「たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語」略して「ラスダン」でロイドの出身地でもあるコンロン村。その村で村長をしているのが見た目は子供、中身は大人……と言うか婆さんのアルカです。ロイドを自分の子供か孫のように溺愛し、あわよくばそれ以上の関係になろうと画策するとんでもないロリババアのアルカなのですが、果たしてその実力はどれほどのものなのか……今回はアルカの強さと変態的な行動について紹介していきます。
年齢不詳?アルカの見た目は?
人外魔境、古の英雄たちが住まうと言われている伝説の村コンロン。その村長を務めているのがアルカなのですが、その見た目はかなり幼く街に出た時には店主に「9歳じゃからまけてくれ!」と言って何の違和感もなく射的を楽しむなど、本人もこの見た目を利用する事があります。民族衣装のような服を着ており神はツインテール。どっからどう見ても子供なのですがその年齢は謎!と言うのもアルカは不老不死の殺しても死なないような存在なので詳しい年齢は謎のままです。ただ、言葉が年寄り臭く「~なのじゃ」という年寄り口調である事、さらにマリーからもロリババアと呼ばれている事、そもそもコンロン村で村長を務めている事から考えてもかなりの年長者だと思われます。
ロイドを異常に溺愛しているアルカ
コンロン村で最弱だったロイドが軍人を目指して王都へ行きたいといった日、周囲の村人たちは「お前には無理だ」と言ってロイドの王国行きを引き留めていました。しかしそんな中、村長のアルカだけはロイドの王都行きを認め、さらに王都についたらかつての弟子だったマリーの元をたずねるように伝えます。ロイドが王都についた後も事あるごとに水晶を通してロイドの元を訪れ「私の大事な大事な村の子供」と紹介し、ロイドにべったり引っ付いたりセクハラを働いたりとやりたい放題。それでもロイドがマリーの元へ初めてやってきた時には「仮にロイドが試験に落ちてもなんとかしろ」と圧力をかけて去っていきました。
アルカがロイドの夢を後押しした本当の理由
ロイドが軍人になりたいと言い出した時には理解があるといった感じの態度で王都行きを認めていましたが、実はそもそもロイドが軍人を目指したのはアルカの策略だったのでした。ロイドはコンロン村にいる時「軍人が活躍する小説」を読んで軍人に憧れ王都へやってきました。しかしこの軍人が活躍する小説を用意して読ませていたのが村長のアルカ。なぜそんなことをしていたのかと言うと理由はただ一つ、「ロイドに軍服を着せたかったから」でした。「可愛い少年に無骨な軍服」そのギャップを楽しみたいがために小説を用意したりコツコツ下準備をしていたようです。ちなみにアルカが最高に興奮した瞬間はロイドの着替え途中。半脱ぎ軍服姿によだれを垂らし水晶で録画までしていました。
アルカとマリーの関係
かつての弟子だったマリーですが、現在の2人の関係はと言うと……かなり奇妙な関係になっています。基本的には天と地ほど力の差がありマリーはアルカの言いなりで久々に登場した時には土下座どころか土下寝まで披露していましたが、内心ではかなり黒い感情が渦巻いている様子……(笑)ただしマリーも陰口をたたくような陰湿なものではなく物語が進むにつれてどんどん攻撃的になっていき、ロリババアと罵るのはもちろん、時には壁にめり込む勢いでアルカを投げつけるなどしています。とはいえアルカの方が一枚も二枚も上手なので最終的に痛い目を見るのはマリーなのですが……
アルカのおもちゃにされてしまうマリー
アルカは度々マリーの元を訪れてはなんとも微妙な呪いをかけて去っていく事が良くあります。マリーが隠れてアルカの事をロリババアと連呼していた時には突然現れ「小さな不幸が降りかかる呪い」をかけ、その結果マリーは机の角に小指をぶつけ、悔しがって机をたたいては袖を引っかけて服をダメにし……その際泣きながら「ぜんぜん変わってねぇぇ!」と叫んでいたのでどうやら弟子入りしていた時から似たような事をしょっちゅうされていたようです。その他にもマリーがロイドの出場する大会をおめかしして応援しようした時には「10分に1回猛烈な腹痛に襲われる呪い」をかけられトイレにこもる事になり、この事が後に大事件を招くことになってしまいます。
アルカの実力は?本当に強い?
おちゃらけたキャラクターでロイドにべったり。変態的な行動もよくとりマリーにはくだらない悪戯ばかりしているアルカですが、実際本当に強いのかどうかと言うとバケモノ級に強い存在です!しかも容赦なし!魔王の登場によりロイドとのイチャイチャを邪魔された際には空から無数のメテオのような隕石を降り注がせ街中で大暴れ。ロクジョウの理事長であるロールと初対面した時はロイドと会うのを邪魔しようとしていると勘違いし、文字通り指先1つでルーン文字を使い大爆発を起こさせロールに骨折などの重傷を負わせています。
勘違いから世界を滅ぼそうとした事も
勘違いでロールを爆殺しかけたアルカですが、ロイドが恋煩いしているのではないかと思った時はさらに行動がエスカレート!「ロイドがワシを見てくれないならこんな世界いらん!」といってルーン文字を使い「世界」「滅ぼす」「龍」と書き、龍を召喚して世界を滅ぼそうとしたこともありました。この時はマリーが全力で止めた為事なきを得ましたが止めていなければどうなっていた事か……とにかくロイドが絡んだ時のアルカは容赦なく滅茶苦茶な行動に出る事がよくあります。
不死身のアルカを殺そうとする謎の人物
マリー曰く不老不死のアルカなのですが、魔術大会の一件が全て終わった後ロールを操っていたと思われる謎の人物が登場します。魔王を送り込んだりしたのもこの人物なのですが、「最果ての牢獄の解放」というキーワードを口にており、それが成し遂げられた際には「アルカを殺してあげる」とまで言っていました。コミックスではまだこの人物が何者か分かりませんが、アルカにとっても今後の大きな敵となりそうです。
謎多きロリババア、アルカまとめ
ここまでアルカを紹介してきましたがいかがだったでしょうか?いろいろな力を持っていて、作中でも最強レベルのキャラクターなのは間違いないのですが、基本的にはロイドが好きすぎる変態という認識で間違いないようです(笑)アニメでどこまでアルカの秘密が明かされるかは分かりませんが注目してみてください!