彼方のアストラは、学校行事である宇宙研修へと旅だったB5班が、謎の球体に宇宙空間に飛ばされることから始まるSF冒険モノ。しかし、物語の終盤には、ミステリーの要素もふんだんに取り入れられてあり、非常に読み応えのある作品です。2019年7月からはアニメ化も決定されています。今回はそんな中で、B5班のメンバーであるザック・ウォーカーについて紹介させていただきます。
目次
ザック・ウォーカーってどんな人物?
物語の冒頭からかなりの天才ぶりを発揮するザック。メガネキャラでイケメン。身長は185cmでIQは200。宇宙船の操縦免許を持っており、遭難した当初に、自分たちの現在位置や故郷までの帰り方を計算したのもザックでした。冷静な性格をしており、自分の役割も把握している様子。宇宙船が故障した時は、冷静でいることが自分の役割と公言しているように、しっかりとした判断のできる人間で、このクルーの中で、1番頼りになる人間かもしれません。知識も豊富で、宇宙関係の施設で兵庫に使われることが多い古い格言まで精通していました。
ザック・ウォーカーの発明品 可食判定器
第一の惑星、ヴィラヴァースにてメンバーは食料と水の確保に努めます。しかし、生態系も故郷のものと全く違うために毒の有無が確認できません。そんな時に、キャプテンのカナタは意を決して未知の果実を食すのですが、そのすぐ後に出てきたのが可食判定器。船内のジャンクパーツを使用したもので、食べられるかどうかを確認するというもの。表示方法もポップで、食べられるものにはYummy!とニコちゃんマークが表示されます。後にはフニの声が録音され、音が出るようにもなります。ちなみに美味しくない場合には、ディスカスティングと表示されます。
ザック・ウォーカーとキトリー
2人は幼馴染で、幼少期の頃から仲がいい様子。当時、キトリーは周りにツンケンした態度をとっていたこともあり、あまり友達が居なかったようです。キトリーはなんだかんだでわかりやすい性格で、ザックのことを好きなのも周囲にバレバレの様子。そんな彼女は、惑星イクリスにてザックに自分の思いを告白します。自分の将来の夢は、あんたの嫁になることだ!と。その告白を聞いたザックは、真顔で、俺たち結婚するんだろ?と返答。自分たちがまだ子供の時にした、結婚しようという約束を覚えていたようで、それをずっと本気にしていました。そういう経緯があり、故郷に帰る前に2人は婚約します。そして、無事、故郷についた際には、結婚したようです。
ザック・ウォーカーの父親と真実
キトリーとフニシアをきっかけに
このB5班のメンバーは、親に愛されて居なかった者がほとんどでした。ある日、キトリーとフニシアがあまりに似ているということから、義理の兄弟ではなく本当の兄弟なのではないかという話になります。そこで、ザックは2人のDNA鑑定を行います。すると、なんと2人のDNAは一致。つまり2人とも同じ人間の遺伝子情報を持って居たのでした。そこから、自分たちは、親達のクローンであることが判明していきます。
ジェド・ウォーカー
ザックの父親はジェド・ウォーカー。有名な研究者でもあります。記憶移植の研究を成功させており、そのためには全く同一の遺伝子情報をもつ体が必要でした。そのために、キトリーの母親で医者でもある、オリーヴが自分たちのクローンを作成します。その同一遺伝子を持ったクローンに対して、記憶移植を行うことで、自分たちを若返らせようという計画だったのです。しかし、ゲノム管理法が執行されるにあたり、自分たちのクローンがそんな時することが発覚することを恐れて、宇宙研修に乗じて、クローンを殺そうと企んだのでした。そのクローン達が、G5班のメンバーだったのです。
ザック・ウォーカーの一番の思い出
ザックがこの旅で1番の思い出としてあげているのは、アストラ号に流星体が入り込み、損傷。その影響で、重力装置が作動しなくなったのでした。そこで、ケーブルを繋げて、再起動を試みるも、ヴァラヴァースの生き物が入り込んできたことにより、再起動に失敗。ドタバタの末、ウルガーがその動物を仕留めたことにより、難を逃れましたが、あともう少しで惑星にぶつかりそうな時でした。なぜこんな動物が紛れ込んで居たかというと、実はシャルスが、調査用に卵を持ち帰っており、それが孵化したとのことでした。
ザック・ウォーカー アストラの彼方に
無事にアストラに帰還したザック。その後彼はどうなったかというと、本でぼろ儲けをしたカナタが買い戻したアストラ号にともに乗船して宇宙の冒険へと出かけます。物語の終盤に右腕を失ったカナタの義手を作ったのもザックでした。結婚したキトリーを置いて、シャルスも含め、男3人で宇宙の冒険へと旅立って行くのでした。
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