劇場版新編「叛逆の物語」で新登場し、可愛らしい見た目と、意外なもう一つの顔を見せ観客の心を和ませる癒やし系キャラとなったのが百江なぎさです。映画の中では物語を盛り上げる重要な存在として活躍しましたが、実際には印象が薄いと思ったファンも多い模様です。今回は可愛いのに印象の薄い百江なぎさをご紹介します。
小さな魔法少女 なぎさ
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
ふわふわのウェーブがかかった銀髪の長い髪の女の子で、初登場時はマミに対して少しもじもじしていました。他の5人が中学生なのに対してまだ小学生で(ラストのシーンでランドセルを背負っていました)、幼さが残ります。公式ガイドブックによるとひとつきりのチーズケーキを願い魔法少女になったようです。おや、チーズが好きな魔女がいたような...。
なぎさのもう一つの姿
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
ご存じの方も多いでしょうが、なぎさは実はあのマミを食い殺したお菓子の魔女「シャルロッテ」の魔法少女時代の姿なのです。映画の序盤では表情豊かな第一形態のシャルロッテとして登場していて、マミと同居していました。マミにとってもずっと一緒にいる家族のような心を支えられる存在でした。「ベベ」と名付けられ、5人がナイトメアを退治する手伝いをしているマスコット的存在でした。魔女がいないはずの世界なのになぜ存在しているのか、なぜマミとともに生活しているのか謎のまま物語は進みます。
なぎさの正体
円環の理に導かれた存在
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
映画中盤に突然魔法少女時代の姿でマミの前に姿を現します。なぎさはさやかと同様に円環の理(まどか)によって導かれた存在で、魔法少女の力と魔女の力の両方を使うことができます。姿もどちらの姿にも自由に変えられます。まどかの願いによる世界改変前のことも覚えており、ほむらのタイムループや自分の魔女がマミを食い殺したことも覚えているなど、普通の魔法少女とは違う存在でした。
ほむらを救うために活躍
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
キュゥべえの策略により円環の理に導かれることなく、ソウルジェムが穢れてしまったほむらを救うためにさやかとともにまどかの記憶を預かりほむらの結界に入り込みます。序盤はベベとして調査を行い、中盤以降はなぎさとしての姿を現しマミに世界の真実を打ち明けます。その後、魔女化したほむらを結界の外へと連れ出すために他の魔法少女とともに戦います。戦闘でも魔女時代の力を使い大量の使い魔を使役したり、顔だけシャルロッテに変えて相手の使い魔を食べてしまったり大活躍しました。
役目を忘れてしまったなぎさ
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
無事結界を破壊した後は、まどか、さやかとともにほむらを迎えに来ました。しかしその際にほむらは円環の理のまどかの力を奪ってしまいます。これにより2度目の世界改変が起こりなぎさは円環の理の一部としての記憶と使命を忘れ普通の小学生として生活していました。左手にもソウルジェムの指輪がないことから魔法少女でもなくなったと考えられます。ただ、マミと買い物をしている姿も描かれていて、マミとの交流はあるようです。
なぎさの魔法少女の姿
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
猫耳の形の黒い帽子をかぶり、オレンジ色の上着にバルーンスカートを穿いています。水玉模様のタイツを穿いていてさらにヘソ出しスタイルです。シンボルマークがキャンディや水玉のタイツなど、要所に魔女化後のシャルロッテの特徴も見られます。固有魔法は明らかではありませんが、武器としてシャボン玉を発生させるラッパ(モベホーンという名前らしいです)を使い戦います。
意外に強気ななぎさ?
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
その見た目や、マミに人間の姿を見せたときのもじもじした態度とは打って変わって、ホムリリィとの戦いの時は強気で生き生きとしていました。まどかやさやか、マミのことも呼び捨てにしています。まどか達が魔法少女になりたての時点ですでに魔女になっていたことを考えれば、魔法少女としては先輩と考えられます。年下だけどキャリアは上といった関係と言うことですね。
なぎさは影が薄い?
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
なぎさは新編からの登場ということや、劇中でもなぎさとしてよりも「ベベ」としての姿のほうが活躍していたことから、悲しいことにあまり印象に残っていないファンも多いようです。しかしながら物語の重要な鍵を握っていたり、先輩魔法少女らしく戦闘でも強さを見せつけます。なんと言ってもそのかわいさと、今まで「ぼっち」という扱いをされてきたマミとカップリングされるという、ファンにとってもマミにとっても癒やしの存在となりました。今後どんな活躍をするのか目が離せません。