「死神坊ちゃんと黒メイド」のキャッチコピーにもなっている『触りたくても触れない』の通り世界でもっとも切ない両想いのラブストーリーがこの作品の大きな魅力の一つですね。ただもっとも切ない両想いのお話しですが、ピュアな坊ちゃんとちょっと小悪魔でかわいいアリスのやりとりは見ていてちょっとおかしく微笑ましいラブストーリーです。そんな2人の関係を振り返ってみたいと思います。
幼い頃から両想いの2人
アリスは母親のシャロンが坊ちゃんの屋敷のメイド長を務めていた事でお屋敷に住んでいました、そんなアリスを周りの子供達が貴族でもないのに屋敷に住むなと虐めていたのです。そんなアリスを庇って優しく助けてくれたのが坊ちゃんで、そんな坊ちゃんをアリスは慕うようになり、坊ちゃんもアリスの事が好きだったのです。
呪いで狂った2人の仲
そんな好きだったアリスの事を坊ちゃんは忘れていました。それは呪われて会えなくなって、淋しくて記憶から追い出して忘れるしかなかったからだったのです。呪いは坊ちゃんとアリスの仲をも引き裂いてしまったのですね。
久しぶりの再会
魔女に呪いをかけられ実の母親に「まるで死神のような子ね」と言われ5歳の時に執事のロブと別邸においやられた坊ちゃんは、成長するにつれ心がすさんでしまいます。そして部屋に閉じこもるようになり心も閉ざしてしまったのです。そんな坊ちゃんを心配したロブがアリスをメイドで雇った時も坊ちゃんはアリスの事を覚えていませんでした。
記憶から消していた坊ちゃん
子供の頃の事が大嫌いになっていた坊ちゃんは記憶から消し去っていたのです。しかしアリスは「坊ちゃんの事を1日たりとも忘れた事ありません、こうしてまた坊ちゃんに会えて夢のようです」と昔と変わらず坊ちゃんの事を想っていたのです。呪いをかけられていようがアリスには全く関係ないのです。
2人の再スタート
アリスの事を受け入れられない坊ちゃんはアリスを辞めさせようと罵ったり、無理難題を押し付けたりしますがアリスは笑顔で仕事をこなしてしまいます。そして坊ちゃんはアリスが辞めないなら自分が出ていくと書置きをして吹雪の夜に屋敷を出ていったのです。吹雪の中さまよっているうちに足を滑らせ転落してしまいます、そしてもう死んでもいいと思った時アリスの事を思い出したのでした。もう一度会いたいと思っていたアリスが傍に居た事を、そしてもう会えなくなってから思い出した事を後悔しながら意識が遠のいていったのです。
アリスの想い・・・
そんな時坊ちゃんの名を呼ぶアリスの声が聞こえたのです、家出をした坊ちゃんをアリスは探していたのでした。ほっといてくれという坊ちゃんに対してアリスは言いました、「なんで命を投げ出すような事をするのですか」「坊ちゃんは幸せになるべきなんです、呪いがかかっていようとなんだろうと途中で諦めてほしくない」と。そして自分の気持ちをぶつけたのです、
のこされる方の気持ちも考えてくださいよ、あなたの事を愛している人もいるんです。
そして屋敷に戻った坊ちゃんはロブに仲良くなれましたか?と聞かれて「僕アリスの事好き、かも・・・」と答えたのです、ようやく自分の気持ちを素直に言えるようになった坊ちゃんでした。
初めてのデート
負けた方が何でも言う事をきくという条件で坊ちゃんとアリスはビリヤードで勝負をしていました、坊ちゃんはアリスの逆セクハラに動揺し負けてしまいます。アリスのお願いは一緒に街に出かけて欲しいというお願いでした。週末に仮装のお祭りがあり、それに参加したかったのです。
2人の気持ち・・・
アリスは街で坊ちゃんと普通の恋人の様にデートするのが夢だったのです。2人は色々なお店を見てまわったりアイスクリームを買って食べたりして楽しんでいました。そして誰もいなくなった夜の時計塔に2人は登ります。そこで坊ちゃんはアリスに「こんなに近くにいるのに一番遠くにいるみたい、君の事たまらなく好きなのに、デートしてても肩も抱けないなんて」と言いました。するとアリスは「楽しかったですよ、坊ちゃんのお傍にいられるだけで私は嬉しいんです」「これからもお傍において下さい、たとえ触れ合えなくても一番近くで坊ちゃんを見つめていたいのです」と答えたのです。自然とお互いの素直な気持ちを伝える事ができるようになった2人でした。
聖夜の夜にあらためて誓った事
雪の上で仰向けになりながら坊ちゃんは吹雪の夜の事を思い出していました。家を飛び出し死のうと思っていた時アリスが来てくれた事を、そしてアリスの事を好きかもと告白し「生きるよ僕は君と一緒に、生きたい」と誓ったあの日の事をです。そしてそのおかげで友達もできたし、諦めないで良かったと思う事が多くあった事は全てアリスのおかげだと改めてアリスに言った坊ちゃんでした。
アリスの誓い
それを聞いたアリスは「嬉しい言葉を有難うございます、クリスマスプレゼントとして頂いておきますね」と答え、「では私もお返しを、私をどうぞ」と逆セクハラをして坊ちゃんを困らせるのでした。そして坊ちゃんの横に寝転び「坊ちゃんの感じている冷たさを共有したくなって、一緒に生きていくのですから」と坊ちゃんの誓いに答えるのでした。
坊ちゃんの決意
ある夜坊ちゃんは寝付けなくて月を眺めていると、そこへアリスがやってきて「坊ちゃんまた眠れないのですか」「私が添い寝しましょうか」と言い坊ちゃん慌てさせます。そして「パジャマとってきます」と言って本当に添い寝を始めてしまったのです。
添い寝をするアリス
大好きなアリスが隣に寝てくれている事で興奮して寝れない坊ちゃんはアリスの寝顔に見惚れてしまいます。そんな坊ちゃんに小悪魔的逆セクハラをするアリスに困りながらも嬉しい坊ちゃんでしたが、結婚もしてないのに一緒にベッドに入るのはやっぱり良くないとアリスに言う坊ちゃんでした。
坊ちゃんの思いとアリスの想い
そして坊ちゃんはアリスに自分の思いを話すのです。呪いが解けた時にはアリスの事話すと、跡取りとメイドが結ばれるの簡単な事ではないけど真剣に頼んでみるとアリスに伝えたのです。そして受け入れられなかった時は家を出ると言おうとした時アリスは「いけません、そんな事考えてはいけません、考えないで下さい、ねっ」と笑顔で坊ちゃんにお願いするのでした。アリスは自分の事で坊ちゃんと家族が離れる事になるのが嫌だったのです。坊ちゃんの好意が嬉しいのに素直に喜べないアリスでした。
坊ちゃんの固い決意
坊ちゃんはある日母親のガーベラから呼び出しを受けて本邸に向かう事になります。坊ちゃんの思いとしては呪いを解いてガーベラと会いたかったというのが本音だったのです。ガーベラと会うのが不安な坊ちゃんにアリスが「私も本邸までご一緒してもいいですか?」とさりげなく気を遣うのでした。そんなアリスを見て坊ちゃんは改めてアリスの事が好きだと思うったのです。
坊ちゃんの告白
坊ちゃんが呼ばれたのは後継者についてガーベラが話しをしたかったからです。入院している坊ちゃんの父親の容態が良くないことから、春までに呪いを解かなければ後継者を次男のウォルターにすると坊ちゃんに告げたのでした。その事を承諾した坊ちゃんはガーベラに自分も話しがあると言います。そしてアリスと将来一緒になりたいと告げたのです。
曲げないアリスへの想い!
ガーベラはそんな坊ちゃんの言葉を一蹴します、「冗談でしょ、貴族に生まれた貴方には自由な恋愛なんかない、身分の違いを考えろ」と言ったのです。それを聞いた坊ちゃんは冗談じゃないと始めてガーベラに反抗したのです、こんな自分と普通に接してくれたのもアリス、深い暗闇にいた自分を救い出してくれたのもアリス、アリスがいなかったら自分は死んでいたと感情を爆発させたのです。そして最後に、
僕は、僕はアリスと結婚する!
と宣言すると部屋を出ていったのです。そしていつも通り笑顔で待っていてくれたアリスと一緒に別邸へと帰っていきました。ついに家族の前でアリスへの想いをぶつけた、かっこいい坊ちゃんでしたね。
坊ちゃんとアリスの恋の進展のまとめです
『触りたいけど触れない』いつも近くにいるのに遠距離恋愛をしているような坊ちゃんとアリスの恋物語はいかがだったでしょうか。2人ともお互いが好きなのに、触れ合いたいのにそれができない距離感に見ている方がヤキモキしてしまいますよね。家族に対してアリスの事を堂々と宣言した坊ちゃんとアリスの恋の行方は第2期で進展するのかどうか、是非皆さんもアニメの方で確認してください。最後まで読んで頂きありがとうございました。