メリオダスの実の弟にして現十戒のリーダー手存在でもあるゼルドリス。見た目は兄のメリオダスと同様に幼く描かれていますが、ドラゴンボールで言えばフリーザも魔人ブウも小さくなるほどヤバさが増していきました(笑)それと同じくゼルドリスも背丈は小さくとも実力は十戒の中でもTOPクラス!さらにメリオダスの弟なだけあってリーダーシップも兼ね備えている実力者。今回はそんな十戒のリーダー、ゼルドリスについて紹介していきます!
目次
ゼルドリスってどんなキャラ?
もうすでにアニメでも登場し、みなさん知っているとは思いますが一応おさらいを……ゼルドリスはメリオダスの弟であり十戒のリーダーでもあります。年齢は252歳と魔人族の中では比較的若い部類に入り、見た目もメリオダス同様に少年のような容姿をしています。ちなみに気になる身長は152㎝。人間でいうと一般的な女性よりも小さいくらいのサイズです。
ゼルドリスの戒禁は「敬神」!
フラウドリン以外の十戒に魔人王からもたらされている「戒禁(かいごん)」という特殊な力ですが、ゼルドリスの戒禁は「敬神」と呼ばれるものです。敬神の戒禁は魔人王、及び魔人王代理であるゼルドリスへの背信行為を許さないというものであり、ゼルドリスから逃げようとして背を向けると強制的に服従させるというものです。
敬神の戒禁といえば3000年前にも……
「敬神」という戒禁の名前を聞いてピンと来た人もいるかもしれませんが、以前紹介した「カルマディオス」の紹介記事でも敬神という戒禁が出てきました。その能力に対してメリオダスが「戒禁にかかりたくなけりゃそいつから絶対に逃げるな」と言っている事から能力も同じと考えて間違いないと思われます。ちなみにこのカルマディオスの戒禁について、コミック版では「敬神」となっていますが週刊誌では「背信」と表現されていました。ニュアンス的には同じ能力と思われますが、なぜか修正が入ったようです。
ゼルドリスの得意なスタイルは剣技!
ゼルドリスの闘級は61000(魔力10000・武力47200・気力3800)となっており、十戒の中でもTOPの実力の持ち主です。その中でも突出しているのが武力!特に剣速は魔界随一といわれており、まさに「瞬く間」に敵を切り倒してしまいます。また、魔導士ほどではありませんが魔力も適度に備えているのが特徴です。
剣速を生かしたゼルドリスの必殺技
ゼルドリスには「魔人王」という特殊な技もあるのですがそちらは魔人王から借りている「支配者」の一部なので、今回紹介するのはゼルドリスだけが使えるオリジナル技の凶星雲(オミノス・ネビュラ)!ゼルドリスには自身を中心に敵味方関係なく引き付ける技があるのですが、そこへ更に「全反応」という半自動の迎撃技(近寄ってきた対象を自動で攻撃する)を組み合わせたのが凶星雲になります。ただし一度解除してしまうとインターバルが必要になるので注意が必要。
ゼルドリスの師匠はキューザック!
長いひげが特徴的な魔神でゼルドリスの師匠にあたる人物。普段は真摯な雰囲気ですがゼルドリスの事は溺愛しており、何をするにもゼルドリス第一。「原初の魔神」と呼ばれており力を解放した時の闘級はなんと168000!十戒の力を軽くしのぎます。ゼルドリスの剣技は魔界でも随一といわれているのですが、その剣技を教えたのもキューザックです。ちなみに執事っぽいふるまいで彼が入れる紅茶はまずいんだとか……(笑)
ゼルドリスがメリオダスをひと際強く恨む理由
かつてメリオダスは十戒を抜ける際にメンバーを2名殺害しています。そしてその事件がきっかけで魔人族側の統率が崩れ女神族に敗北してしまいました。このことを理由に封印から解かれた十戒はメリオダスを憎み命を狙っているのですが、ゼルドリスだけはそれだけが理由ではありません。メリオダスが裏切り行為を行うとそれに乗じて吸血鬼一族も反乱を企て、後々そのことが理由で吸血鬼一族の処刑をゼルドリスが担当することになったのが大きな理由になっています。
吸血鬼一族にはゼルドリスの恋人がいた
もともと十戒として戦い多くの命を奪ってきたゼルドリス。たかだか反乱者の吸血鬼一族を処刑するなど普通に考えれば大した事ありません。しかしその吸血鬼族にはゲルダというゼルドリスの恋人がいたのです。メリオダスが裏切ったから吸血鬼一族も謀反を起こし、恋人であるゲルダを自分が処刑しなくてはいけなくなった。この事がゼルドリスにとってメリオダスを恨む一番の理由となっています。ちなみにこの時ゼルドリスはゲルダを殺さず封印という形で事を収めました。
魔人王の座にこだわり続けていたゼルドリス
十戒の統率者で現魔人王の実の息子。兄であるメリオダスは魔人族を裏切っており、もう一人の兄であるエスタロッサは色々といわくつき……魔人王から「支配者」の力も分けられており、ゼルドリスが次期魔人王になるのは目に見えて明らかです。そんな中でも魔人王にこだわり自分が魔人王になると豪語しているゼルドリス。何としてでも魔人王になり成し遂げたいことがあるように見えますが……
たった一つの提案で魔人王の座をメリオダスに譲る
魔人王にこだわり続けていたゼルドリスでしたが、突如エリザベスの呪いを解くためにメリオダスも魔人王になると言い出します。当然反発して臨戦態勢に入るゼルドリス。しかしメリオダスにある言葉をささやかれると自らは魔人王の座から身を引きあっさりとメリオダスに魔人王の座を譲ってしまいました。この時にメリオダスが口にした言葉が「ゲルダは生きている」。メリオダスが魔人王になった暁にはゲルダを救い出すという約束だったのでしょう。つまりゼルドリスもメリオダス同様に愛する人のために魔人王を目指していたのです。
魔人王に身体を乗っ取られてしまうゼルドリス
髪が伸び少し大人っぽくなったゼルドリス……ではなく、これはゼルドリスの身体を依り代に復活した魔人王になります。戦いで瀕死の重傷を負ってしまったゼルドリスはキューザックに助けられるのですが、その後キューザックにより戒禁を吸収させられたことで魔人王に身体を乗っ取られてしまう事に……まだ原作でもこの姿にたばかりでどのような展開が待っているのか楽しみです。
若き十戒の統率者ゼルドリスまとめ
容姿だけでなく境遇までメリオダスと似ているゼルドリス。恋人のために魔人王を目指し、恋人のためにあっさりと魔人王の座をメリオダスに譲ってしまう。敵ながら完全な悪者というわけでもない所がゼルドリスの魅力となっています。現在原作では魔人王に身体を乗っ取られメリオダスと最後の戦いを繰り広げており、ゼルドリスはゲルダを取り戻せるのか。そしてメリオダスは今度こそゼルドリスを助け出すことが出来るのか。今後の戦いから目が離せません!