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ウルトラマンブレーザー

【ウルトラマンブレーザー】田口監督が携わってきたニュージェネレーションシリーズをご紹介します!

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ウルトラマンシリーズ最新作「ウルトラマンブレーザー」のメイン監督を務めるのは田口清隆監督です。田口監督はニュージェネレーションシリーズと呼ばれる作品全てに携わっており、メイン監督は今作を含めると4作目になります。今回は「ウルトラマンブレイザー」が放送される前に、ニュージェネレーションシリーズを振り返ってみたいと思います。

「ウルトラマンギンガ」「ウルトラマンギンガS」

ウルトラマンギンガS

ウルトラマンメビウス以来の地上波全日帯テレビ番組として始まった、「ウルトラマン列伝」の後番組「新ウルトラマン列伝」の枠内で放送開始されたのがウルトラマンギンガです。田口監督が携わることになったのは続編にあたる「ウルトラマンギンガS」からで、ウルトラマンギンガの2年後の世界が舞台の物語として作成されました。ウルトラマンギンガSは前作とは違う世界観で作成されており、防衛チームが登場し、主人公の礼堂ヒカルが防衛チームに入ることになります。その他には新しくウルトラマンビクトリーが登場し、物語に厚みが増すことになりました。

ウルトラマンギンガSとは!?

ウルトラマンビクトリー

ウルトラマンギンガは未来から来たウルトラマンで、ヒカルが変身し、ウルトラマンビクトリーは地底の民「ビクトリアン」のショウが変身するウルトラマンです。元々は古代人が「ビクトリウム」を巡って起こした争いを終わらせるために宇宙から来たウルトラマンです。ギンガは未来から、ビクトリーは過去から来たという設定ですね。最初は地上の人に対して敵意を持っていたショウでしたが、戦いの中でヒカルとの信頼関係を深めていき、バディとして地球の平和を守るために一緒に戦うようになりました。

ニュージェネレーションの始まり

メイン監督に坂本浩一さんが起用され、制作チームの中心に田口監督が起用されたことにより、続編にもかかわらず新設定を採用しています。撮影にはミニチュアやアクションシーンを取り入れたり、スピーディーな戦闘シーンを入れることで後々の「新世代ヒーローズ」の礎を作った作品と言われています。

「ウルトラマンX」

ウルトラマンX

ウルトラマンXも、「新ウルトラマン列伝」の枠内で制作放送された作品です。そして、田口清隆監督がはじめてメイン監督を担当した作品で、サイバー感を持たせた初めてのウルトラシリーズになります。今作品では防衛チーム側もしっかりと描かれており、ウルトラマンXとの協力・共闘が演出されています。従来のウルトラシリーズを基に、新しいウルトラマン像を作り上げていこうとする田口監督の意思が伝わってくる作品ですね。

豪華なスペシャルゲスト

ウルトラマンX

ウルトラマンXで盛り上がった演出が、歴代ウルトラマンの登場です。ウルトラマンゼロを筆頭に、ウルトラマンマックス、ウルトラマンネクサス、ウルトラマンギンガ、ウルトラマンビクトリーなどが登場しました。ウルトラマンマックスは変身役のトウマ・カイトも登場しましたし、ウルトラマンネクサスは他のTVシリーズに登場するのは初めてで、xioの副隊長橘さゆりがネクサスに変身するという演出も田口監督らしさが出ていたと思います。

田口監督の想いを詰め込んだ作品

ゴモラ

このように、斬新な設定と演出がありつつ、従来のウルトラマンを目指した作品になっています。主人公の大空大地が目指す「人間と怪獣」との共存が作品のテーマにあり、演出の中で大空大地と怪獣との絆が最後の敵に立ち向かう鍵になっています。また、ウルトラマンXから変身アイテムの多様化が始まり、それは形を変えながら後の作品へと受け継がれていっています。

「ウルトラマンオーブ」

ウルトラマンオーブ

ウルトラマンXに引き続き、田口清隆監督がメイン監督を務めた作品で、2作品続けて同じ人がメイン監督を務めるのは珍しいことだそうです。ウルトラマンXの演出が評価され抜擢されたのだと思います。ただし、ウルトラマンオーブは王道のウルトラ作品ではなく、新しいコンセプトで作られています。ウルトラシリーズ50周年のウルトラ作品ということで、「合体」をテーマにして、昭和と平成のウルトラマンの力を合わせて変身(フュージョンアップ)して、さまざまな形態のウルトラマンオーブになるという設定になりました。

新しいスタートを切った作品

田口監督

田口監督は、またメイン監督を任されるとは思っていなかったので、ウルトラマンXで50年の集大成的要素は全てウルトラマンXに盛り込んでいたとインタビューで答えていらっしゃいます。それをふまえて、ウルトラマンオーブは新しいスタートを切る作品にしたいと考えていたそうです。最初の企画段階で、防衛隊には重きを置かないということが決定していたそうで、それなら全話に遊びの部分を加味したシリーズにしたいと提案し、ウルトラマンオーブが始動したそうです。

長く愛されるキャラクターの登場

ジャグラス・ジャグラー

ウルトラマンオーブでは、年齢が少し上の主人公ということで、キャリアのある俳優さんを数人に絞ってオーディションを行い、石黒英雄さんに決まったそうです。その時に独特の雰囲気を持っていた青柳尊哉さんに田口監督がジャグラー役をオファーしたそうです。そして、ジャグラーは青柳さんの演技もあって悪役ながら大人気キャラクターとなり、その後のウルトラ作品にも登場するようになります。そして、ウルトラマンZでは防衛組織「ストレイジ」の隊長に配役される(ジャグラーとして)ほどの人気を誇るキャラクターになりました。

「ウルトラマンジード」

ウルトラマンジード

ウルトラマンジードは、元々ウルトラ戦士だった悪の戦士ウルトラマンベリアルの遺伝子を受け継ぐ息子が悪と戦うヒーロー戦士という設定で、そこにウルトラセブンの息子ウルトラマンゼロが絡んでくる物語になっています。ウルトラマンジードも、ウルトラマンオーブの時と同じように、歴代戦士2人の力を借りて様々な能力を持った形態に変身し戦います。

メイン監督は多才な坂本浩一さん

坂本監督と濱田達臣

メイン監督は、ウルトラマンゼロとウルトラマンベリアルが登場した劇場版「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」の監督を務めた坂本浩一監督です。今回のウルトラマンジードでは、ウルトラマンベリアルが登場してから描かれてきた物語に、ライバルのウルトラマンゼロも登場させて、決着をつけた形の作品になっています。坂本監督は仮面ライダーシリーズから戦隊シリーズ、そしてこのウルトラマンシリーズの特撮を網羅しており、プロデューサーからスタントマンやコンテ・マンまで出来る多才な方です。

キャリア抱負な魅力的な俳優陣

ウルトラマンジード出演者

主人公の朝倉リクを演じるのは濱田龍臣さんです。濱田さんは劇場版『超決戦!ベリアル銀河帝国』でナオ役で出演しており、劇場版『ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!』ではナオ役で操縦していたジャンボットと再共演し、見た人には分かる絡みをしていましたね。その他にもリクを支える仲間のライハ(山本千尋)やゼロに変身して一緒に戦うサラリーマンのレイト(小澤雄太)、敵キャラクターの伏井出ケイ(渡辺邦斗)やベリアルの復活の鍵となる石刈アリエ(小林涼子)などの人物描写がしっかり描かれており、個性的なキャラクターが作品に厚みを持たせていると思います。

「ウルトラマンルーブ」

ウルトラマンルーブ

ウルトラマンルーブは兄弟2人がそれぞれウルトラマンロッソ、ウルトラマンブルに変身して戦うW主役ウルトラマンというウルトラシリーズでは初の設定です。他のウルトラシリーズとは関連が非常に薄く、これまでにないコンセプトで制作されており、「家族」をテーマにした物語になっています。

今までとは趣の違う作品

ウルトラマンルーブ

ウルトラマンルーブはこれまでの作品とは全く違うコンセプトで作られています。物語の最初からウルトラマンが2人いるため、一方的な戦いにならないように、主人公2人が戦いの中でウルトラマンの力を理解しながら戦いを覚えていくなどの演出がされています。その他には戦闘シーンやストーリーにもコメディー要素が多く含まれるなど、今までの作品とは大きく違う特徴です。いきなりウルトラマンになる力を持った兄弟が「ウルトラマンとはどうあるべきなのか」を考えながら成長するという、今までにない作品だと思います。

「ウルトラマンタイガ」

ウルトラマンタイガ

令和最初のウルトラ作品が「ウルトラマンタイガ」です。ウルトラマンタロウの息子、ウルトラマンタイガ、U40出身のウルトラマンタイタス、惑星O-50出身のウルトラマンフーマの3人に主人公の工藤ヒロユキがそれぞれ変身して戦うという新しい設定の作品です。『劇場版 ウルトラマンR/B セレクト! 絆のクリスタル』に登場したウルトラマントレギアが作品を通しての敵として登場し、元々ウルトラ戦士でウルトラマンタロウの親友だったということが分かり、ストーリーが進みます。

トライスクワット

ウルトラマンタイガ

タイガ、タイタス、フーマの3人はトライスクワットというチームを作り、活動をしていました。3人はトレギアとの戦いの中で消滅してしまいます。そして、タイガは宇宙人が密かに暮らす別世界の地球に辿り着きます。その時、怪獣の子供を宇宙人から守ろうとする工藤ヒロユキと一体化し、助けました。そして、タイタスやフーマもこの地球に辿りつき、タイガと共にヒロユキに力を貸すことになるのです。

人間と宇宙人が住む地球

ウルトラマントレギア

タイガ、タロウ親子とトレギアの因縁がストーリーの根幹にあるのですが、故郷を捨てて地球に住んでいる宇宙人と人間の関係性が描かれています。人間と宇宙人の共存がテーマにある中で、地球で暮らす宇宙人たちの葛藤も描かれており、今までのウルトラ作品とは少し違う作品となっています。

「ウルトラマンZ」

ウルトラマンZ

ウルトラマンゼロの弟子と自ら言っているウルトラマンZが主人公で、ゼロに憧れてやっと宇宙警備隊に入った若きウルトラ戦士です。ただ、ゼロに「半人前どころか三分の一人前」と言われて、本人は「ウルトラショック」だったそうです。光の国を襲撃したゲネガーグをゼロとZが追いますが、ゼロは異空間へ飛ばされてしまい、ゲネガーグとZは地球へとやってきます。その時にセブンガーで立ち向かったナツカワ・ハルキと共に戦いますが、窮地に陥ってしまいます。その時にハルキと一体化し、一緒に戦うことになります。

3回目のメイン監督

田口監督

ウルトラマンZは、田口清隆監督の3度目となるメイン監督作品です。ウルトラマンZでは、田口監督がメイン監督を務めたウルトラマンXやウルトラマンオーブの要素が反映されているように思います。テーマが「明るく楽しいウルトラマン」の今作は、原点回帰した感があり、王道のウルトラ作品になっています。近年のウルトラシリーズでは一番のヒット作と言ってもよく、優秀なSF作品に贈られる「星雲賞」を、ウルトラマンティガ以来の受賞となりました。

期待を裏切らなかったヘビクラ隊長

ウルトラマンZ

ウルトラマンZで話題になった事といえば、ストレイジの隊長ヘビクラ・ショウタではないでしょうか。物語当初からのヘビクラ隊長の言動や行動で、放送前から「ジャグラーでは?」とファンの間で囁かれていた噂がさらに広がることになります。田口監督と青柳さんは色々と匂わせているのに、反響が思ったより少ないと疑問に思っていたそうです。名前を漢字にすると「蛇倉正太」なので、苗字の読み方を変えれば「ジャグラー」というのも分かりやすいフリだったんですね。ジャグラー登場で喜ぶツイートが多方面から上がったことを通じて、ジャグラーが愛されていることが改めてわかりました。

「ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA」

ウルトラマントリガー

放送25周年となるウルトラマンティガを受け継ぐ作品として企画されたため、ティガと繋がる要素が多く、作品中にティガを意識されている部分が多く見受けられます。火星に住むマナカ・ケンゴは、超古代遺跡を怪獣が襲った時に、遺跡に眠っているウルトラマントリガーと一体化を果たし、怪獣と闇の巨人を退けます。この始まりもウルトラマンティガを思い出させる始まり方ですね。

「スマイル、スマイル!」

ウルトラマントリガー

メイン監督を務める坂本浩一監督はティガのリメイクやリブート作品にはしたくないと語っています、ティガの要素を含みつつ新しいウルトラ作品にする事と目標にしたそうです。この作品のテーマに「みんなを笑顔にしたい」という思いが込められています、それはコロナ過の影響が世界全体にある中で、視聴者の方々に力を与える作品にしたいとの思いが制作陣にあったそうです。

「ウルトラマンデッカー」

ウルトラマンデッカー

今作品も放送25周年のウルトラマンダイナを受け継ぐ作品として企画され、ティガとダイナの流れ同様にウルトラマントリガーの世界観を共有する数年後の世界として描かれています。トリガーのメインキャストが登場することは決まっていましたが、ダイナとの関係はトリガーの時のようにはっきりとは描かれていません。あくまで作品としてはトリガーの続編という設定になっています。

トリガーからのウルトラマンデッカー

ウルトラマンデッカー

ウルトラマントリガーの戦いから7年が経過した地球と火星コロニーにスフィアが襲撃を始めます。地球で煎餅屋を手伝っていたアスミ・カナタは危険を顧みずにスフィアに立ち向かいました。窮地に陥ったカナタを光が包みこみ、その中でウルトラマンデッカーの光を手にし、スフィアと怪獣を退けたのです。デッカーと一体化したカナタは一緒に敵に立ち向かう決意をしたのでした。

ニュージェネレーションシリーズのまとめです

ウルトラマンブレーザーTOP

田口清隆監督が関わってきたニュージェネレーションシリーズの作品をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。新作ウルトラマンブレーザーのメイン監督の田口監督は「今までにない、だけど王道ど真ん中のウルトラマン」とウルトラマンブレーザーのことを言っています。10年間ウルトラマンに携わってきた田口監督がどんなウルトラマンを生み出してくれるのか、とても楽しみですね。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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