元カノに振られた寂しさと憤りをレンタル彼女を借りることで誤魔化していた主人公の和也が、レンタル彼女としてレンタルしていた千鶴とひょんなことがきっかけとなり個人的な交流もするようになっていくというあらすじの本作『彼女、お借りします』ですが、読者の皆様は本作のアニメ版を試聴されたでしょうか?大人気漫画作品が原作となると必ずついて回るのが、原作ファンからの「これじゃない」という辛口の評価ですよね。本作の他にもアニメ化した作品は多く存在しますが、どの作品であっても原作ファンとアニメファンの隔たりというのは存在するものです。しかし、本作ではそのような原作ファンとアニメファンの隔たりが少ない作品であると言えるでしょう。数多く存在するアニメ化作品の中でも、なぜ本作がここまで原作ファンの期待に応えることができたのか?今回はそんな本作のアニメ版の魅力と謎について、原作の作者とアニメ製作陣を紹介しながら考えていきたいと思います。
原作漫画の作者はどんな人?
まず本作のアニメ版が制作されることとなったのも、本作の原作者の描く物語の展開や登場する魅力的なキャラクターたちが圧倒的な人気を得たからですよね。ここからはそんな圧倒的な人気を誇る本作の原作者の方について紹介していきます。
宮島礼吏(みやしたれいじ)
本作の原作者は宮島礼吏さんです。宮島さんは2000年代の初頭から漫画制作活動をされている漫画家さんで、本作の他にも数多くの人気作品を手掛けられた方です。本作『彼女、お借りします』以前の作品から宮島さんを知っていたというファンの方も中にはいらっしゃるのはないでしょうか?
少年マガジンで活躍
宮島さんはこれまで少年マガジンを主な活躍の舞台として漫画を掲載されていました。少年マガジンというと『進撃の巨人』などの少年ジャンプでは掲載することができないダークな内容の作品などの漫画描写的にも攻めた作風の漫画が多い雑誌です。読者層も10代の後半が多く、『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』と言った子供も楽しむことのできるような作品だけではないのが特徴ですよね。
本作も少年マガジンで掲載!!
デビューから数多くの作品を少年マガジンで掲載してきた宮島さんですが、本作の『彼女、お借りします』も少年マガジンで掲載されている作品です。少年ジャンプではなかなか掲載できないかなり攻めた描写もありますので、このような読者をハラハラさせる描写を描くのが得意な宮島さんからすると、やはり少年マガジンが一番活躍しやすい雑誌であるといえるかもしれません。
SNSで発信中!
そんな、本作をはじめとして数多くの作品を世に送り出してきた宮島さんですが、漫画の掲載の他にもSNSでの発信に力を入れられているようです。Twitterやインスタグラムなどを活用して、本作のアニメ情報などをいち早く我々に届けてくれています!本作のアニメ情報にいち早く触れたい!という読者の方はぜひフォローしてみてくださいね!
イラストもチェックしよう!
特にSNSでは宮島さんの描いたイラストが多く発信されています。本作に登場する数多くの人気キャラクターのイラストがフォローしているだけで見ることができるのですから、これはフォローしない手はないですよね!
まさかのYouTuber!?
さらに驚きなのが、実は宮島さんがご自身でYouTubeチャンネルを運営されているのです!SNSを使ってファンと交流をしたり作品の広報をする漫画家さんは多いのですが、宮島さんのようにYouTubeでも発信されているという漫画家さんは少ないのではないでしょうか?やはり、漫画を描くというだけでも相当な重労働ですから、本当にすごいエネルギーですよね。
「ファンアートにダメ出し動画」など
YouTubeチャンネルに投稿されている内容もかなり面白いものが多いです。例えばファンアートにダメ出しをしながら絵の描き方を教える動画などは、本作のファンの方だけではなく、イラストをこれからうまくなりたいと思われている方々からしても非常に勉強になる動画であるといえるのではないでしょうか?
イラスト以外の動画も満載!!
YouTubeに上がっているのはイラスト関連の動画だけではありません。宮島さんのペットの動画などかなりプライベートな動画もありますので、本作の原作者である宮島さんがどのような漫画家さんなのか興味があるという読者の方はぜひチェックしてみてくださいね!
ファンならチェックしておきたい!
何がともあれ、SNSもYouTubeも本作をさらに楽しむために必要な情報が盛りだくさんですから、本作のファンであるならばぜひともチェックしておきたいですよね!
アニメーション制作はどんなところ?
本作の原作者について紹介してきましたので、ここからは本作のアニメ制作会社について紹介していきたいと思います。原作者の描いた漫画をアニメ作品として作り直すという制作会社の役割は極めて重要です。原作は折角良いのに、キャラクターの描き方がおかしかったりするとガッカリですからね。アニメが本当に原作に劣らない作品になるのか?ここからはそんなファンの皆様の不安を制作会社を紹介することで緩和していこうと思います。
トムス・エンタテインメント
本作のアニメ作品制作を担当するのはトムス・エンタテインメントという会社です。
歴史ある制作会社
トムス・エンタテインメントと聞いてピンときた読者の方々も多いかもしれませんが、トムス・エンタテインメントは1964年からアニメ制作をし続けているアニメ業界の老舗ともいえる制作会社であり、本作以外にも数多くの人気作品のアニメ化に携わってきました。
『ルパン三世』『それいけ!アンパンマン』『名探偵コナン』などを制作
特にトムス・エンタテインメントというと『ルパン三世』や『それいけアンパンマン』『名探偵コナン』などを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?これらの作品も原作は漫画だった作品群ですが、トムス・エンタテイメントは見事に原作の良さを活かしたアニメ作品を制作しており、本作でも同じように、原作の良さを活かしたアニメ化となっているといえるのではないでしょうか?
日本を代表するアニメ制作会社!
このように、本作の制作会社であるトムス・エンタテインメントは日本を代表するアニメ作品であり、『ルパン三世』などの数多くの国民的アニメ作品を手掛けてきた実績があるのです。
原作からアニメ化を数多くしてきた実績
今回紹介した作品の他にもトムス・エンタテインメントの手掛けた人気アニメ作品は数多くありますので、ぜひ本作のアニメ版が気に入ったという方はぜひトムス・エンタテイメントの他作品についてチェックしてみてくださいね!
アニメ監督はどんな人?
最後に本作のアニメ制作監督を紹介していきたいと思います。アニメ作品の質を考える上で、アニメの制作会社も重要ですが最もアニメ作品の出来を左右する人物はアニメ監督ですよね!アニメ制作会社の制作力とアニメ監督の統率力が合わさって良い作品というのはできるので、アニメ製作陣を語る上で監督は無視することのできない存在なのです!
古賀 一臣(こが かずおみ)
そんな、本作の再注目のアニメ監督をされるのは古賀一臣さんです。
ポケットモンスターシリーズに多く関わる!!
古賀さんは、本作の監督をされる前は主にアニメ『ポケットモンスター』の制作に関わっていたようです。『ポケットモンスターアドバンスジェネレーション』から、ダイヤモンド・パール、ブラック・ホワイトと数多くのポケットモンスターシリーズの制作に関わっており、まさにポケモンシリーズのアニメ展開を支えてきた方であるといえるでしょう。
20代のアニメファンにドンピシャ!
特に、アドバンスジェネレーションからダイヤモンド・パールというと現在の20代のアニメファンが小さい時によく観ていた作品なのではないでしょうか?当時、純粋な子どもとして視聴していたアニメ作品の制作に関わっていた方が、アニメ監督として青年向けのアニメ制作をされるというのは非常に感慨深いですよね。
『雨色ココア rainy colorへようこそ!』で初監督!
制作スタッフとしてしばらくポケットモンスターシリーズに関わっていた古賀さんですが、その後は『飴色ココア rainy colorへようこそ!』で初監督を担当されています。本作のアニメ2期が放送されるまで楽しみでしょうかないというファンの方は、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?今回は本作の原作者の方やアニメ制作に関わる制作会社、監督について紹介していきました。本作はアニメ1期から熱烈の人気を誇っていた作品ですので、すでにアニメ2期を見ようと思われていたファンの方も多いと思いますが、本作のアニメ2期がどのような人たちによって作られているのかを知ると本作と別の作品との意外な関係も垣間見えて楽しいですよ!