この夏クールで第2期が放送される「死神坊ちゃんと黒メイド」ですが続々と新情報が公開されています。新キャラクタービジュアルに合わせて新キャストに水中雅章さんと上田麗奈さんが参加する事も発表されました。第2期放送に向けて盛り上がりをみせている「死神坊ちゃんと黒メイド」ですが、その前に第1期で印象に残ったシーンをご紹介したいと思います。第2期を観る前に気持ちを上げて頂ければと思います。
坊ちゃんが生きて行く事を選んだシーン
やはり一番最初にご紹介したいのは坊ちゃんが生きて行く事をアリスの言葉で選んだシーンです。呪いを受け別邸でロブと2人でおいやられた坊ちゃんの心は荒んでいきます。成長するにつれ孤独が恐怖に変わった坊ちゃんは部屋に閉じこもるようになったのです。そんな時ロブが子供の頃から仲の良かったアリスをメイドとして迎え入れたのでした。
アリスの事を覚えていない坊ちゃん
しかし坊ちゃんはアリスの事を覚えていませんでした。あんなに大好きだったアリスの事をです。その頃の坊ちゃんはそこまで追い詰められていたのですね。自分で嫌な人間になっている事を自覚している坊ちゃんはアリスに出ていくよう言います。けどアリスはそんな坊ちゃんの傍に居たいといって坊ちゃんに寄り添い続けたのです。坊ちゃんはそんな状況に耐えられず吹雪の夜家を出て行き雪道を踏み外し転げ落ちてしまいます。そしてこのまま死んでもいいと考えていた時に幼少期のアリスとの思い出が蘇ったのでした。
一緒に生きて行く事を決めたシーン
そんな坊ちゃんの前に探しに来ていたアリスが現れたのです。アリスは死のうとする坊ちゃんを叱り、そして坊ちゃんは幸せになるべきだと訴えかけます。残される方の気持ちも考えて欲しい、「あなたの事を愛している人もいるんです」と自分の想いを坊ちゃんにぶつけるアリスの表情が、本当に坊ちゃんの事を愛しているんだなと感じられるシーンでした。そしてその後坊ちゃんの手を取りたいけど触れず、傘の柄で坊ちゃん立たせるところはまさに「触りたいけど触れない」のキャッチコピーそのもので見ていて心がキューっとなってしまいました。
白い薔薇の花言葉は?
このシーンもアリスの坊ちゃんへの想いが溢れている場面です。ある日幼馴染のフィリップが坊ちゃんのところを訪ねてきます。久しぶりに訪ねてくるフィリップとまた友達になれるかもと淡い期待をしていた坊ちゃんでした。しかしフィリップは母親のガーベラに様子を見てくるよう頼まれて来たのです。本当は来たくなかったと坊ちゃんに告げたのでした。
坊ちゃんの苦悩
淡い期待が打ち砕かれフィリップに言われた言葉で坊ちゃんは自分はダメな人間だと思い悩みます。坊ちゃんはアリスに話しはじめます、君がいないと不安でしょうがない事、全てにおいて自分に自信が無い事、君もこんな僕は嫌いだろうと告げたのです。そして坊ちゃんはアリスに恋する資格すらない気がするとも言い、触れる事もできずプレゼントをしたくても花だって枯れてしまうと白い薔薇の花を手にとったのです。
2人の純愛が分かるシーン
この後のアリスの言葉と表情でアリスのファンになった人は多いのではないでしょうか。アリスは坊ちゃんの手から枯れた白い薔薇を手に取り「坊ちゃん知らないんですか、枯れた白い薔薇の花言葉は『生涯を誓う』ですよ」と言ったのです。そしてその後の言葉「プレゼントはこれで十分です、その呪い一緒に解きましょうね」と言い、大事そうに枯れた薔薇を持って行く姿はインパクト大でした。そして坊ちゃんの「いつか僕の手で君の薬指に指輪を」の台詞で第1話から2人の切ない純愛が分かる良いシーンだったと思います。
アリスだけじゃない、友達も大事な坊ちゃん
坊ちゃんの魅力の一つは優しいところです、それはアリスだけではなく周りの人達全てに向けられます。それが友達の為であれば自分の呪いの秘密よりも優先してしまう、そういう坊ちゃんがよく分かるシーンです。
アリスの母親の書いた日誌
ある日ヴィオラがウォルターに手伝わせて何かを探しています。坊ちゃんの呪いの手がかりになるものがないか探していたのです。ヴィオラはいつも坊ちゃんに悪態をついていますが本当は心配しているんです。そして見つけたのが坊ちゃんが呪いをかけられた時期の使用人の日誌でした。ヴィオラは呪いを解く役にたてばとアリスに渡したのです。
監視をしているダレス
それを監視の眼で見ていたダレスはザインを呼び出し、自分の事が書いてあるかもしれないその日誌を処分するように命じます。ザインが友達の私物を処分できないと拒むと、ダレスはカフをあなたから取り上げると脅したのです。ザレスは悩みながらも引き受けざるを得ず、坊ちゃんやアリスの目を盗み日誌を持ち出し屋根の上で処分しようとするのでした。
ザインとの友情
そこに突然いなくなったザインを探していた坊ちゃんが現れたのです。ザインは正直にダレスに処分してくるように言われて、カフを脅しに使われている事を話しました。でもこんな事はやっぱり間違っていると日誌を坊ちゃんに返したのです。すると坊ちゃんはザインに日誌を燃やしてくれと渡したのです。「ザインやカフに迷惑をかけられない、君達が大切な友人だからこそそれは燃やしてくれ」とザインに言ったのです。坊ちゃんの優しさが伝わるシーンですよね。ザインもそんな坊ちゃんに応えるべくカフ以外に見せた事のない魔法を使い処分した様に見せかけました。そしてダレスが坊ちゃんやアリスを監視している事も教えたのです、ザインやカフと坊ちゃんの友情が伝わるシーンでした。
坊ちゃんの決意!
最後にご紹介するのは坊ちゃんが自分の決意を母親にぶつけるシーンです。ある日坊ちゃんは母親のガーベラから本邸へ呼び出されます。入院中の父親の容態が良くないので、跡取りについて話しておくためでした。春までに呪いを解けなかった時には跡取りをウォルターにすると坊ちゃんはガーベラに言われたのです。
坊ちゃんの決意表明
それを承知した坊ちゃんは自分の話を聞いて欲しいとガーベラにお願いします。そしてアリスの事が好きな事を伝え一緒になる事を認めて欲しいとお願いしたのです。しかしガーベラは冗談じゃないと一蹴します。貴族に生まれた貴方に恋愛の自由なんか無い、まして身分の低いメイドとなんてと言い放ったのです。すると坊ちゃんは「冗談なんかじゃない、僕は真剣だ冗談や中途半端な気持ちでこんな事言えるはずがないだろ」と母親に反抗したのです。
強いアリスへの一途な想い
坊ちゃんは続けます。別邸に閉じ込めて、それ以降自分の事を知ろうともしないで気持ちだけ縛りつけるのかと。暗闇の中にいた自分を救い出してくれたのはアリスで、アリスがいなかったら自分はとっくに死んでいたと思いをぶつけたのです。そして「僕はアリスと結婚する!」と宣言して部屋をでていきました。アリスへの想いと共に坊ちゃんも強くなっていたんですね。そして笑顔で待っていたアリスに「帰ろう僕たちの家へ」と言い別邸へ戻ったのです。このシーンはあの母親へ坊ちゃんがアリスへの想いをぶつける爽快なシーンでした。その坊ちゃんを見て「あんなに優しくて弱かった子が私に口答えするなんてね、成長したのね」と微笑むガーベラも違う一面が見れて印象的でしたね。
印象深い名シーンのまとめです
第1期での印象深かったシーンをご紹介しました。その他にもアリスと坊ちゃんが街でデートをする場面やクリスマスの日に皆が帰ったあとでの2人の場面などあったのですが今回はこの4つをご紹介する事にしました。この作品はラブストーリーですがコメディー要素も強くご覧になった方によって好きなシーンは色々あると思います。アリスや坊ちゃんが歌うミュージカル的なシーンや定番となったアリスの逆セクハラシーンもこの作品ならではの魅力となっています。第2期ではどんな名シーンが見られるのか楽しみです。最後まで読んで頂きありがとうございました。