原作GAINAX、監督は庵野秀明によるSFアニメ作品。
1995年10月4日~1996年3月27日にかけて全26話がテレビ東京系列(TNX)で放送されています。漫画版はアニメに先行する形で「月刊少年エース」にて1995年2月号から連載されています。漫画の方が先に始まっている為、原作が漫画と思っている人も多いですが、原作はアニメとなっています。2007年~2009年にかけてはリメイク版が「エヴァンゲリヲン新劇場版」と題して放映されており、全4部作を予定しています。
本作品は、エヴァンゲリオンのパイロットとなった14歳の少年少女たちと「使徒」との戦いを描いたもので、その中での人間関係や様々な葛藤など、心情描写に重点を置いた作品となっております。今回は、本作品がより一層面白くなる豆知識を紹介していきたいと思います。
目次
母親がいないシンジのクラスメイト
エヴァはパイロットの母親の魂をコアに取り込み、その子供が搭乗することでシンクロ率が上昇し動かすことが可能となります。
作中で、シンジのクラスメイトは全員チルドレン候補とあるので、全員母親がいないということになります。結構ゾッとする話ですね。
日本海軍の戦艦が由来している
画像は「蒼龍」
主要キャラの名前には戦艦の名前が与えられています。
旧日本海軍空母「蒼龍」・米国海軍空母「ラングレー」=惣流・アスカ・ラングレー
旧日本海軍駆逐艦「綾波」=綾波レイ
旧日本海軍空母「葛城」=葛城ミサト
旧日本海軍空母「赤城」=赤木リツコ
旧日本海軍秋月型駆逐艦=冬月コウゾウ ※秋月型は361号艦以降を冬月型とも呼ぶ
碇・加持(舵)・キール(竜骨)といった造船用語も用いられている。
また、アスカはアメリカ国籍の為、米国海軍空母の名前も付いていたり、
レイは複数存在するのに対し、「綾波」も量産型の駆逐艦で多数存在するなど、芸が細かいですね。
原点は『風の谷のナウシカ』
宮崎駿監督はまだ無名だった庵野秀明に巨神兵のシーンを任せています。
そういえばどことなく南極で発見された白い巨人に似ているような・・・。
ウルトラマンの大ファンだった庵野秀明監督
新劇場版で青の車が廃車になった後にミサトが乗っている車のナンバー「1971」は『帰ってきたウルトラマン』が放映された年になっています。他にも、ウルトラ文字を彷彿させる記号が出てきたり、ミサトの着メロが科学特捜隊の呼び出し音だったりと、庵野監督のウルトラマンへのオマージュが散りばめられています。
人類補完計画を阻止する使徒たち
作中では、地球に侵略する使徒をシンジ達がエヴァに乗って倒すという風に描かれています。しかし実際は、人類が生命の実を手に入れるのを、神が使徒を使って阻止していたのでした。生命の実を手に入れ、人類補完計画が完遂すれば、人類は神と同じ力を持ってしまう為、それを阻止しようとしていたのですね。
NERVのロゴマークに隠された意味
漫画版第1巻初版では「NEO EATH OF RETARN VERERASION TEAM」の略称がNERVとなっているが、アニメではこの設定は使われていません。また、綴りが間違っている為、和訳も出来ないようです。NERV自体の意味はドイツ語で「神経」となっています。ロゴの葉はイチジクの葉で、神に背いた人間の原罪を表しています。また、葉が半分になっているのは生命の源である二つの実のうち「知恵の実」は手にしており、もう片方の「生命の実」を手にしていないことを表しています。
これを知ってればエヴァマニア?!誰かに話したくなるトリビアを紹介まとめ
いかがだったでしょうか?
ここでは紹介しきれませんが、豆知識や裏設定などまだまだ多く存在するのがエヴァの面白いところですね。是非、他にも調べてエヴァをより楽しんでくださいね。