ロボットアニメでバトル物……そう聞くと男性キャラの活躍が目立つと思いますが、本作品では男性キャラと同じく戦う女性が多く登場します。戦場での戦いはもちろん、自分の置かれている「立場」と戦っている女性まで。今回はそんな女性キャラ達にスポットライトを当ててその活躍ぶりを紹介していきます。
目次
悲劇のヒロイン セイラ・マス(アルテイシア)
成長度・リーダーシップなどさまざまな面で劇的に変化した女性と言えば本作メインヒロインでもあるセイラ・マス。10歳の頃には子供ながら医療に携わっていました。大人になってからはならず者の集団が村で暴れまわりセイラの住む屋敷にまで来た時に、自ら戦う事を住民たちに告げセイラ自身も銃で暴徒に向かい応戦しました。ちなみにこの時の目つきは憎しみに満ちたシャアにそっくりです。
可愛らしさのかたまりだったアルテイシア時代
大人になってからは暴徒を相手に銃をぶっ放したり、病院で看護婦として働いたりとたくましく育ったセイラですが、子供の頃はまさに純真無垢な美少女でした。喜怒哀楽がわかりやすく母親と兄が大好きなアルテイシア。そのかわいさにはあのランバ・ラルですらキスをされて思わず顔を赤くしてしまう程でした。
心優しきセイラ・マスの母親 アストライア・トア・ダイクン
ジオン・ズム・ダイクンの妻という立場でありながら、正妻ではないという複雑な環境で戦っていたのがセイラ・マスの母親であるアストライア。自分の身よりも子供の安全を最優先に考え、夫の死後は正妻であるローゼルシアに塔へ幽閉され、その後もザビ家によって結局衰弱して死んでしまうまで幽閉され続けてしまいました。そんな状態でも気にかけていたのは子供たちの事。誰よりも心優しく気苦労の絶えない人生でした。
頼りになるランバ・ラルのパートナー クラウレ・ハモン
ランバ・ラルが行動を起こす時にはいつも隣にいるのがクラウレ・ハモン。女性ながらいろいろな危険な任務にも参加し、ランバ・ラルを大いに手助けしています。基本的には諜報員のような役割で戦闘には参加しませんが、いざという時はガンタンクを操縦して敵と戦おうとするなど目的の為には好戦的になる事もあります。
BARで歌手としても活躍しているハモン
普段のハモンはBAR「エデン」の歌姫として活動中。以前はシャアたちの母親であるアストライアが勤めていた歌姫を受け継いだ形で活動しており、歌を歌うシーンではその歌唱力を披露してくれています。それだけにアストライアとは親密な関係であり、塔に幽閉されていたアストライアが会話した最後の相手となってしまいました。
さまざまな事件の黒幕 キシリア・ザビ
マス家を襲ったジンバ・ラルの襲撃事件。連絡船ごと爆破したキャスバルの暗殺事件。これらの事件の主犯格であり、さらには自分の兄であるサスロ・ザビの暗殺事件の容疑者としてもあげられているキシリア・ザビ。冷酷な性格で視聴者に分かりやすい黒幕的存在となっています。子供だったキャスバルの器量を見抜くなど観察眼も優れているようです。
シャアの大切なパートナー? ララァ・スン
カジノでルーレットの出目を予知するなど不思議な力を持った少女であり、後にシャアの特別な存在として重要な役割を果たす少女。本作ではあまり登場シーンはありませんが初対面で珍しくシャアが興味を示し明るく話しかけ、その後はララァがピンチに陥ると彼女を抱えて車に乗り込み助け出しました。
シャアのピンチにニュータイプの力を発揮するララァ
「機動戦士ガンダム(ガンダムファースト)」を視聴した方なら知っていると思いますが、ララァはニュータイプであり不思議な力を持っています。ララァを奪いに来たアーガとシャアの戦いでその力は解放され、シャアの背後から飛んでくる刃物を間一髪でかわす事ができました。
アムロのガールフレンド フラウ・ボゥ
典型的な世話好きの少女がこのフラウ・ボゥ。本作ではまだ少女ですが、この時点で既におせっかいともいえるほどの世話好きを発揮しています。特に母親がいなくて父親は大忙しのアムロの生活を気にしており、「疲れていない?」「夕食はちゃんと食べた?」などまるでお母さん代わりの様にアムロに接しています。ちなみにクリスマスには1人でいるアムロにケーキを持っていくほど世話を焼いています。
将来有望な秀才少女 ミライ・ヤシマ
こちらも機動戦士ガンダムファーストでは正操舵士として活躍する事になるヤシマ財閥の一人娘ミライ・ヤシマ。本作ではフラウと同じく少女として登場しますが、この頃から父親の秘書代わりを務めるなど優秀な姿を見せています。意外だったのがこの頃に窓越しだったとはいえキャスバル・アルテイシアと顔を合わせていたと言う事でした。
ドズルが惚れた女性 ゼナ・ミア
「暁の蜂起」で重要な役割をシャアから請け負ったゼナ・ミア。その役割とは作戦中にドズルの時間を奪う、すなわち銃でドズルを脅し身動きを取れないようにすると言うものでした。作戦後にドズルのいる部屋に呼び出されたゼナ。かなりの罰が下されるものかと思われましたが、そこで待っていたのはまさかのプロポーズでした。
後に立派な一児の母となるゼナ
まさに電撃プロポーズから数年後、ドズルとゼナの間にはミネバという赤ん坊が誕生します。この頃にはゼナの見た目も士官学校生からすっかり変わってまさに夫人といった感じに。ミネバを溺愛し過ぎるドズルには若干引き気味ですが、ドズルの悩みを聞くなど夫婦仲は良好のようです。
機動戦士ガンダム THE ORIGINに登場したヒロインまとめ
ここまでヒロインたちを紹介してきましたがいかがだったでしょうか?機動戦士ガンダムファーストでも登場するキャラクターがほとんどですが、みんな若かりし頃といった感じでちょっと新鮮味がある気がしませんでしたか?(笑)あなたは若い頃とある程度年齢を重ねた頃、どちらの方が好みだったでしょうか。