ありふれた職業で世界最強は、元々小説投稿サイト、小説家になろうにて連載され人気となり、のちに書籍化、アニメ化が決定された作品。いわゆる転生系の作品で、元々学校でも目立たなかった主人公の南雲ハジメが、クラスメイトと転生された世界でのサクセスストーリー。今回はその物語の中に登場する兎人族について紹介させていただきます。
兎人族って??
兎人族とは、正式にはハウリア族と言われ、亜人の国「フェアベルゲン」の樹海の奥の集落でくらいしていた種族です。亜人族は本来、魔力を持っていないのですが、シア・ハウリアは魔力を持ち、さらに直接操作することができます。さらに固有魔法である、未来視を持っており、過程した先の未来を見ることが可能です。そのために、魔物と同様の扱いを受け、捕まれば処刑されるということもあり、彼女を匿うためにハウリア族は樹海を後にして、北の山脈へと向かうのでした。
兎人族の主要キャラ
カム・ハウリア
ハウリア族の族長であり、シアの父でもあるカム・ハウリア。非常に心優しい性格をしており、一族で死ぬときは一緒だといい、シアを匿うために樹海を去る決断をした人物でもあります。気弱で、人間を躊躇なく殺すハジメに恐れを抱く場面もありましたが、ハジメとの特訓で体はムキムキになり、熊族を圧倒するまでに。ただ、霧の周期のことを忘れているようなおっちょこちょいな一面も持ち合わせています。
シア・ハウリア
一族が追われる原因となったのが彼女、シア・ハウリアが魔力を持っていたことから。固有魔法である未来視を持っており、ハジメとユエに行動を共にするよう頼んだ人物でもあります。旅すがら、彼女はハジメに恋心を抱き、一族を離れてハジメとユエと同行することに。魔法適性は決して万能ではありませんが、身体強化に長けており、魔力が分散される場面では活躍することも。ハジメと大人の階段を登ろうと常にユエと競っています。
兎人族の戦闘能力とハジメ
兎人族と旅をすることになるハジメたち
ハウリア族は戦闘に特化した一族ではなく、弱い種族である様子。そのために、北の山脈に向かう途中に帝国兵に見つかり、半数を捕らえられてしまうという状況に陥ってしまいました。そんな中で、シアは、未来視によりハジメたちのことを知り、一族に力を貸してもらうようにお願いします。当初は嫌がっていたハジメでしたが、樹海への案内と引き換えに、一族の命を助けるということで旅に同行します。
隠密行動が得意
兎人族は索敵や隠密行動を得意とする種族のようです。しかし、ハジメ達の気配遮断に驚いていた様子を見ると、どの程度の実力なのかは微妙なところですね。
ハジメに鍛えられた兎人族
元々戦闘能力の低い兎人族。しかし、樹海への案内の後には、彼らは自分たちの力で生きていかなければなりません。そのために、大樹までの10日間で、初めは兎人族に訓練を施すことを決めます。心優しく、気弱な兎人族は初めは動物を刺すことにもためらいを持ち、訓練はなかなかうまくは進みません。そこで、心を鬼にしたハジメは猛特訓を開始。スクスクと強くなっていった彼らは、待ち伏せしていた、同じ亜人であり、最強種とされる熊族との戦いに圧勝してしまいます。しかし、彼らの性格は、狂人となっており、まるで奴隷商人のようになっていました。ハジメの一言で彼らは目覚めて、今までのような性格に戻るのですが、肉体はムキムキになったまま。きっと、これからはハウリア一族のみでやっていけることでしょう。
心優しい兎人族
ハウリア族はどんな時も一緒
シア・ハウリアが魔力を有していることから、追われていた兎人族。熊族との話し合いにおいて、一族の処刑が決まった際に、シアは自分だけを処刑して、一族は助けて欲しいと懇願します。そんな時に放った言葉。お前にはなんの落ち度もない。そんな家族を見捨ててまで行きたいとは思わん。我らハウリア族はどんな時も一緒だ。自分たちの魔力を有しているだけの家族を見捨てることをしない、優しいハウリア族の一面がでた場面でした。
罪深い
元々戦闘能力の低いハウリア族。そんな彼らを特訓することを決めたハジメ。そんな特訓二日目に起きた事件。ネズミっぽい生き物をさした、族長は、泣きながら罪深い私を許してくれと叫びます。これだけでも優しい気性である、兎人族が前面に押し出されていますが、そんな彼に一族の者は、罪深いのは皆一緒です!いつか裁かれる時が来流としても今は立ち上がってください!とこれまた心優しい言葉を投げかけています。
兎人族 最後に
心優しい兎人族。そんな彼らは無事にハジメたちを樹海の奥地へと案内することができました。残念ながら、その試練は後回しになってしまいましたが、そこでハジメたちとは別々の道へ。あれだけ強くなった彼らは、今もどこかで幸せに暮らしているはずです!