原作では今や魔人王と対等に戦うほどまで成長したメリオダス。物語が進むごとにメリオダスもどんどんと強くなっています。そんな成長したメリオダスも当然最初から強かった訳ではありません。以前魔界にいた頃のメリオダスにはチャンドラーという師匠がいました。メリオダスの実力を引き出し様々な技を教え込んだチャンドラーとはいったい何者なのか……今回はメリオダスの師匠に当たるチャンドラーについて紹介していきます。
目次
チャンドラーの外見は?
まずはチャンドラーの見た目ですが、ごらんのとおり恰幅の良いおじいさんといった雰囲気。髭と髪がつながっていてまるでライオンのたてがみの様になっています。普段の姿を見る限り杖をついて歩いていたりしていかにも「お爺さん」といった感じです。この姿からはまだ強さを感じ取ることは出来ませんね(笑)
チャンドラーとは魔界でどれくらいの強さ?
アニメ版でも聖戦が終盤に差し掛かり七つの大罪VS十戒の戦いが盛り上がっていましたが、チャンドラーの強さは十戒をはるかにしのぐといわれています。その階級は「最上位魔神」。文字通り魔神の中でも最上位(魔神王を除くと魔界最強レベル)の強さを誇っています。
チャンドラーの闘級は驚異の……
七つの大罪では「闘級」と呼ばれる強さを数字化したものが存在します。例えば十戒のリーダーであるゼルドリスなら等級は61000。メリオダスが最強の状態である「殲滅状態時」で14万2000なのですが、チャンドラーはさらにその上を行く闘級17万3000!本作で最強の闘級を誇るキャラクターだったりします。
チャンドラーはとにかくメリオダスを溺愛!
とんでもない強さで敵としてはまさに難敵と言えるチャンドラーですが、自分の弟子的存在であるメリオダスをとにかく溺愛しまくっています。メリオダスは魔神族を裏切って十戒などから恨みを買っていますが、チャンドラーだけはそんな事全く気にする様子もなく「メリオダス坊ちゃん」と呼び昔と変わらず溺愛している様子が描かれていました。
メリオダスが裏切ったのはエリザベスのせいだと確信している
メリオダスとエリザベスはお互いが恋に落ちてメリオダスは魔人族を裏切ったのですが、チャンドラーは一方的にエリザベスがメリオダスをかどわかしたと思っています。それゆえにエリザベスの事を強く憎んでおり、メリオダスがエリザベスを連れて現れた際も表向きは2人に服従の姿勢を見せていましたが隙あらばエリザベスを消し去ろうと目論みます。
チャンドラーの異名は「おしゃぶりの鬼」
チャンドラーには「原初の魔神」のほかにも異名を持っているのですが、その異名というのが「おしゃぶりの鬼」。画像を見ると恐ろしい顔をしている割りは随分かわいらしい異名だなと思ってしまいそうですが、この「おしゃぶり」というのは「敵の骨の髄までしゃぶりつくす執拗な戦い方をする」という意味でおしゃぶりの鬼と呼ばれています。
チャンドラーの正体である「原初の魔神」とは?
チャンドラーの紹介で「原初の魔神」と呼ばれることが良くあるのですが、原初の魔神とは魔人王自らが魔界を統治するために生み出したとされる魔人王の腹心的存在です。魔界でも圧倒的な強さを誇っていた原初の魔神はやがて魔人王の座を狙い謀反を起こします。しかし魔人王に敗れ肉体と精神を分断されることに……その分断されたものがチャンドラーとキューザックになります。2人は謀反の罰として王子を未来の魔人王に育てる師匠となる事が命令され、チャンドラーはメリオダス。キューザックはゼルドリスを未来の魔人王候補として育てあげます。
原初の魔神の本来の姿とは
原初の魔人としてチャンドラーとキューザックが2人に分離する前の姿がこちらになります。下半身は馬というよりはライオンのような猛獣に似た4本足になっており、上半身には3本の腕が生えています。ちなみに腕にもたれている武器は左右にキューザックが得意としていた剣を、右下手にはチャンドラーが使っていた杖を持っています。その強さは圧倒的で瞬時にしてマーリンが戦意を喪失してしまうほどのものでした。
圧倒的な強さを誇る「原初の魔神」の弱点とは?
圧倒的な強さを誇る原初の魔人ですが、そこには大きな弱点とも言える制約がありました。先ほども紹介した通り、もともと原初の魔人は魔人王に謀反を起こした罰としてチャンドラーとキューザックに分かれるよう強制されています。その制約を許しなく破り再び一つになる事は魔人王の命令に逆らうことになり、原初の魔神の姿となった2人の身体はほどなくして崩壊することになります。
原初の魔人の猛威!絶体絶命の危機に現れたのは……
頼りだったエスカノールも全く歯が立たず絶体絶命だった七つの大罪たち。そこに現れたのは四大天使の中でも最強の力を持つマエルでした。最高神・魔人王が不在の中では頂上決戦と言っても過言ではないこの戦い。いったいどのような激戦が繰り広げられるのかと思いきや勝負は一瞬……原初の魔神はマエルの放った「グレイテスト・サン」によって戦線離脱してしまいます。
チャンドラーの最後はあっけなく……
原初の魔神となった事により肉体が崩壊すると思われていたチャンドラーとキューザックでしたが、その後再び2人に分かれた状態で意識を取り戻します。目を覚ましたキューザックは意識を失い倒れるゼルドリスを発見。心配するキューザックをよそに「放っておけ」とメリオダスを優先するチャンドラー。この事がキューザックの怒りにふれ、チャンドラーはキューザックに切り殺されてしまいました。
原初の魔神。チャンドラーまとめ
ここまで原初の魔神の片割れであるチャンドラーについて紹介してきましたがいかがだったでしょうか?闘級17万3000と見たときは何かの間違いかと思うほどでした(笑)七つの大罪と十戒の戦いにも注目ですが、これから始まるチャンドラー達との戦いからも目が離せません。