今年2024年に『鬼滅の刃 柱稽古編』の放送が決定され、今まさに注目を集めている柱たちですが、皆さんは柱の中でどのキャラクターが1番好きですか?本作に登場する柱たちは、それぞれが魅力的な性格や過去を持っており、作中の中でも屈指に人気の高いキャラクターたちであるといえます。その一方で、あまりにも人気上位の柱たちが目立ちすぎてしまうが故に注目されていない柱もいる事はご存知でしょうか?本作に柱として登場する悲鳴嶼行冥は、まさにその代表格で、作中でも屈指の実力を誇りますが、人気投票ではあまり上位に上がることができません。他の柱たちに比べると、その見た目の無骨さもあってやや敬遠されがちな柱のようです。しかし、悲鳴嶼は見た目の派手さこそは無いものの、その実力や彼の正義感は、他の柱たちと比べても非常に注目しがいのあるものとなっています。今回はそんな柱の中でも屈指の実力を誇る悲鳴嶼の魅力を紹介していきたいと思います。普段はなかなか注目されない柱ですが、今回の記事を通してぜひとも彼に興味を持ってくださいね!
全盲の柱
悲鳴嶼行冥は視力のない、いわゆる全盲のキャラクターです。戦闘において目が見えないという事は大きなハンデではありますが、そのような状況の中でも確かな活躍を見せ、鬼殺隊の実力者の証である柱に在籍しているキャラクターなのです。
高熱で視力を失う
彼は幼少の時に高熱に侵され視力を失ったとされています。当時流行していた天然痘などの感染症は罹患者に高熱を促す病であり、実際にこれらの病に罹患し視力を失った人は多くいました。独眼竜の異名で知られる伊達政宗も幼少期に天然痘に罹患しており、片目の視力を失っていますが、おそらくは悲鳴嶼も同じような症状を経験したのだと考えられます。
嗅覚や聴覚を駆使する
視力を幼少の時から失っていた悲鳴嶼ですが、彼はその代わりに嗅覚や聴覚を駆使して戦闘をしているようです。現実でも視力を失った人物が他の感覚器官を発達させている例は数多くあり、このような身体の変化は珍しいことではないのですが、目の見える柱たちをも圧倒する実力を全盲ながら発揮しているというのはすごいですよね。
全盲を感じさせない活躍
このように、悲鳴嶼行冥は視力を失っていながらも、他の感覚器官をフル活用し活躍しているのです。作中でも彼が視力がないばかりに困っているシーンというのはほとんど描かれておらず、悲鳴嶼行冥が視力を失った後血が滲むような努力を繰り返し、様々な感覚器官を研ぎ澄まして行ったことが伺えますよね。
寺育ち
そんな、視力を失いながらも全線で活躍し続ける悲鳴嶼ですが、彼は幼少期の頃から寺で育てられてきたのです。彼の見た目からも分かりますが、彼は寺育ちという背景もあり作中でも仏教に精通した発言や行動を多くしており、彼のアイデンティティに大きな影響を与えた過去であると言えます。
両親との別れ
寺育ちとなることとなった背景ですが、彼には家族はいたものの、母親を出産の際に亡くし、父親も流行病で死んでしまったのです。 このように、彼は早くに両親を亡くてしまったため寺で生活をすることとなったのです。両親の愛を長く感じることができなかったがために、悲鳴嶼は道行く家族などを見て涙を流す描写なども描かれており、非常に家族と言うものに対して強い感情を有しているキャラクターでもあるのです。
悲しい過去
彼の悲しい過去は、両親が亡くなってしまったことだけではありません。その後、寺で生活していた際に引き取っていた孤児に裏切られ、自らが育てていた子供たちを鬼に殺されてしまったのです。この時に経験した壮絶な裏切りの経験が彼の心に大きな傷を残すこととなります。
慈愛深いが故の恐ろしさ
このような様々な辛い過去を経験してきたからこそ、悲鳴嶼は非常に慈愛深い人物として育ったのです。しかし、一方で、彼の慈愛は時として鬼となってしまった禰?豆子を、憐れみながらもためらいなく殺そうとする恐ろしい側面も持ち合わせています。これまでに数多くの子供たちが鬼に殺されてきたという現実を知っているからこそ、鬼に対しては疑うこともなく敵意を向けることができるのです。
鬼殺隊屈指の実力
そんな悲しい過去と慈悲深さを併せ持っている悲鳴嶼ですが、実は彼の戦闘力は鬼殺隊の中でも屈指のものだったりします。なかなか目立つキャラクターではないため、彼が鬼殺隊随一の実力を持っていることを知った際に驚いたファンの方も多いと思います。
柱たちも一目置く存在
鬼殺隊は非常にクセの強いキャラクターたちが多く在籍しているので、その人間関係も複雑なのですが、どの柱たちも悲鳴嶼に対しては、尊敬の念を抱いているようです。そのため、普段は連携が難しいようなキャラクター同士も悲鳴嶼を介することによって、潤滑に連携が取れるなど、圧倒的な実力者である彼がいることで鬼殺隊が1つにまとまっているという側面もあります。
作中でも最強格
特に彼は鬼殺隊以外のキャラクターなどを踏まえた上でも作中最強格のキャラクターであり人類が鬼に打ち勝つために必要不可欠な人物となっています。それ故に戦闘描写では、この上なく安心できるキャラクターとなっていますので、ぜひとも彼の戦闘描写にも注目してみてくださいね。
リーダーシップを発揮
特に注目すべき彼の作中での活躍と言えば、戦闘描写で見えるリーダーシップでしょう。先ほども解説しましたが、鬼殺隊は実力者が揃っているため、それぞれが自信に満ちており他人の言うことをあまり聞こうとしません。それ故に純粋に戦闘力に長けている悲鳴嶼が、リーダーとして指示を出す必要があるのです。
最も実践経験に富む柱
彼自身、鬼殺隊の中でも在籍期間が長く、最も実戦経験に富んでいる柱ということができます。純粋な戦闘力が長けているというのももちろんありますが、それだけではなく、数々の修羅場を経験してきたが故の判断能力の高さも彼がリーダーを務める所以なのです。
産屋敷とも連携
非常に長い間柱として活躍してきたということもあり産屋敷自身も柱の中で悲鳴嶼を特に信頼しており、他の柱たちには知らされていなかった作戦内容を彼に打ち明けたりしています。柱館のトップと言えば産屋敷ですが、産屋敷と柱たちの中間管理職的な立ち位置として活躍する現場のリーダーが悲鳴嶼なのです。
柱の中でも唯一の存在
このように、彼は柱の中でも屈指の実力を持ちながら、最も経験豊富な人物であり、かつ産屋敷にも近い立ち位置の人物となっており、鬼殺隊にはなくてはならない存在の人物であると言えるでしょう。彼が存在しなければ、そもそも無惨を倒すことはできなかったと言えるほど心強い柱なのです。
岩の呼吸を使いこなす
そんな鬼殺隊屈指の実力を有する悲鳴嶼が活用するのが岩の呼吸です。 ここからは悲鳴嶼が使いこなす岩の呼吸について詳しく解説をしていきたいと思います。柱の中でも最強の人物が扱う呼吸となっていますので、ぜひとも注目をしてくださいね。
最強の盾と最強の矛を持つ
岩の呼吸の最大の特徴といえば「最強の館と最強歩行併せ持つ」ことでしょう。岩の呼吸は他の呼吸と比べて、機動力やトリッキーさにかける能力ではありますが、その代わりに純粋な攻撃力と防御力の増強に長けた能力であり、大抵の攻撃であれば受けることができるほどのフィジカルアップデートを可能とする能力なのです。
悲鳴嶼に最も合った呼吸
悲鳴嶼は鬼と初めて戦闘した際に拳のみで鬼を撃退していることからもわかるように、非常に身体能力の高い人物となっています。何もしなくても身体能力の高い悲鳴嶼が、呼吸によってさらに体を補強しているということからも悲鳴嶼と岩の呼吸の相性の良さが伺えます。
重量のある武器を容易く扱う
特に悲鳴嶼が扱う武器は重量級のものが多く、相手を一撃で粉砕することができるほどの威力を有するものとなっています。これほどの重量のものをたやすく振り回すことができるのも、彼の元々持っている身体能力の高さと、岩の呼吸ならではの身体能力増強の特性があるからだと言えるでしょう。
他の柱の人気が高すぎる
そんな本作でも圧倒的な実力を有する岩柱の悲鳴嶼ですが、どうしてここまで人気が出ないのでしょうか。その背景には、実力であればまだしも目立ち具合では他の柱たちが圧倒的すぎるという悲しい現実があります。特に柱たちはキャラの濃い人物が多く、どうしても控えめな性格の悲鳴嶼に注目が行かないというのが現状です。
徐々に注目され始めているが、、
それなりに後半では出番も増えてくるので徐々に注目され始めてきていますが、日本映画の中でも屈指の大ヒットを飛ばした『鬼滅の刃 無限列車編』で 大活躍をした煉獄さんらと比べると、まだまだ知名度の少ないキャラクターではあります。 柱稽古編では彼の知名度がどこまで上がるのかも見所ですね。悲鳴嶼ファンからしてみれば「もう少し悲鳴嶼のグッズが出てもいいかな」というところではあると思いますので、ぜひとも柱稽古編では悲鳴嶼を応援したいですよね。
声優は杉田智和さん
悲鳴嶼行冥関連で注目なのは、彼の設定や魅力だけではありません。彼の声を務める杉田智和さんも声優界隈では非常に有名な人物ですので、ぜひとも注目をしてみてくださいね。ここからは悲鳴嶼行冥の声優を務められる杉田智和さんについて、簡単ではありますが紹介していきたいと思います。
数々の名キャラを熱演
杉田智和さんはこれまで『涼宮ハルヒの憂鬱』の主人公、涼宮ハルヒや『銀魂』の主人公、坂田銀時の声を演じられてきた声優さんです。非常に個性的な声で知られている声優さんですので、名前だけでも聞いたことがあるというアニメファンの方は多いのではないでしょうか。本来はおちゃらけたキャラクターを演じられることの多い声優さんですので、かなり落ち着いたイメージがある悲鳴嶼の声を担当されることが判明した際には驚きの声も上がりましたよね。
『銀魂』からの刺客!?
特に本作『鬼滅の刃』が注目されているときに、『銀魂』も完結に向けて動き出していたので、銀魂の作者である空知先生が「鬼滅の刃側にはスパイを送り込んでいる」と発言するなど、鬼滅の刃と銀魂で同じ声優が使われていることを念頭にしたジョークを飛ばしたことが話題になりましたね。 そのせいで、ジョークではありますが、一時期『鬼滅の刃』ファンからも、悲鳴嶼行冥役を演じている杉田智和さんがスパイであると扱われたこともありました。
公式YouTubeチャンネルをチェックしよう!!
そんな声優としての実力とユーモラスに溢れた杉田智和さんは現在YouTubeチャンネルを開設しており、ユーチューバーとしても活躍されています。本作の悲鳴嶼に対する言及もあるほか、声優しか知らないようなマニアックなアニメネタなども数多く投稿されていますので、ぜひとも本作を通して杉田智和さんに興味を持ったというファンの方はチェックをしてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?今回は本作に登場するキャラクターの中でも屈指の実力を誇る岩柱悲鳴嶼行冥について紹介してきました。なかなか目立つことのないキャラクターではありますが、彼の持っている過去や人生観などは非常に魅力的なものであり、なかなか深みのあるキャラクターであることがわかると思います。今年2024年に放送される柱稽古編ではさらなる活躍が描かれることと思いますので、ぜひとも今回の記事を見て悲鳴嶼に興味を持ったというファンの方は、アニメでも彼の活躍に注目をしてみてくださいね。