可愛らしい見た目と、それに反したダークな物語が人気を呼び社会現象ともなった人気アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」。このアニメにも名シーンを彩る様々な名言がありました。妙に頭に残る台詞から、感動する台詞、ハッとさせられる台詞など様々です。今回は印象に残る名言をランキング形式で紹介します。
目次
第10位 ボクと契約して魔法少女になってよ!
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
やはりキュゥべえのこの台詞はかなり印象に残りますね。テンションの高めの声で詳細も伝えずにまずこの言葉を発します。怪しさ満点の言葉で、まどかとさやかはこの魔の言葉に人生を狂わされるのです。契約の対価は言っているのですが、契約内容(真実)を何も打ち明けないまま自分の理のために契約を迫るあたり悪質ですね。それを知ったさやか達に対するキュゥべえの弁解も火に油を注ぐようなもので視聴者もはらわた煮えくりかえったことでしょう。キュゥべえに表情があるのも珍しいですね。
第9位 食い物を粗末にするんじゃねぇ。
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
さやかに渡したリンゴを投げ捨てられ、杏子がキレたときに言った台詞です。「殺すぞ。」とまで言っていました。ずぼらなイメージが強かった杏子ですがこの話で壮絶な過去が語られます。この台詞は、食べ物がありふれてその有り難みを忘れかけている今の現実世界の人々にも言える言葉でしょう。今の日本はちょっと見た目が悪いから、期限が過ぎたからとすぐに食べ物を捨てていますが、いざ物が少なくなったときに果たして同じことができるでしょうか。まどマギはこのような今の社会、人間に問いかけるような名言もあるので面白いです。
第8位 ティロ・フィナーレ
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
マミのとどめの必殺技も印象深い台詞ですね。登場人物の中で唯一自分の技に名前を付けて、戦いの最中にも大声で叫ぶのはマミだけでした。魔法少女の鑑です。ちなみに杏子のある技にも名前がついていたのですが、命名者はもちろんマミ、杏子は恥ずかしいからと一度も言っていません。厨二病をくすぐるマミさんですね。
第7位 今度は間違え方もちゃんと勉強しときな。
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
まどかの母、鹿目詢子はやり手のキャリアウーマン故に作中で何度も含蓄ある台詞を言います。私たち現代日本人が学べることが多いです。この台詞は魔法少女の真実を知り絶望していくさやかをなんとかしたいまどかが母親に相談したときに出た台詞です。正しいことばかりではハッピーエンドは手に入らない、時には間違ったこともしなければならないと詢子は教えました。さらにそれができるのは若いうちだけ、若いうちに上手な転び方(間違え方)を勉強しな、と続けます。確かに若いうちはやり直しがいくらでも利くし後戻りができますが、大人になると責任やら何やらでなかなか思い切ったことができませんよね。だからこそ若いうちの経験はいろいろしておいた方が良いと言うことでしょう。
第6位 あるよ!奇跡も、魔法もあるんだよ!
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
手に大きな怪我を負い、バイオリンが弾けなくなりふさぎ込む恭介に対してさやかが放った台詞です。このときさやかは恭介のために魔法少女になることを決意します。なにか、諦めかけている人を元気づけるかのような台詞ですね。物語では魔法少女の願いによって恭介の怪我が治りますが、現実でも何事も諦めずに頑張っていればいつかは報われるんじゃないかという思いにさせてくれる、元気の出る台詞ですね。さやかのような女の子にこんなことを言われたら頑張らないわけにはいきませんね。
第5位 訳が分からないよ。
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
キュゥべえの一番腹の立つ台詞ですが、あまりにも強烈に印象に残ったので5位としました。魔法少女になると、その魂は肉体ではなくソウルジェムに移り肉体はただの人形のようなものになってしまうと言う衝撃の真実が打ち明けられたときのキュゥべえ台詞です。これを知ったまどかは泣き出し、杏子はキュゥべえにキレました。キュゥべえは「訳が分からないよ。どうして人間は、そんなに魂のありかにこだわるんだい?」と一蹴してしまいます。キュゥべえの本性があらわになり、人間とキュゥべえは決して相容れない関係、考えだと言うことが判明したシーンです。この台詞はキュゥべえに感情が乏しいことから機械的に「ワケガワカラナイヨ」と表現するのが流行りました。
第4位 ひとりぼっちは寂しいもんな…
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
杏子の最期の言葉です。魔女化したさやかと戦うことになった杏子は苦戦し、致命傷を負います。死ぬことを覚悟した杏子は捨て身の攻撃を仕掛けます。初めて会ったときはお互いに争った仲でしたが、徐々にお互いの思いを理解し歩み寄ろうとしたさやかと杏子。さやかは二人が友達としてやり直す前に、恋に破れ親友に暴言を吐き孤独を感じながら絶望し魔女になりました。そんなさやかを見捨てず一人にしないという想いをぶつけ杏子はさやかとともに最期を迎えました。「心配すんなよさやか。ひとりぼっちは寂しいもんな…。いいよ、一緒にいてやるよ、さやか。」
第3位 私って、ほんとバカ…。
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
第8話にて魔女化する直前にさやかがさやかに残した最期の言葉です。希望を信じて、恋人のために魔法少女になったのに、魔法少女の真実を知り絶望し、恋人はさやかから離れていき徐々に心がすさんでいきます。喧嘩ばかりだった杏子の指摘通りの結果となりプライドも砕け、親友であるまどかにも暴言を吐いてしまいます。さやかはそんな自分を心から罵り泣き出してしまいます。そしてもう後には戻れないと悟ったさやかは心配しに来た杏子にこの言葉を残し、杏子の目の前で魔女になります。良い意味での名シーンとは言えませんが、さやかの後悔や杏子やまどかに対する「許して」という気持ちが隠れているような言葉で印象深いです。
第2位 希望よりも熱く、絶望よりも深いもの、『愛』よ。
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
新編叛逆の物語よりほむらの言葉です。終盤、魔女化したほむらはキュゥべえの結界から解放され円環の理、まどかの救済を受けられるようになります。そのときまどかに触れ円環の理の力の一部を奪い世界をもう一度作り替えようとします。ほむらの言う愛はただ人が好きというだけではなく、「まどかへの崇拝、まどかを想う心の痛み、人の感情をエネルギーとして利用するキュゥべえはこの感情が分からずうろたえます。そこでほむらが言った言葉がこれです。「これこそ人間の感情の極み。希望よりも熱く、絶望よりも深いもの、『愛』よ。」確かに人間は愛のためならばどんな感情をも殺すことができるような気がします。「愛」という感情は最も強く、複雑で危険な感情と言うことが、人間を利用することを止めようとしたキュゥべえからも分かりますね。
第1位 あなたは、私の最高の友達だったんだね。
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
最終話にてまどかが魔法少女となりほむらのこれまでの頑張りを見て言った台詞です。まどかのためにつらい戦いを何度も繰り返してきたほむらにとっては最高の言葉でしょう。しかしながら二人はこの後永遠の別れとなってしまいます。この言葉はまどかにとってはお別れの言葉でもあったのです。感動のシーンを彩る言葉でありこれまでのほむらの旅路をねぎらう言葉でもあります。10話でほむらの頑張りに感動し共感した人ならばきっとこの言葉は胸にしみたことでしょう。つらい戦いをしてきたほむらを救うことのできる唯一の言葉といえます。
まどマギにはまだまだたくさんの名言が!
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
ここまで10の名言をランキング形式でご紹介しましたが、まどマギは話が非常にシリアスなだけあって感動の台詞や私たちの日常生活に置き換えてもハッとさせられる台詞が多数あります。出番は少ないですが大人のキャラクターの鹿目詢子をはじめとし脇役のキャラクターにも良い台詞があります。台詞に着目して見てみるのも良いかもしれませんね。皆さんも心に残る台詞を探してみてください。