女神族・人間族・巨人族・妖精族と魔神族が3000年にわたり争いを続けている聖戦。「聖なる戦い」というような響きにも聞こえますが、その内容はまさに血で血を洗う戦いでした。3000年前の出来事を見ると一概に魔神族だけが悪いという訳でもない事も明かされ……今回は現在も繰り広げられている聖戦について紹介していきます。
目次
聖戦が起こった3000年前のメリオダス
今も争いを繰り広げている聖戦ですが、その聖戦が勃発したのはタイトルにも書いている通り3000年も前の話になります。この頃のメリオダスは魔人族のリーダー的存在で十戒を従えていました。性格も現在のものとは全く違い、非常な性格で次期魔人王は確実だと思われていたほどでした。ちなみにメリオダスは呪いにより歳をとらないので現在と変わりませんが、周りのメンバーは若かったり現在はいないメンバーがいたりします。
聖戦のきっかけは女神族の協定を反故にしたこと?
これはデンゼルの身体を依り代にしたネロバスタという女神族とデリエリが対峙しているシーンなのですが、ネロバスタはデリエリとの力量差に命乞いのような事を言います。そこから明かされた過去は「女神族が魔神族との協定を一方的に反故にした」「捕虜にした女子供を皆殺しにした」という事でした。協定というのがどのようなものかまでハッキリとは分かりませんが、捕虜にした女子供を皆殺しにした件に関しては女神族側に非があるのは明らか。この事が聖戦のきっかけになった可能性はありそうです。
3000年前の聖戦はメリオダスの裏切りによって終結
3000年前の聖戦から現在まで魔神族は封印されていたのですが、当時均衡が崩れた理由はメリオダスの裏切りでした。メリオダスはエリザベスと恋に落ち魔界を出ていくことに。その際、アラナク・ゼノという十戒の仲間を2人殺害しています。十戒を2人失ったことで女神族達と魔神族の均衡は崩れ、その好機に女神族をはじめとする反魔神族側は攻勢をかけ3000年前の聖戦はとりあえず終結しました。
十戒の封印は解かれ再び聖戦が始まる……
3000年ぶりに復活した十戒ですが、この復活は物語の序盤で既に予言されていました。ブリタニアに伝わる古い詩に「一天を流星が十字に斬り裂く時、ブリタニアを至大の脅威が見舞う。それは古より定められし試練にして、光の導き手と黒き血脈の聖戦の兆しとならん」というものがありました。またエリザベスの養父であるバルトラには「千里眼」という魔力があり、未来を予知することが出来ます。聖戦を予知したバルトラは回避するために武装解除を聖騎士に求めるのですが、それが原因でクーデターを起こされてしまいました。
今回の聖戦は七つの大罪VS十戒がメイン!
3000年前は女神族を始め総力戦といった感じの戦いでしたが、今回の戦いは七つの大罪と十戒がメイン!女神族からリュドシエル率いる四大天使なども参戦しますがマエル以外は意外にも影が薄い事に……ですが七つの大罪には魔神族・人間族・妖精族・巨人族・そして女神族として目覚めたエリザベスがいるので、3000年前の4種族を超えて5種族が協力して魔神族と戦う事になります。
意外なキーマンはメリオダスの弟?
今回はゴウセルやドロール・グロキシニアなどたくさんのキーマンが登場するのですが、その中でも一番のキーマンとなったのがエスタロッサ。敵であるメリオダスの弟であり、ゼルドリスの兄である言わば次男坊。自由奔放な性格でかなり危険な雰囲気が漂うキャラクターでしたが、物語後半から今回の聖戦のカギを握る重要な存在となっていきます。
エスタロッサの正体は四大天使最強のマエル!
エスタロッサの存在に違和感を覚えていた者もいましたが、それもそのはず。エスタロッサの正体はマエルだったのでした。十戒に殺されたとされていましたが、ゴウセルによって「エスタロッサ」という「架空の人物」として生きていたマエル。マエルといえばエスカノールが持つ太陽の恩寵の持ち主であり、その力は言うまでもなく最強クラスです。十戒でもゼルドリスに次ぐ実力を持っていたエスタロッサが消え去り、女神族側に最強の四大天使が戻ったことにより戦況は大きく変わります。
七つの大罪「聖戦」まとめ
原作でも伏線の回収だらけで見どころ満載だった聖戦。アニメでもどのように戦いが繰り広げられるのか今から楽しみです。そんな中でもやはりエスタロッサの動きには要注目!ゴウセルの秘密や改心する十戒メンバーなども登場するので見逃せません!