遊ぶのが普通でしょうが、ターニャは志願して軍人となり、戦地で大きな功績を出したわけですから、この一件だけでも化物と呼ばれていてもおかしくはないですよね。
目立った功績にはなりませんでしたが、他にも軍上層部が立てた作戦を言い当てたり、自分が進言した作戦が採用されたりと凄いことをしています。
ターニャの狡猾さが化け物じみている
ハロルドとクルストという兵士がターニャの命令を無視して前線に突っ込みました。命令違反をした罰として本国へ強制送還しようとするもこれにハロルドとクルストが反発、二度の命令違反にターニャの下した答えはなんと、安全な後方での予備選力としての待機でした。てっきりその場で頭を吹き飛ばすだとかそういうことになるのかと思えば後方への異動です。意外ですよね?
そのままターニャの発言を鵜呑みにしたので、案外ターニャは優しいのだなーと思っていたのですが大間違いでした。安全であったはずの後方が襲撃を受け、ハロルドとクルストは戦死したのです。
戦死の報告を受けて嬉しそうにターニャは邪悪な笑みを浮かべていました。そうなると彼女はそこが危険な地であるということが分かっていたはずです。それで行かせたターニャはやはり、優しいなんてお門違いの化物なのでしょう。自分の手も汚していないのでキャリアにも傷がつくことはありません。
ターニャの学生自体も化け物じみた逸話絶えない
士官学校時代には指導者の立場を任された際に反抗してきた生徒を銃剣で突き刺そうとし、レルゲンに止められています。止められていなければそのまま突き刺していたのか、寸止めしていたのかは不明ですが指導でそこまでしてしまうあたり常軌を逸しています。
レルゲンはこの時の光景なども踏まえてターニャデグレチャフは幼女の皮を被った化物であると発言しています。まったく同意見であります、レルゲン中佐。
まとめ
以上のことからターニャの化物ぶりが伝わったと思います。高すぎる能力も然ることながら、他者に対する徹底した排他ぶりは合理的に生きるために必要なのでしょうが何にしても恐ろしいです。目をつけられたら最後です。後方で安全に待機している間にも没してしまいますし、近くでは銃剣で貫かれますしね。ほんと怖いですね。