主人公和也をはじめとしてヒロインの千鶴や元カノの麻美など、数多くの魅力的なキャラクターが登場することで人気を呼んでいる本作『彼女、お借りします』ですが、そんな数多く登場する本作の人気キャラクターたちの中でも、特に一部のファンから熱狂的な支持を得ているキャラクターとしてヒロイン千鶴のレンタル彼女事務所の後輩である墨というキャラクターがいます。本作に登場する女性キャラクターたちは千鶴をはじめとして性格が一癖も二癖もあるキャラクターが多いため評価が割れやすい傾向なのですが、墨は比較的おとなしい性格のためアンチが少ないキャラクターであります。しかし、尖っていないということもあり、作中ではどこかパッとしない扱いのキャラクターとなってしまっているんですね。そのため、本作で彼女の活躍を見たいと思っているファンの皆様からするとヤキモキする作品であると言えるのではないでしょうか?今回はそんな本作でパッとしないキャラクターとして埋まってしまっている墨が主人公となっている作品『彼女、人見知りします』について紹介していきたいと思います!
『彼女、お借りします』のスピンオフ作品
本編ではそこまで目立っていなかったのに、まさかスピンオフが出るなんて、、!と驚いた読者の方も多いと思います。本作に登場する墨は主人公である和也に憧れを持ちながらも積極的にアプローチをすることができないというもどかしい立ち位置のキャラクターだったので陽の浴びることの少なかったのですが『彼女、人見知りします』では見事作品の主役というポジションに立つこととなったのです。
墨の性格は本編とは変わらず
スピンオフ作品の主人公とは言え墨の性格そのものは変わりませんので、作中でも何かエネルギッシュな行動をしたり、感情が揺さぶられるような心に訴えかけられる事件があるわけではありません。しかし、そのような絶対的な安定とほんわかと楽しむことができるというのが本作の最大の魅力であると言えるのです。
他のキャラクターとの絡み
もちろん、墨以外にも本編にて活躍するキャラクターが多く登場しますので、スピンオフで彼女らがどのような一面を見せてくれるのか注目していきたいですよね。本編では考えることのできなかった意外な組み合わせも楽しむことができるかもしれませんね。
まだまだ巻数が少ない!
ただ、本作は本編と比べるとまだまだ巻数が少ない作品であり、評価も固まりきっていません。そのため、本作の本当の面白さに触れたいという読者の方々からすると、本当に本作の面白いところが見れるまでまだまだ時間のかかる作品であると言えるでしょう。
宮島さんが描いている!!
また、スピンオフ作品というと本編の作者以外の漫画家が担当することも多いのですが、本作の場合は本編と同じく宮島さんが描いています。そのため、別の作者が描いたスピンオフ作品を読んだ時に感じる「あれ、なんか絵が違うぞ?」というモヤモヤを一切感じることなく物語に没頭することができるのです。
主人公『桜沢 墨』
そんな本作の主人公桜沢墨ですが、彼女はどのようなキャラクターなのでしょうか?アニメ1期ではほとんど登場しておらず、原作でも比較的活躍するようになるのは中盤以降となってきますので、本作に触れたことのある読者の皆様の中にも、彼女がどのようなキャラクターなのかよく知らないという方がいらっしゃるのではないでしょうか?ここからはそんな作中最も自己主張の少ないキャラクターである、桜沢墨について詳しく掘り下げていきます。
究極の人見知り
千鶴を「ツンデレ」、麻美を「病み」、瑠夏は「純粋」と本作に登場するキャラクターを一言で表していくと、本作の主人公である墨はまさしく「人見知り」でしょう。この一言に彼女の性格の全てが含まれています。本作の題名にもなっているだけあって、彼女はとにかく人見知りです。作中では人見知りすぎて主人公の和也とは冒頭ほとんど言葉を発することができなかったという一幕もありましたね。
「レンタル彼女」で変わりたい!!
そんな、人見知りの墨ですが、彼女自身は人見知りの自分から早く脱却したいらしく、数々のアクションを起こしています。レンタル彼女として働いているのも人見知りを克服する為だったんですね。その為、本作では作中を通して「墨がどのようにして自らの人見知りという弱点に向き合うのか?」というテーマが描かれています。(まあ、普通の人見知りは克服のためにレンタル彼女を選ばないと思いますが、、)
少しずつ前に進んでいく!!
原作と同じように少し内向的で思い切って行動をすることのできないことが悩みの墨ですが、本作では少しずつ彼女が自身の人見知り症という弱点を克服するプロセスが描かれています。本編では登場頻度が少ないため、細かく成長過程が描かれなかった墨ですが、スピンオフでは彼女にスポットライトが当たっていますので、丁寧に墨の成長過程について見ることができるようになっているのです。
千鶴との出会い
特に本編では描かれなかった本編のヒロインである千鶴と墨の出会いは丁寧に描かれています。人見知りの墨がどのようにして期待の新人レンタル彼女である千鶴と知り合いになったのか?という点は本編では大きな謎の一つだったので、この謎が解明されたのは嬉しいですよね。
本作の魅力!!
このように本作は本編では描かれるのことのなかった墨の成長過程について丁寧に描かれている作品です。そのため、本作では『彼女、お借りします』では触れることのできなかった第二の人気キャラクターである墨に注目して物語を楽しむことができるようになったのです。しかし、本作の魅力は本編で見ることのできなかった墨を見ることができるという点だけではないのです。
墨をはじめとした多くのキャラクターが登場!!
本作では主人公の墨だけでなく、原作の主人公和也や原作ヒロイン千鶴、麻美、瑠夏など数多くの原作に登場するキャラクターが登場します。
本編の裏話も見れるかも!?
原作で活躍するキャラクター達の裏での活躍や本編では描かれることのなかったそれぞれのキャラクターたちの絡みについても楽しむことができ、まさに本編『彼女、お借りします』の延長線上のストーリーとして楽しむことのできるベストな作品であると言えるでしょう。
ひたすら墨に癒される
主人公の墨に関しても原作で描かれていた気弱な女の子という面を残しながらも、自らの弱点を克服としようと積極的に行動を起こし、少しづつ自身の弱点を克服するという原作では描かれていないような墨を見ることができるのです。
登場人物
ここからは本作に登場する魅力たっぷりのキャラクター達について紹介をしていきたいと思います。先ほど紹介したように本作では本編『彼女、お借りします』に登場する数多くの人気キャラクターが登場しており、原作では見ることのできなかったキャラクター達の活躍を見ることができます。
木下和也
本作ではどうしようもないところでつまらない嘘をついてしまったりと、数多くのシーンで読者にカッコ悪いところを見られることになる主人公の和也ですが、墨が主人公となると一気にカッコイイシーンが増えることとなります。本編ではへっぽこな行動が多く見られる彼ですが、年下の墨から見るとその行動の一つ一つがカッコよく見えているということがよくわかりますね。
水原千鶴
同じく、本編ではツンデレ要素が多く描かれているヒロインの千鶴も本作では本当に頼りがいのあるお姉さんとして描かれています。作中を通して千鶴は墨が心から尊敬できる先輩として描かれており、普段周りから彼女がどう見えているのかを知ることができるようになっています。
七海麻美
一方で、本編では終盤まで腹黒い性格が明かされることのなかった、和也の元カノの麻美は本作の冒頭にて早々に裏の顔が明かされることとなります。麻美は自分にとって裏の顔が知られたくない相手には自分の腹黒い性格を徹底的に隠すのですが、逆に自分にとってどうでもいい相手へは本性を隠すこともないというキャラクターですので、普段彼女が千鶴や和也がいないところでどのように振る舞っているのかがよくわかるようになっています。
『彼女、お借りしよう』アニメ2期を前にチェックしよう!!
このように本作は本編作品である『彼女、お借りします』に登場するキャラクター達の、原作では最後まで見てみないとわからないような裏の顔や日々の振る舞いなどが、墨というキャラクターを通して描かれているという作品なのです。そのため、本作はアニメ2期をこれから楽しみたい!と思っている読者の皆様にとって非常におすすめの作品となっているのです!
原作を読んでしまった人におすすめ!!
特に、『彼女、お借りします』のことが大好きすぎて原作を全て読んでしまった!という読者の方には本作を強くお勧めしたいですね。原作と同じく宮島さんが描かれている作品ですので、原作を読んで満足できたという読者の方が読んでみて面白くないわけがない作品なのです!まさに約束された名作と言えるでしょう。
墨推しにはおすすめ!!
そして何より数多く登場するヒロイン達の中でも墨が最も好きだという墨推しの方へもおすすめできる作品となっています。もはや本作を読んでいないと墨推しは名乗れないほど、墨についての情報が細かく描かれている作品となっていますので、作中を通して墨というキャラクターに興味を持たれた読者の方も必ず目を通してみてくださいね!
まとめ
いかがでしたか?今回は『彼女、お借りします』ではなく、そのスピンオフ作品である『彼女、人見知りします』について紹介していきました。墨に特化した物語構成となっており、本作の墨推しのファンからしてみれば夢のような内容となっておりますので、墨推しのみなさまはぜひアニメ2期が放送されるまでに読んでみてくださいね。