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【キングダム】アニメ第一期③政の過去~信が王騎に弟子入りするまでのあらすじを紹介(ネタバレ注意!!)

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原作は原泰久による戦国バトル漫画。2006年より『週刊ヤングジャンプ』で連載が開始されており、2012年からアニメ第一期、2013年からアニメ第二期、2020年からはアニメ第三期が放送されています。また2010年にはPlaystation Portable用のゲームが発売され、2019年には実写映画が公開されるなど、様々な媒体で展開されている人気作品です。舞台は春秋戦国時代の中国。戦争孤児である主人公の信と後の秦の始皇帝である政が今まで誰も成し遂げたことのない、中華統一を目指す物語となっています。史実を元にしたストーリーとなっていますが、登場人物の性格や風貌、各国の戦況などは漫画として見やすく面白くなるように脚色されています。今回は政の過去から信が王騎に弟子入りするまでのあらすじを原作に沿って紹介していきたいと思います。原作では単行本8巻~10巻にあたる内容です。ネタバレを含む内容となっているため、まだ見ていない方は気を付けてくださいね!

政は趙国で産まれていた?!

赤ちゃんの政

紀元前262年、韓の領土であった上党を巡って秦と趙は激突していました。この戦は長平の地が決戦の舞台であったので「長平の戦い」と呼ばれます。秦軍総大将の白起は、戦に勝利した後、食料の問題と反乱の危険を理由に投降した40万の趙兵を生き埋めにして殺しました。秦人はこの大虐殺によって、想像を絶するほどの怒りや恨みを買うことになります。あろうことか秦国の王族である政は秦人を憎む趙国の都で産まれたのでした。

秦国の秘密の計画

依頼を受ける紫夏

秦王が死んだ秦国では、太子の安国君が王となり、次の太子には子楚という王子がなることになっていました。子楚は7年前まで趙に軟禁されており、呂不韋によって趙を脱出していました。しかし、子楚の妻と子供は趙に残されたままであり、その子供こそ政だったのです。子楚が太子になったことで次の太子には政がつくことになります。その政を趙国から脱出させるために、秦国は趙の闇商人である紫夏に秘密裏に依頼をしにきていたのでした。もし失敗すれば国賊として拷問の末殺されると考えた紫夏の仲間の亜門と江彰は、この依頼を断り、秦国は自力で政の脱出を試みます。そこに政のことを気に掛けていた紫夏が現れ、協力してくれることになるのでした。

紫夏を動かしたのは・・・

紫夏の過去

餓死寸前の孤児だった紫夏、亜門、江彰の3人は行商の紫啓に荒野で拾われ救われました。命掛けで自分たちを救ってくれた紫啓の意思を継いだ紫夏は、今にも死にそうな政を放ってはおけなかったのです。

趙国脱出まで関所は五つ

関所を通る紫夏

怪しまれないようにいつも通り五つの関所を超えて趙を出ようとする紫夏たち。もし身バレすればその場で斬首され、政は趙国に連れ戻されます。バレるのを恐れながら第一の関所「会安」に到着する一同。道剣たちの心配をよそに紫夏は本当にいつも通り関所を通過してしまったのです。紫夏たちは闇商人。危険なものや違法なものなども運んでいるため、常日頃から関所に手回しをしていたのですね。紫夏たちがいなければ、道剣たちはこの第一の関所でアウトだったでしょう。

何も感じない政

何も感じない政

第二の関所「青郭」では、入隊したばかりの兵が政の隠れている米俵に弓の試し打ちをしました。米俵からは血が出ていましたが、うめき声一つなかったので、関所には気付かれずなんとか通過することに。しかし、矢を討たれたにも関わらず、声一つ上げないなどありえません。気絶もしくは死んでしまったかと思われた政でしたが、眉一つ動かさず堪えていました。政は趙国の恨みを一人で受け、物心ついたときには痛みだけでなく、味や匂い、暑さや寒さなどの感覚を失っていたのでした。政はそんな自分は王になどなれないと言いますが、紫夏は全てを受け止め、政のそばにいることを誓うのでした。

趙国に気付かれた?!

紫夏に気付いた趙国

紫夏たちが最終関所「呂干」を通過した直後、関所の門は閉ざされてしまいました。趙国に政の脱出がバレたのです。間一髪で関所を抜けた紫夏たちは、荷を捨て偽装をやめて、全速力で秦の国境を目指します。中華一の追尾力を誇る趙の騎馬隊は瞬く間に紫夏たちの後ろに迫ってきました。もはや国境まで逃げ切ることは不可能だと悟った紫夏たちは、騎馬隊と戦いながら進むことになるのです。紫夏のことを好きだった亜門は、紫夏のために我が身を犠牲にして時間稼ぎをします。窮地に追い込まれた紫夏たちでしたが、政が自分の呪いに打ち勝ち目覚めます。自ら指揮を取り、秦国に帰ろうとするのでした。

政の命の恩人、紫夏

死んでいく紫夏

秦国兵との合流地まであと僅かのところまで来た政たちですが、騎馬隊による攻撃で辿り着くのは困難な状況。道剣、亜門、江彰が犠牲となり、紫夏もギリギリの状態でした。紫夏は政に馬車を任せ、騎馬隊に応戦します。紫夏を育てた紫啓は、自分が受けた恩恵は次の者へと繋いでいくと紫夏に教えていました。まだその恩恵を返しきれていないと感じている紫夏は、政を命がけで守ろうとしたのです。紫夏だけでなく多くの犠牲を払い、昌文君らと合流した政。紫夏は政の呪いを祓い、秦国へと連れ帰ってくれた命の恩人なのでした。

羌瘣の過去

羌瘣の過去

蚩尤の末裔である羌瘣は、貂と同じ女でありながら、あまりにも違う環境で育っていたのでした。蚩尤一族にはその名を継ぐ巫女を選ぶ際に、候補者の中から一人になるまで殺し合いを行うという掟が存在し、そのしきたりは「祭」と呼ばれていました。羌瘣と姉の羌象もその祭に参加することになります。羌瘣を殺したくない羌象は、羌瘣が寝ている間に香を焚き、羌瘣は深い眠りについていました。目が覚めた時には夕方になっており、羌瘣は慌てて祭の現場に向かいますが、すでに祭は終わっており、そこには羌象の亡骸がありました。羌象は祭が始まると真っ先に全氏族から襲われたのです。祭では手を組んで戦うことは禁じられていましたが、羌瘣と羌象の強さは全氏族の中でも群を抜いていたため、羌瘣が不参加なのも、手を組んで戦うことも黙認されていたのでした。敗者は全員骸となるのが掟なので、自決しろと羌瘣に言う長ですが、簡単に掟を破った長たちに怒り狂った羌瘣はその場にいるものを皆殺しにし里を出ます。裏で手を組み羌象を殺した現蚩尤・幽族の連を倒すことが今の羌瘣の目的なのです。ちなみにアニメと原作では羌瘣の過去が語られるシーンは違う描かれ方をしています。気になる方は見比べて見てくださいね!

呂不韋の帰還

呂不韋の帰還

政を襲った暗殺事件の翌日、遠征していた呂不韋が秦国に帰還します。事件の黒幕が呂不韋であることを知っている政陣営は、呂不韋がどのように弁明するのかに注目しましたが、呂不韋は自らが主犯だと言い出したのです。あっさりと認めた呂不韋に驚く政陣営。政がそんなはずはないと言うと、呂不韋は空気を和らげようとした冗談だと言うのです。犯人が分かっていながら裁けない政陣営に対し、自らが犯人だと開き直ることで事件をうやむやにする呂不韋。王の座を取り戻したとはいえ、それほどまでに両者には大きな差があったのでした。

六代将軍の復活

六代将軍を知る信

王への謁見で来た呂不韋たちでしたが、蒙武は上奏(王に直接意見を申し上げること)しに来たのだと言います。その内容は「六代将軍の復活」。六代将軍とは昭王の時代に作られた制度で、任命された六将は「戦争の自由」を与えられていました。信はこの時、王騎将軍が六代将軍であったことを初めて知ります。蒙武が好き放題言っているのを呂不韋は黙らせ、自分の腹心を中心として六将を作ってはどうかと言い出します。もちろんそんなことが通ると思っていない呂不韋は、蒙武の上奏を預かる形でこの場は収まりました。この謁見により政と呂不韋の力の差が浮き彫りとなったのでした。

軍師を目指す河了貂

軍師を目指す貂

政は王として国を再興し、信は武功を上げ、どんどん先へと進んでいく二人を見て一人取り残されたように感じる貂。自分も二人に追いつくために戦場に行きたいと考える貂ですが、女であり武に長けているわけでもない貂が戦場で生き残れるはずもありません。そこで貂は軍師として戦場に行くことを目指すのでした。原作では、羌瘣の紹介で昌平君の学校に入り、蒙毅に弟子入りすることになりますが、アニメでは戦場を見に行った先で蒙毅と出会い、学校に入ることになります。

羌瘣!お前はもう仲間だ!

羌瘣を勧誘する信

信の元を尋ねてきた羌瘣。日も暮れ遅くなってしまったため、信の家に泊まることに。羌瘣は素顔が可愛いので信も少し緊張していましたね(笑)信の戦いぶりは「勇敢」ではなく「無謀」だと羌瘣は言います。無口で感情を表に出さない羌瘣ですが、信のことを気に掛けてはいるようです。姉の敵討ち以外何もないという羌瘣に対し、信は帰ってこいと言います。同じ伍で助け合って戦った羌瘣は信にとっては大事な仲間だったのです。勝手に百人隊の頭数に入れてると無茶苦茶な信ですが、自分から何も言わない羌瘣にはこのぐらいで丁度いいのかもしれませんね。強引な勧誘でしたが、なんだかんだ言って羌瘣は否定しませんでした。

信、天下の大将軍の元へ

王騎と風呂に入る信

信は強くなるために、連絡掛かりの渕に案内を頼み、王騎将軍の城に向かいます。王騎将軍の城には許可なく近づいてはならず、噂では何人もが行方不明になっているそうです。そんなところに急に行けと言われる渕が不憫でなりません。しかし、戦で稼いだ金を全部やるからという信。あり得ない金額に渕はしぶしぶ城に向かうことに。あんだけ嫌がっていた渕でしたが、お金には勝てなかったようです(笑)城に着いた信たちでしたが、扉は固く閉ざされていました。そこに演習に出ていた王騎が帰ってきます。いきなりの対面でしたが、なぜか一緒に風呂に入ることに・・・。修業をつけて欲しいと言う信に対し、王騎はもっと楽しいところに連れて行くと言うのでした。

大きな夢の為に

王騎を超えると宣言する信

王騎に連れられる道中で、信は六代将軍について教えてもらいます。六将制度が凄いのではなく、六将になった六人が桁外れに強かったという王騎。王騎曰く、今六将制度を復活させても、その実力に見合う将はいないそうです。中華全土に名が響き渡る将軍・・・信はそんな話を聞き、ますます天下の大将軍に憧れを抱きます。信の様子を見て王騎は、将軍になりたいのか?と問うと、信は王騎を超え天下で最強の大将軍になると豪語するのでした。その威勢の良さを気に入った王騎は信を崖から突き落とし、信の過酷な修業が始まるのでした。

王騎流の修業のつけ方

修業をつける王騎

今の将は力はあるが経験が足りないという王騎は、実践こそ最大の修業だと言うのです。勢いや度胸はあるが、圧倒的に経験が足りていない信に、秦国内にある無国籍地帯の平定を命じます。信が落とされた集落に住む南巴族は十の諸族の中でも最弱、そして人口は約百人。この百人を束ね村を平定出来なければ、大将軍どころか、百人将としてもこの先やっていけないという王騎なりのメッセージなのです。個人としての実力はつけている信ですが、王騎は「率いること」の難しさと「集団」の強さをこの修業を通して信に学ばせようとしていました。信はこの試練を乗り越えることが出来るのでしょうか?!

連絡係のはずだったのに・・・

集落の平定に臨む信

信は魏国との戦で学んだ伍を作り、集団での戦い方を村人に教えます。自分が率先して道を切り開くことで、村人たちもそれに続くようになりました。王騎から伝言を頼まれた渕は信とともに村を平定するハメに。約四か月で村を平定した信たちですが、渕の子供は大丈夫だったのでしょうか・・・(笑)平定後の渕は気のせいか体格が良くなりたくましくなっている気がします。

アニメ第一期③政の過去~信が王騎に弟子入りするまでのあらすじを紹介(ネタバレ注意!!)まとめ

風呂に入る信

いかがだったでしょうか?アニメでは羌瘣が政を襲うシーンなどはカットされており、信の家に泊まるシーンは貂も一緒にいます。そのため、貂が軍師を目指すきっかけも原作とアニメでは若干異なりますね。政の辛い過去が明らかになり、信は百人将としての最初の試練を王騎に与えられます。この試練を乗り越え成長した信の姿が楽しみですね!!

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