今や知らない人はいないというくらい大人気の漫画作品「銀魂」。アニメももちろん人気で、福田監督の実写映画でも話題になりましたよね。そんな「銀魂」ですが2021年に新しいアニメ映画が放映されることもあり、ファンの方たちはかなり盛り上がっているのではないでしょうか。そんな「銀魂」の中には様々なキャラクターが登場しますが、マスコットキャラ的な存在である「エリザベス」を知っていますか?こちらの記事では「エリザベス」について紹介します!
目次
エリザベスとはどんなキャラクター?
誰しも1度はビジュアルを見たことがあるであろう「エリザベス」。白いペンギンのような見た目で、オバQみたいですよね。見た目は可愛いのですが、謎の多いキャラクターです。実は宇宙生物であり、坂本竜馬から桂小太郎に送られました。桂のペットとしていつも一緒に行動していて、時には共に戦うことも。普段は言葉を喋らず、文字を書いたプラカードを使用してコミュニケーションをとっています。神楽からは「エリー」、新八からは「エリザベスさん」と呼ばれています。身長180センチ体重123キロということで割と大柄ですね。ちなみに隣に並んでいる桂は身長176センチなので、桂より少し高いくらいの身長であることがわかります。
エリザベスと桂の絆
桂は攘夷志士であり、かつて主人公の坂田銀時や高杉晋作、そして坂本辰馬たちと戦った仲間の1人です。そんな桂は現在テロリストとして指名手配を受けています。かつては倒幕を謳い爆弾を投げ込み過激なテロ活動を行っていましたが、現在は江戸に守るものができたということで穏健派に移行しました。しかし暇さえあれば銀時を攘夷へと誘っていました。そんな桂とエリザベスの絆はかなり深いものです。はじめは桂のペットとして登場し、桂が溺愛していただけだったのですが(ペット紹介番組に出演し銀時の定春と競ったことも)、今では立派な桂の右腕に成長しました。桂がピンチの時にはエリザベスが助けることもあります。
戦闘能力がかなり高い?
そんなエリザベスは見た目に反してかなりの戦闘能力の持ち主です。主にプラカードを武器にして振り回しながら戦うのですが、口の中にドリルを忍ばせて地中を掘ったり(桂の脱獄を助ける)様々な場面で活躍しています。さらに指もなさそうなあの手で折り鶴を折ったり箸を使って食事をしたりなど、手先が器用なこともわかります。
エリザベスの中身はおっさんなのか?
着ぐるみのような見た目のエリザベス。やはり中身が気になりますよね。実はエリザベスの足元からチラチラとすね毛が生えたおっさんのような足が見えることがあり、明らかに中に人が入っています。作中で初めて言葉を発したときは誰もが驚きました。ちなみにアニメでのその時の声優表記は「そのへんにいたオッさん」というもの。後に「アニメをつくってるオッさん」、「監修やってるオッさん」と表記が変わっていきましたが、実はこれはアニメ監督が声を当てていました。このように明らかに中に人がいる怪しげなエリザベスですが、この当時桂は「中に人などいない」と言い張っています。とはいえ喋れることは流石に認めざるを得ず、アニメなどでも桂の前で堂々と喋っている様子も。
衝撃!!エリザベスの本当の正体は、まさかの…?
このように謎の多いエリザベスですが、なんと本当の正体が明らかになります。エリザベスの正体は「央国星三皇子・ドラゴニア」であるということが明らかになりました。これはハタ皇子の兄にあたる存在です。実はエリザベスは自分の存在が分からなくなるほどの事故にあった経験があり、重症状態だったところに現れたのが蓮蓬の一味でした。頭をぶつけて記憶を取り戻してからのエリザベスは、自分の名前がドラゴニアだったということを思い出します。そしてハタ皇子にクーデターを起こしていた央国星の人々を鎮め、バラバラになっていた兄弟もまとめました。さらに自分はもう央国星の王子ではなくて地球のエリザベスになったということを央国星の人たちに伝え、地球サイドとして一緒に戦ってほしいと頼みました。
なんと!エリザベスはシフト制?
また衝撃の事実が明らかになるのですが、エリザベスの中身はシフト制であり、曜日ごとに中身が入れ替わっているということが判明しました。月曜日はヘルプエリザベス、火曜日から日曜日の間はレギュラーエリザベスが中身を担当しています。月曜日担当のヘルプエリザベスは、幻の傭兵部隊である「蓮蓬(れんほう)」の将軍、江蓮(えれん)ということが判明しました。
蓮蓬とは?
ここでいう「蓮蓬」とは地球征服を企む組織であり、「白い悪魔」とも呼ばれている存在です。衝撃なことにメンバーは全てエリザベスのような着ぐるみをかぶって、プラカードでコミュニケーションをとっています。元々ヘルプエリザベスは地球征服のために地球に潜入したのですが、桂や様々な地球人たちの優しさに触れ改心し、地球征服を阻止しようとします。しかしその後蓮蓬は新しく生まれ変わり、ヘルプエリザベスは蓮蓬と生きることを決意し、桂の元を去るのです。しかしここで現れたのがレギュラーエリザベス。ここで初めて、曜日ごとに中身が入れ替わっているという事実が発覚するのでした。
レギュラーエリザベスがドラゴニア
先述したようにエリザベスの正体は「ドラゴニア」ということですが、これは火曜日から日曜日の担当にあたる「レギュラーエリザベス」のことを指しています。
完結篇の映画に登場?5年後のエリザベスがまるで別人
『劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』は、本編の銀魂からは5年後の世界を描いています。この時のエリザベスは、可愛らしさはほとんどなく、別人のような風貌になっていました。全身白であり目と口などの表情はそのままに、頭身は人、しかもかなりムキムキという驚きの姿に変身していたのです。しかもこの時のエリザベスはプラカードでのコミュニケーションはせず、自分の言葉で喋っています。しかも声優を担当しているのは神谷明さんというのが驚きです!
なぜかマヨラーに?
ちなみに5年後のエリザベスはなぜかマヨラーになっていて、真選組副長の土方十四郎と気が合っていました。一緒に土方スペシャルを食べたり、コンビを組んだりしています。
エリザベスには家族がいる
これもまた衝撃ですが、エリザベスには家族がいることが明らかになっています。主に桂と過ごしているエリザベスですが同居しているというわけではなく、住んでいるのは長屋です。そこにエリザベスの妻と子供と一緒に住んでいます。エリザベスの妻はなんと人間で、子供はエリザベスがそのまま小さくなったような見た目をしています。しかし家族は1度しか登場していなくて、なんだかんだと謎のままです。
プレイボーイ?
そんな妻子持ちのエリザベスですが、実はかなりのプレイボーイという困った一面があります。桂と長谷川(マダオ)が入院していた病院の看護師に内野という女性がいましたが、なんと彼女と付き合っていたのです。
実写版エリザベスを演じているのは山田孝之
そして銀魂といえば実写映画でも話題になりましたが、エリザベスは着ぐるみとしての登場でした。映画でのエリザベスを演じるのはなんと山田孝之さんです。中身が発表された時はかなり驚いた方が多かったのではないでしょうか。山田孝之さんといえば福田監督のドラマ作品「勇者ヨシヒコシリーズ」などで主演を務めています。
【銀魂】エリザベスについてのまとめ!
以上が「銀魂」エリザベスについてのまとめでした。桂の右腕的存在であるエリザベスですが、思った以上に謎が深く、しかも重要なキャラクターであることがわかりました。しかし中身がシフト制というのは驚きですね。作中でも可愛らしく人気キャラクターなエリザベス。キャラクターグッズなども多く発売されているので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!