週刊少年マガジンで大人気連載中の冒険ファンタジー≪七つの大罪≫。今回は七つの大罪メンバーの≪不死身のバン(アンデッド・バン)≫に注目。メンバーの中でも冷めている印象があり、突然単独行動をとるなど群れないバンですが、実はものすごく情に厚い面がある?亡くなってしまった愛する恋人エレインとの関係も全部教えちゃいます!これを見たらバンを好きになること間違いなしです!
目次
強欲の罪(フォックス・シン)バン。その罪状とは?
出典: 七つの大罪 ©鈴木央・講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS
<己の強欲がために王国と友好関係にあった妖精王の森を破壊し、「生命の泉」をわが物とし、あまつさえそれを守護する聖女をも殺害した罪>これがバンが罪状です。しかしこれはもちろん冤罪で、バンは森を破壊したり、聖女を殺したりはしていません。なぜバンは罪を否定せずに、そのまま罪人となったのでしょう?
泉を守る聖女エレイン。バンと運命の出会い。
出典: 七つの大罪 ©鈴木央・講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS
全部飲み干せば永遠の命を得られるという「生命の泉」を目指して、妖精の森へやってきたバン。その泉を守る聖女エレインと出会います。エレインの魔力で吹き飛ばされ、普通の人間なら死ぬような高さから何度落ちても死なないバン。今まで妖精の森は悪意のある人間の侵入は拒んできたというエレイン。それなのに、バンは何度吹き飛ばしても枝に引っかかったり、大きなキノコの上に落ちたりして助かりました。エレインは「生命の泉」がなくなったら森が枯れてしまうと話し、諦めると本気でいうバンに興味が湧きます。
惹かれ合うバンとエレイン。そこに現れたのは?
出典: 七つの大罪 ©鈴木央・講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS
妖精族は心が読めるので、バンが本気で「生命の泉」を諦めていることがエレインにはわかります。その後、エレインは妖精の森を去ってしまった妖精王の兄の代わりに泉を700年も守り続けていることや、そんな人生をつまらなく感じていることをバンに話します。バンも辛く悲しい幼少時代を過ごしてきたので、エレインの自分の話を真剣に聞いてくれる姿を見て受け入れてくれていると感じ、そこから次第に二人は惹かれ合って行きます。しかしバンが妖精の森に現れてから7日が過ぎた時、突然森に魔神族が現れ、幸せな時間が一瞬で奪われてしまうのです。
エレインに救われた命。不死身のバン誕生。
出典: 七つの大罪 ©鈴木央・講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS
魔神族である赤き魔神は、妖精の森を焼き払い始め、それを止めようとするバン。赤き魔神の心臓を一発で取り除きますが、魔神の心臓は1つでないので、反撃されてしまいます。その一撃で、瀕死の重傷を負うバンとエレイン。エレインはバンに「生命の泉」を飲んで生きてほしいと言います。バンはエレインに「生命の泉」を飲んで生きろと言い返します。その時エレインは最後の力を振り絞り、バンに口移しで「生命の泉」を飲ませることで、バンの命を救ったのでした。
不死身のバン。自分で背負った罪。
出典: 七つの大罪 ©鈴木央・講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS
「生命の泉」の効果で、傷が治り不死身になったバンは赤き魔神と戦い勝利します。しかしエレインは瀕死の重傷を負ったまま…。バンの腕の中で、「いつか必ずお前を奪う」というバンの言葉を最後まで聞かずに亡くなってしまいます。この後バンは、強欲の罪で捕まってしまうわけですが、罪の内容が冤罪にも関わらず否定もしません。推測ですが、きっと愛するエレインを守れなかったという罪を自分で背負い、帰る家も会いたい人もいなくなった世界にいても仕方ないと思ったのかもしれませんね。
バンの悲願!エレイン復活?
出典: 七つの大罪 ©鈴木央・講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS
<十戒>メラスキュラの怨反魂の術で、未練を増幅されてエレインが生き返ります。しかし恨みを増幅させられているため、普通の状態ではありません。突然バンのストーカーをしているジェリコを殺そうと襲い掛かります。バンはジェリコをかばった結果、エレインに胸をえぐられてしまいますが、エレインを心から愛しているバンはそのままキスをします。普通の人間ならその時点で瀕死なのですが、胸をえぐられても表情一つ変えずにキスをするなんて、バンはどれだけ心が広いのでしょうか。
バンとエレインの再会。
出典: 七つの大罪 ©鈴木央・講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS
その後、ジェリコをかばったバンを許せずに斬りつけ続けるエレインは、涙を流しながら「誰か私を止めて」と言います。恨みを増幅させられるとは恐ろしいですね。結局ジェリコの活躍と、バンの深い愛情によってエレインの暴走は止まりますが、未練がなくなれば再び死が待っているという怨反魂の術、エレインはその場に崩れ落ちてしまいます。念願の再会を果たした二人はどうなってしまうのでしょうか?
バンを愛する気持ちが未練へ。エレインの今。
メラスキュラの怨反魂の術で生き返っているエレインは、メラスキュラが死んだら術が解けて再び死んでしまいます。恨みはなくなりましたが、バンともっと一緒にいたいという気持ちがこの世への未練となりなんとか死は免れている状態です。そのためあまり無理はできないのですが、バンを救うために覚醒して羽が生えたり、闘級もUPしたり、愛の力は本当にすごいなと思いますね。現在はエリザベスがメラスキュラの瘴気を取り除き、縮めて試験管入れた状態でマーリンが保管しているのでエレインは生き続けています!このままエレインがずっと生きていてくれたら良いですね!
バンの親友メリオダスとの出会い。
出典: 七つの大罪 ©鈴木央・講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS
大罪人として極刑を33回執行したが、死なないので監獄に入れられていたバン。そこへメリオダスがやってきて、身柄を引き受けるといいます。バンはそれを拒みますが、メリオダスは無理やり監獄から出すと宣言。おもしろいからやってみろよというバンは、メリオダスに吹っ飛ばされて気づけば監獄の壁を突き破って外に出ていました。「もういっかいやろーぜ♬」と言うバンに、「続きがしたけりゃ、俺と組めよ」とメリオダス。バンはそれに満面の笑みを浮かべます。これが二人の出会いになりました。
バンとメリオダスはとっても仲良し!
出典: 七つの大罪 ©鈴木央・講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS
バンとメリオダスはキャラは全然違いますが、二人とも負けず嫌いで腕相撲や殴り合いなど、何かと勝ち負けを決めたがります。バステ監獄でバンとメリオダスが再会した時には、頑丈な造りのバステ監獄を一瞬で吹っ飛ばすほど、二人ははしゃいでいましたね。両親にも大切にされずに、どこへ行ってもつまひじき者だったバンについてこいと言ってくれたメリオダスの存在は唯一無二のようで、とても信頼を寄せています。
メリオダスを殺す?バンの選択。
出典: 七つの大罪 ©鈴木央・講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS
アニメ一期でエリザベス奪還のために、リオネスに乗り込んだ際に別行動をとっていたバン。そこでケルヌンノスの角笛(女神族と交信できるとされています)に、自分の命と引き換えにエレインを生き返らせてくれと頼みます。すると角笛から、バンの命はいいからメリオダスを殺してくれたら、エレインを生き返らせてやると言われ、バンはメリオダスを殺すことを選択します。それだけバンにとってエレインは大きな存在なんでしょうね。しかしもし角笛の言うことが本当だったとしても、エレインは喜ばないのではないでしょうか。
バンの後悔。メリオダスとの絆!
出典: 七つの大罪 ©鈴木央・講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS
結局メリオダスに戦いを挑んでみましたが、決着がつかずメリオダスを殺すことはできませんでした。しかし途中からバンはメリオダスとの勝負を楽しんでいるように見えましたね!戦いの後、バンはメリオダスを負ぶって帰りながら、仲良く「酒飲みてぇ!」と声を合わせていました。そしてのちのちバンはメリオダスを殺そうとしたことをものすごく後悔します。
後悔し続けるバン。育ての親ジバゴと再会。
ヘンドリクセンとの戦いが終わり、ひと段落した時バンはエレインを生き返らせる方法を探す旅に出ます。その時、バンが生まれた町へ立ち寄り、育ての親ジバゴに出会います。その時、バンはエレインとメリオダスを天秤にかけて、メリオダスを殺すことを選んでしまったこと、それをメリオダスが笑って許してくれたこと、メリオダスの優しさに甘えた自分が許せないことを話します。
「いい親友じゃねえか。…よく聞けバン、自分の中でいくら後悔したところで相手には伝わらねぇなら意味はねぇ。この俺みてぇによ。…溜め込むな。全部吐き出せ。そして心から許しを乞え…。」と言い残し、ジバゴは息を引き取ります。その言葉をキッカケにバンはメリオダスに誠心誠意謝ることができました。メリオダスは気にしていないようでしたが、バンの心の突っかかりがとれたようでよかったですね。
メリオダスの感情を探して。バンの決意!
出典: 七つの大罪 ©鈴木央・講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS
<十戒>との戦いの中で、メリオダスはエスタロッサに7つの心臓をすべて潰され命を落とします。しかしメリオダスは死んでも煉獄へ行き、生きている間に生まれた感情を魔神王に食われて生き返るという呪いをかけられています。そのため生き返ったメリオダスは感情がなくなっていて、エリザベスを抱きしめても何も感じないほどになっています。優しいメリオダスがそんな悲しい状態になっていて、呪いを解くためだけに魔神王になろうとしていることをバンは知り、メリオダスの感情を探すために、煉獄へ行くことを決意します。
バンが行った煉獄とは?
かつて煉獄へ行って帰ってきた人間が一人います。それは、≪七つの大罪≫マーリンの父親でした。しかしたった1分で廃人になって帰ってきたとマーリンは言います。マーリンの父親曰く、「煉獄は、灼熱と極寒が入り混じる大気と猛毒の大地にして、生ける者の肉体を破壊し、歪んだ時空は一分の時の流れを一年にも変え、死せる物の魂を蝕み侵す。感覚は失われ頼れるものは第六感のみ。魂を砕かれし亡者と化け物が獲物を求め、跋扈する混沌の国」だそう。そこまで聞いたのに、メリオダスのために煉獄へ行く決意をしたバンは、本当にすごいですね!
ネタバレ注意!バンが煉獄でメリオダスに?
出典: 七つの大罪 ©鈴木央・講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS
バンは煉獄の苦しみに魂を蝕まれ、化け物になったり、死にかけたりしながら何十年、何百年と過ごしました。ある時、煉獄の竜のような化け物と出会い戦っていたバンですが、疲れて眠ろうとしたところその生き物も近づいてきて一緒に眠ろうとします。バンは未だ見つからないメリオダスの感情に「早く一緒に帰ろうぜ。大事な女に早く会いたいんだ」と語りかけます。すると、「あぁ、オレもさ」と返ってきます。目を覚ますとそこにはメリオダスの姿がありました。そう、さっきの竜の化け物はメリオダスの感情だったのです。
メリオダスはバンを目の前にして、抱きつきながら大声をあげて泣きます。メリオダスがどれだけ辛かったのか伝わるシーンですね…。バンはメリオダスを一人煉獄に放っておけなかったと話します。その言葉にメリオダスも調子を取り戻し「持つべきものはバカダチだな」と笑って返します。この二人の友情にはとことん感動させられます!二人とも早く大切な人に会えるといいですね!
情に厚い!バンはホークとも仲良し!
出典: 七つの大罪 ©鈴木央・講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS
メリオダスもさることながら、実はバンはホークともとっても仲良しです!メリオダスを殺そうとした時、本気で怒ってくれたホークに、バンはその時さんざん冷たい言葉を言い放ちました。その後ホークは、ヘンドリクセンの触れたら命を奪われる技から、メリオダスとエリザベスを守るために、自ら盾になり命を落としたかと思われました。しかし実は小さくなったが生きていたとわかった時、バンは目から涙を流して喜んでいました!ホークのことそれほどまでに大好きだったんですね!バンにも可愛い部分があったものです。笑
ホーク捕まえゲームも優勝?料理上手なバン。
アニメ≪七つの大罪聖戦の予兆≫で、ホークが豚の帽子亭から逃げ出す話があります。その時メリオダスは、「一番にホークを捕まえられたら、何でも1つ言うことを聞いてやる!」と提案します。これには大罪メンバーやエリザベス、ギルサンダーやハウザーも参加し、必死にホークを捕まえようとしますがなかなか捕まりません、諦めた参加者が豚の帽子亭へ帰ると、そこにはバンの作った残飯を食べるホークの姿が…。ホーク食欲には勝てなかったんですね。笑 結局バンはホークを両手でしっかり捕まえてなかったからダメで、メリオダスが捕まえて自分が優勝と言い始めて終わってしまいましたが、バンがホークのことを一番よくわかってるのかもしれませんね!
バンの魅力まとめ
出典: 七つの大罪 ©鈴木央・講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS
バンといえばエレイン!というほど、バンの行動はすべてエレインのためなので、エレイン抜きにバンを語ることはできません。そして次にメリオダスですね。笑 バンは恋人思いで、親友思いのとてもいい男です!アニメ一期を見ると、特に冷たい印象を持ってしまうかもしれませんが、本当は魅力に溢れているということが伝わりましたでしょうか?現在アニメではエレインも生き返ってきていて、デレているバンも見れますよ!これからもっと優しく、強くなっていくバンを見るのが楽しみですね!