虚構推理は城平京が原作のミステリー小説であり、コミカライズもされた作品です。虚構推理はミステリーなので、当然様々なミステリーが登場しますが主人公の存在と、この桜川九郎の存在が一番のミステリーと言っても過言ではないのですが、一応役回り的には準主人公的ポジションです。今回はその桜川九郎について紹介していきたいと思います。
目次
ヤギのような男?桜川九郎のプロフィールを紹介!
桜川九郎は現在地方の大学に通う大学院生で、一応主人公の岩永琴子の彼氏ということになっています。優男で一見頼りなさそうに見えるが、それでいて妙に生命力を感じさせるところがあり琴子や紗季からはヤギのような人物だと評価されています。基本的に善人で温厚ですが、あまり自分を表に出さない人間でもあります。うざ絡みをしてくる琴子に対しては容赦のない一面もあります。
不死身の身体と未来を決定する能力を持った『桜川九郎』
桜川九郎は幼少の頃に、食べると不死身になれるという人魚の肉と未来を占うくだんの肉を食べ、不死身の身体と未来を決定する能力を持っています。ただし、くだんの未来を決定する能力は死ななければ発動せず、そのためには当然死ぬ目に遭わなければなりません。ただし、人魚の肉を食べた九郎は不死身の存在であり、身体が欠損しようが頭を潰されようが再生するため、実質的に無限に能力を使うことが出来ます。
闇の深い桜川家
桜川九郎の家系は力を持つ名家でしたが、不死身の身体とくだんの能力を得ることに妄執していました。そのため、実験台となった親族は数知れず、多くの親族が人魚とくだんの肉を食べされられて死に、生き残ったのは九郎と従姉の六花のみでした。九郎と六花という成功例を生み出した桜川家が現在どうなっているのかは不明です。
好みのタイプは誰?桜川九郎の恋愛遍歴
九郎は元々、恋人の宮原紗季と交際しており、その後の関係も良好で結婚する予定でした。トントン拍子に話が進んだので、一目惚れしていた岩永琴子はハートブレイクしたあとも死体殴りをされていましたが、紗季が怪異と遭遇したことと九郎がその怪異からも恐れられるような存在であること知ったことから破局してしまいます。
現在の恋人は岩永琴子?
その後は待ってましたとばかりに恋人に立候補した琴子と一応交際することになります。当初は自分が怪異からも恐れられる存在だからと交際する気はなかったようですが、琴子も似たような存在であることを知り交際することになります。
琴子は九郎のタイプではない
ただし、九郎にとって琴子はまったく好みのタイプではなく、それどころがうざ絡みをしてくる琴子を邪険に扱ったりします。基本的に温厚で善人なのに、琴子に対する扱いはおよそ恋人として扱うそれではありません。内心嫌ってはいないようですが、うざがってはいるようです。琴子は人間離れした知恵の神に相応しい推理力や洞察力を見せますが、九郎や紗季に対しての行動は裏目に出ることが多いです。
怪異から恐れられる存在?実はヤバい『桜川九郎』
弓原紗季との破局に原因になったように、九郎は本来恐れられる存在である怪異からも恐れられる存在です。怪異からすれば、自分よりも遥かに化物に見えるらしく、琴子に相談しに来る怪異からはいつもオーバーリアクションでドン引きれています。また、怪異たちの天敵であるのも間違っていないらしく、怪異たちにとって九郎の身体は毒物そのものらしい。
作中屈指の化物
不死身の身体に、死して運命を決定する能力を持っているからか格闘技を嗜んでいるわけでもないのに、どんな相手にもひるまず、自分が死ぬことすら全く気に掛けないため、これでは怪異たちから恐れられないのも残当でしょう。ただ、九郎自身は善人で特に歪んだ内面も見られない心優しい青年です。
『桜川九郎』の従姉、今後も立ちはだかるボス的存在の桜川 六花
謎の多い桜川家の中で、数少ない生き残りにして九郎と同じ能力を持つ従姉の桜川六花が本作品のキーパーソンとなっています。九郎の初恋は恐らく六花であり、六花の似た雰囲気を持つ紗季と交際していたと見られています。そんな六花も九郎同様に不死身の身体と未来を決定する能力を有しています。長期間入院していましたが、それは自分の身体を元に戻すための実験であり、自分の身体を元に戻すことを目的としています。
作中で一番のヤバいやつ
外面は温厚ですが、その内面は全く推し量ることができず謎が多く、自分の目的のためなら手段を選ばない一面もあります。自身の能力を駆使することで、とある事件を起こします。しかし、その理由も自分の身体を元に戻すための実験でした。ただしその起こした事件は法で裁けるものではなく、一度は琴子と九郎に阻まれたものの、それでもやめるという発想は無さそう。今後も立ちはだかってくる存在かと思います。
何だかんだでよき琴子の良きパートナー『桜川九郎』
恋人アピールが過剰で、若干琴子をうざがっている九郎ですが、怪異から寄せられる損弾ごとに解決には積極的に協力しており、フィジカルの弱い琴子のサポートに尽力しています。何だかんだで知恵の神の能力を持つ琴子を認めており、何だかんだで琴子のよきパートナーを務めています。
命を粗末にする男『桜川九郎』
九郎の不死身は慣れてしまうと、当然のように扱われてしまうため、ホイホイ死んでは生き返り、その様相はギャグ要素にもなっています。実際に琴子も九郎も、その死んで生き返るムーブに馴れているため作中ではギャグ要素の強い死に芸として扱われることもあります。
【虚構推理】桜川九郎まとめ
虚構推理はミステリー作品ですが、死んでも死なない不死身の存在が出てきたり、地道に真実を解明するのではなく、幽霊や妖怪の目撃者に直接真相を教えてもらうなどかなり斬新で面白い作品です。キャラクターも個性的で魅力的なので、2020年冬から放送されるアニメが非常に楽しみです。皆さんも是非見てみてください!