今年2024年に柱稽古編の放送が決定され、現在注目を集めている柱たちですが、皆さんは本作に登場する柱たちの中でどのキャラクターが1番好きですか?本作に登場する柱たちは、そのほとんどが鬼殺隊の中でも圧倒的な実力を有しているだけではなく、魅力的な性格や過去についての設定などが多く描かれており非常に人気の高いキャラクターたちとなっています。今回はそんな本作でもぶっちぎりの人気を誇る最強集団の柱たちの中から、最も攻撃的で男らしいキャラクターである不死川実弥を紹介していきたいと思います。かなり攻撃的なキャラクターであり、好き嫌いが分かれるキャラクターではありますが、 物語が進むに従って大きく印象が変わるキャラクターとなっていますので、ぜひとも注目してみてくださいね。
風柱として活躍
不死川実弥は風柱として活躍をしたキャラクターです。その痛々しい見た目や狂乱的な表情、あまりにも刺々しすぎる発言などからも非常に印象に残りやすい人物であり、 本作を少ししか見ていないというファンの方であっても、彼の事は強く印象に残っているのではないでしょうか。
鬼殺隊でも上位の実力
不死川実弥の攻撃的な見た目と言動からもわかるように彼は鬼殺隊でも上位の実力を有しているキャラクターです。柱であっても鬼殺隊の中でどれほどの実力を有しているのかと言及されているキャラクターは非常に少ないのですが、その中でも不死川実弥が鬼殺隊の中で上位の実力を有しているとわざわざ言及されていることからも、彼が鬼殺隊のみならず、柱たちの中でも上位の実力を有していることが伺えます。
交友関係はぼちぼち、、
その圧倒的な戦闘力と自信から戦闘面では非常に頼りがいのあるキャラクターですが、交友関係ではその刺々しい言動のあまり、うまくいかないことも多くあるようで、作中では何人かのキャラクターと不仲なキャラクターとして描かれています。 特に口数の少ない富岡義勇とは絶望的に馬が合わないようで何度か衝突している場面も描かれています。
作中屈指のヒールキャラ!?
不死川実弥は非常に優れた戦闘能力で戦闘面では頼りになるキャラクターではありますが、他のキャラクターと不仲であることも多く、本作の柱の中でも屈指のヒールキャラクターとしても知られているのです。基本的に人格者の多い柱たちの中でも攻めっ気が強すぎる性格であるということもあり、はじめのうちは不死川実弥のことがあまり好きではないと感じたアニメファンの方も多いのではないでしょうでしょうか?
禰?豆子の一件で炭治郎と揉める
主人公の炭治郎との初対面の際に、人間を襲わない鬼である禰?豆子に不信感を抱き、禰?豆子に対して自らの血を見せ、彼女の鬼としての本性を暴こうとしたりと鬼である禰?豆子に対しては、柱たちの中でも特に警戒していた人物でもあります。そのこともあり、炭治郎ともあまり仲が良いキャラクターとして描かれておらず、炭治郎自身も気性の激しい不死川をやや恐れている節があるようです。
いかにも悪そうな見た目
このように、彼自身が主人公の炭治郎とあまり仲が良くないことや、攻撃的な発言が目立つことからヒールキャラとして受け取られてしまっているのです。そもそも、明らかに見た目の時点で怖いですので、初めて本作を読んだ小学生位の読者からしてみれば、トラウマ級の激こわキャラクターなのではないでしょうか。
特殊体質
そんな性格の悪さが際立つ不死川実弥ですが。顕著な特徴があるのは、彼の戦闘力や性格だけではありません。彼の血には鬼に対して特殊な効果が隠されていたのです。鬼は人間の血を欲するという特性があるのですが、ごくまれに彼のように鬼にとって特殊な効果をもたらす血を持つキャラクターが存在するのです。
鬼を酩酊状態に誘う
彼の血の特殊効果は鬼を酩酊状態に誘うというものです。酩酊状態というのはお酒に酔ったような状態にするということで、頭の回転を遅くさせたり、体の制御の精度を悪くするといった効果があります。一見すると、こちら側にメリットしかないような特性のように思えますが、この血がすべての鬼に対して同様の効果があるとは限りませんし、何よりも特殊な血であるということから鬼にも狙われやすいということも言える厄介な能力なのです。
リスクも相応にあり
そして何より自らの血を流す必要がある能力ですので、長期間活用し続けると血の出しすぎで敗血症を患ってしまう可能性もあります。不死川実弥自身がこの戦法を使い慣れており、血の流出には強い体質ではあれど、長期間この能力を活用しながら戦闘を続けると言うのはやはり無理があるのです。
まさに喧嘩殺法な戦闘スタイル
不死川実弥は風柱の名にふさわしく風の呼吸を扱うキャラクターとして描かれています。風の呼吸は実際に自らの周りにある空気を活用し、鋭いかまいたちのような形状にすることで敵に切り付ける手法の技が数多くある呼吸で、近距離戦に特化した刀剣という武器を使いながらも、遠距離攻撃を可能とした呼吸となっています。
どんな武器も使いこなす
また、不死川実弥自身は刀剣をメインに戦いながらも、作中で弟の散弾銃を活用したり、火炎瓶を使用したりとその場にある武器はどのような状況であっても使いこなすことができるキャラクターとして描かれています。非常に柔軟性に富んでいる戦闘スタイルのキャラクターであり、上弦の月の鬼であっても彼の不意をつく戦闘スタイルに翻弄されているシーンが多く描かれています。
実戦派の一流剣士
このように彼は風の呼吸を極めた剣術のエキスパートでありながらも、実戦でより戦いを有利に進められるように、どのような手段を取ることもいとわない戦闘スタイルのキャラクターとして描かれています。彼がこのように柔軟な戦闘スタイルをとることができているというのも、過去に鬼殺隊に所属することなく、自らの手で鬼退治をしてきたという経験が生かされているようです。
弟玄弥との関係
不死川実弥には、不死川玄弥という弟が存在します。この2人の関係は作中の中でも特に丁寧に描かれており、本作のラストでも重要なシーンを2人が担うようになっていますので、不死川兄弟に興味があるというファンの方は、ぜひともこの2人の関係に注目するようにしましょう。
執拗に弟を遠ざける
不死川実弥は実の弟である不死川玄弥を必要以上に遠ざけていました。兄の後を追って鬼殺隊に入隊した弟に対して、かなり強い口調で才能がないことを諭し、鬼殺隊を辞めさせようとしていたのです。実は実弥の狙いとしては、命の危険のある鬼殺隊に自らの弟を在籍させ続けたくなかったという感情があるようなのですが、彼自身、かなり不器用な性格ですので、それをストレートに伝えることができなかったようなのです。もしこの時に実弥が正直に弟への気持ちを伝えることができていたのならば、この後起きていた悲劇も避けられたのかもしれません。
逆に弟の闘志に火をつける結果に
このような実弥の弟に対する冷たい対応は、逆に弟の闘志に火をつける結果となってしまいました。弟の玄弥は兄の実弥に振り向いてもらうために鬼殺隊で功績を重ね、多くの鬼を殺していく道を選んでしまったのです。結果として兄実弥の弟に平穏に暮らしてほしいという願いは叶うことなく、最終決戦まで時が進んでしまいます。
家族を守れなかった過去
どうしてここまで実弥は弟の玄弥を鬼殺隊に在籍させ続けたくなかったのでしょうか。その裏には不死川兄弟が経験した悲しい過去が隠されていたのです。ここからは不死川兄弟に起きた悲劇とそのことによる兄弟の決別について簡単に解説をしていきたいと思います。
鬼と化した母親を殺害
不死川兄弟はただでさえ働かなかった父が突如として死んだことによって、収入が安定せず母親と長男である実弥が必死で働くことによって何とか生き抜くという生活を続けていました。苦しいながらも幸せな生活を送っていたのですが、ある時母親が鬼に襲われ、鬼と化してしまい実弥と玄弥以外の兄弟を殺してしまいます。そのことに気付いた実弥はとっさに鬼である母親を殺害してしまったのです。
弟との決別
しかし、兄が母親を殺害している現場を後から把握した玄弥は気が動転していたということもあり、兄を一方的に人殺しであると勘違いしてしまいました。この時から兄弟のすれ違いが始まったようで、実弥は玄弥に勘違いをされ続けてでも鬼を殺し続け、玄弥が気づかないところで幸せに暮らせる環境を作ることを決めたのです。しかし、その願いも玄弥が実弥の後を追って鬼殺隊に入隊したことで潰えてしまいました。
最終決戦で活躍
そして不死川兄弟は、本作の最終決戦である無限城決戦編で互いに協力し合い共闘することとなります。これまでは互いに思いやりながらも、すれ違うばかりの兄弟でしたが、二人で共闘をする中で、お互いの実力を認め合うようになります。兄弟の和解ともいえる共闘シーンが見られる描写となっていますので、ぜひとも注目してみてくださいね。
黒死牟との戦い
特に不死川兄弟が相手にしたのは作中でも屈指の実力を有する上弦の壱の壱黒死牟との戦いでした。黒死牟は本作に登場するキャラクターの中でも特に戦闘力の高い人物で、柱の中でも上位の実力を有する実弥であっても、1人では太刀打ちできない敵でした。そのような困難な状況の中でも、不死川兄弟は互いに協力をしながら黒死牟と渡り合うこととなります。
瀕死状態まで追い詰められる
結果として、実弥は瀕死の状態まで追い詰められるものの、何とか黒死牟に勝利をすることとなります。彼の持ち得る戦略全てを活用して、なんとか収めた勝利でした。実弥と黒死牟の死闘は本作で描かれた戦闘の中でも特に手に汗を握る展開の多いものとなっており、非常に人気の高い戦闘描写となっていますので、ぜひとも注目してみてくださいね。
弟の死を乗り越え生き残る
何とか黒死牟に勝利することができたものの、弟の玄弥は既に助からないほどの致命傷を負っていました。実弥は唯一の弟である玄弥が死ぬことに対して異常なまでの拒絶を示したものの、弟玄弥はほどなくして息を引き取ります。彼にとって残された唯一の家族である玄弥は彼の腕の中で安らかに息を引き取ることとなったのです。このシーンは見ていて非常に辛かったですが、最後の最後に2人の互いを思いやる本心が伝え合いたのだけが不幸中の幸いでしたね。
父親に跳ね返され現世へ
その後も死闘を繰り広げる実弥ですが、最終的には弟と同じく致命傷を負ってしまうこととなります。意識も朦朧とし、あの世とこの世の境をさまよっている中で、実弥はすでに亡くなった玄弥たち家族と再会します。自らも家族とあの世へ渡ろうとした際に、これまで自分に愛情を注いでいるように思えなかった父親が突如として実弥を突き飛ばし、彼を現世と引き戻すのです。
弟の死を受け止める
このように非常に辛い経験をしながらも最終決戦を生き残った数少ないいメンバーとなった実弥ですが、最終決戦後は弟の死を受け入れ、穏やかな性格と変貌しました。異常なまでの敵意を向けていた禰?豆子に対しても頭を無言で摩ったりと、 これまでのあまりに攻撃的だった対応を詫びるかのような行動を示しました。 この辺の彼の行動の変化で、実弥に対するイメージが大きく変わったというファンの方は多いのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?今回は本作『鬼滅の刃』に登場する風柱こと不死川実弥について解説をしてきました。作中でも特に尖った性格のキャラクターであり、はじめのうちは好きになれなかったというファンの方も多いとは思いますが、作中の後半に差し掛かるにあたって弟との関係の改善や、彼の過去についての深堀、そして最愛の弟の死という描写が多く描かれたことで、彼に対するイメージが大きく変わったというファンの方も多いのではないでしょうか。作中でも、冒頭と後半で特にギャップの強いキャラクターとして描かれていますので、柱稽古編でも彼の心の変化にはぜひとも注目をしてみてくださいね。