「彼女、お借りします」に登場するヒロイン達は裏表の激しいキャラクターも多く、優しい一面からキツイ一面まで色んな顔を持っています。そんな彼女たちから発せられる名言も同じく同一人物とも思えないほど幅広く、時には慰めるように優しいものもあれば、厳しいアドバイスまでさまざま。もちろん主人公の和也や祖母達にも名言はいくつもあるので、それも踏まえて本作に登場する名言を紹介していきます。
目次
「自分うさぎかよって思ったらまた呼んで」
まずは2人が2度目のデートをした時の名言から。この日レンカノした和也は暴走して千鶴に暴言を吐きまくり、2人の関係は最悪でした。しかし和也の祖母が倒れて入院したことによって状況は一変、家族の前で千鶴を彼女だと紹介して千鶴もその話に合わせ、和也は感謝すると同時に本心を話します。その際彼女(麻美)にフラれた寂しさから千鶴を借りた事を告げ、自分を寂しさで死ぬ「うさぎ」と例えていました。そんな和也に対して千鶴が言ったのがこの言葉。つまり「また寂しくなったらいつでも呼んで」と言う意味になります。
「我が孫を好きになってくれた女性に、何を怒ろうか」
千鶴の事を熱烈なほどに気に入った和也の祖母はある日突然和也の家を訪れ千鶴を呼ぶように言います。いきなりの出来事に大慌てで隣に住む千鶴へ協力してほしいと頼み込みに行くのですが返事はNO!そうこうしている間に祖母は家へ到着し、千鶴が来るのを待っていました。千鶴と会うのを楽しみにする祖母を見て心苦しく思いながらも「別れた」と告げようとする和也。しかしその前に祖母から「別れたんじゃろ?」と言われてしまいます。千鶴と別れた事に貸して怒らないのか尋ねた時に祖母の口から出たのがこの名言なのですが、この後さらに「いい夢を見させてもらった。まるで天女様じゃ」とまで言っていました。
「親友に最高の彼女ができたのに、お祝いもまだだった」
和也の親友で若干M字ハゲ。お世辞にも見た目がカッコいいとは言えない木部ですが、察しが良く言う事や人間性は超イケメンだったりします。この日は海で千鶴と別れると言い出した事に木部は激怒し和也と殴り合いのケンカを繰り広げていました。しかしその後和也の居ない所へ千鶴を呼び出し昔話を交えながら「あいつ悪いヤツじゃねーんだよ」と言って別れないようにフォローします。そしてその後千鶴にフェリー観光のチケットを渡し、遠慮する千鶴に対してこの名言を口にしました。
「嘘のない人間などおらん」
祖母の退院祝いで旅行へやってきた和也たち。しかしそれは祖母同士が2人の仲を進展させるための罠だったのでした。いろいろな事がありながらも結局みんなで旅館に泊まる事になり、千鶴がお風呂へ行くとそこには和也の祖母の姿が……思わず「ラッキースケベというやつか?」と言いながら千鶴の背中を流し始める和也の祖母は千鶴の事をべた褒めしながら大喜びしている様子でした。そんな様子を見て「レンカノ」であることを隠している事に罪悪感を感じた千鶴は、自分がそんな人間じゃなかったらどうするか尋ねます。すると祖母はこの一言を口にして「ワシは千鶴さんが宇宙人でも千鶴さんが好きじゃ」と言うのでした。
「栗林(友人)が頑張って作った彼女にケガさせるわけにいかねーだろ」
基本的にスケベで優柔不断ですぐにウジウジ悩んでしまう和也ですが、ここ一番では男気を見せてカッコいいことを言う事も。この時は友人の栗林が連れてきた彼女のるかに千鶴との関係がレンカノだとバレてしまい、必死に口止めしようとしていました。ただ、るかはその話に乗らず走ってその場を去ろうとします。しかし走り去ろうとした先にいたおばあさんを避けるためバランスを崩し、階段から落ちてしまうるか。その瞬間和也はるかを守るようにして階段から落下。なぜ守ったのか聞かれてこの一言を口にしました。結局この行動がきっかけで2人の関係が始まってしまうのですが……
「私だって目一杯ドキドキしてみたい!!」
和也と出会ってから心拍数にこだわっていたるか。その理由は子供の頃からの病気が関係しており、一般の人に比べて心拍数がゆっくり動いていました。その為激しい運動をしていると倒れてしまう事もしばしば……家でゲームしている時も興奮しすぎると心拍数が上がって体調を崩すからと親から言われたりもしていました。「しちゃいけないじゃない、できない」そう思い悩んでいたるかが口にしたのがこの一言。その後恋をするとドキドキできるかもしれないと思いレンカノを初め、そんなレンカノにも愛想をつかしそうになった時に和也と出会い「ドキドキ」をきっかけにして和也に興味を持ち始めます。
「傷口に貼る絆創膏くらいにはなりたいなって」
彼女だと紹介していたるかがレンカノだったとバレて精神的に大ダメージを受けてしまっていた栗林。そんな友人を救いたいという気持ちから和也は栗林とデートしてほしいと千鶴に頼みこみ2人の遊園地デートが始まります。最初は乗り気でなかった栗林も千鶴の神対応もあり徐々に楽しんでいました。ですがデートも終盤になると再び過去を思い出し落ち込み始めてしまいます。そんな栗林を元気づけるように「彼女より出来る事は少ないけど……」としたうえで言った一言がこの言葉でした。
「俺……見たいんだよ。君が夢を叶える姿を、心の底から」
千鶴が女優業を夢見て活動している事を知った和也は、将来家業を継ぐことがほぼ決まっている自分と比べ夢に向かって走る千鶴を「かっこいいと」思っていました。そんな千鶴に対してあふれ出た言葉がこの一言だったのですが、そのあと「そばにいたい……ずっと……君の傍に……」と半ばプロポーズのようなことまで言ってしまいました。
「かのかり」名言まとめ
ここまで「かのかり」の名言を紹介してきましたがいかがだったでしょうか?「亀の甲より年の功」と言う通り、やはり祖母の名言は印象深いものでした。また、ヒロインだけでなく友人の名言などもあり、今回は紹介しきれなかった名言がまだまだあります。アニメでも今回紹介した名言が登場するのか是非注目してみてください。