2019年7月よりアニメ化が決定している「魔王様、リトライ!」という作品を知っていますか?原作は「小説家になろう」というサイトにて運営されており、原作者は神埼黒音先生。大人気作品であり、ラノベ化、コミカライズもされている話題作なのです。アニメが始まるとますます話題になりそうですよね!内容は異世界トリップもの、「勘違い系」ファンタジーです!今回こちらの記事では、そんな「魔王様、リトライ!」に登場するキャラクターであり主人公の、「九内伯斗(くないはくと)」について紹介します。彼が「魔王」になるのですが、ただの魔王ではありません。いったいどんなキャラクターなのでしょうか。
目次
本当は一般人?九内伯斗って何者なのか
まず前提として、「九内伯斗」は【魔王】です。それも世界の大半を支配した「大帝国」の魔王。殺し合いの恐ろしいGAMEをギャンブルとして開催去るような、恐ろしい「大帝国」の「魔王」でした。…とはいってもこれはすべて、オンラインゲームの話です。このオンラインゲームを個人で運営している人物「大野晶(おおのあきら)」は、どこにでもいる普通の社会人。一般人です。
ゲーム世界に飛ばされてしまい、九内伯斗に!
ある日大野晶は、このゲームのラスボスにあたるキャラ「九内伯斗」の状態でログインしていました。その日はゲームのサーバー契約が切れる日。0時になればすべてがなくなってしまうのです。彼はゲームをやり続けた15年を懐かしむように、「魔王」の姿でゲーム画面をぽつりぽつりと切り替えていました。しかし0時になったとたん、大野は大森林へタイムスリップしてしまいます。そして自分の姿は、禍々しい魔王である「九内伯斗」に変わっていたのです。大野晶は、自分の作ったオンラインゲームのラスボスにログインしたまま、そのままの形でゲーム世界へとトリップしてしまったのでした。
九内伯斗のプロフィールが気になる!
この世界の「魔王」である九内伯斗。このゲームによる犠牲者(アクセス数)4143792人という膨大な人数の流血と嘆きを生み出した、大帝国の魔王であり、恐ろしい存在です。肩まで伸ばした長い髪に、鋭い眼光が特徴的。年齢は40歳を超えているのですが、鍛え上げられた肉体は他の追随を許しません。さすが魔王という感じですね。
しかし中身は大野晶
とはいっても、中身は一般人の大野晶です。見た目と能力だけ、九内伯斗に借りているという状況ですよね。そのためもとは人間、一般人ですが、15年という長いゲーム運営と、現実世界での社会人生活にてきたえられているのか、あらゆる状況にあわせての切り返し、演技がとっても得意です。そういうわけで、この困難な状況も受け入れ、乗り越えています。見た目は魔王であり、周りからもそのように扱われているのに、中身は社会人の一般人というギャップがとても面白いキャラクターですね。
ステータスがかなり高い!
もともと「ラスボス」設定であるため、かなりステータスが高いことも特徴としてあげられます。また体力も並大抵のものではありません。そういったことから無敵にもみえるのですが、ゲーム内にはなかった「魔法」という存在に対しては迷うところがあるようです。
九内伯斗の武器や防具、所持品って?
ここからは具体的に、九内伯斗が持つ武器や防具について紹介していきます。バトルファンタジーにおいて重要な要素になってくるのではないでしょうか。さっそく見ていきましょう!
武器
九内伯斗の武器は「ソドムの火」です。投、斬、ともに使用することのできるナイフであり、使用回数は無限。ちなみに追加効果として一定の確率で、相手に「火傷」を与えることができます。
防具
九内伯斗の防具は「アサルトバリア」です。レベル30に達していない者からの攻撃を無効化することができます。ちなみにこちらも耐久力は無限です。しかしこれについては、もとのゲームに存在していなかった「魔法」に対しての効果はありません。
所持品
九内伯斗の所持品のひとつは「帝国法典」です。これは九内を打倒したプレイヤーに与えられるアイテムとして知られています。実はこの法典自体には、ゲーム世界においてなんの効果もありません。これが効果を発揮するのはリアル世界においてです。
所持品②
九内伯斗のもうひとつの所持品については「マイルドヘブン」があげられます。これは大帝国でいちばん人気のある「タバコ」です。タバコはそのほかにも種類があるようで、「バスター」や「ハイナイト」などなど。九内伯斗もタバコを吸っている場面がよくありますよね。しかし現実世界と違う点としては、ゲーム世界でタバコを吸うと体に悪いどころか、気力が回復する仕組みになっています。
実は優しいのか?九内伯斗の性格は?
この世界では恐ろしい大魔王ですが、中身は一般人の九内伯斗。優しい一面もあります。例えば彼が異世界ではじめて出会う住民の「アク」は、足が不自由で、ぼろぼろの衣服を着ていました。「僕に触ると穢れてしまいます」といわれても無理やりおんぶして歩いたり、お風呂を提供してあげたり…。ちなみにアクに対して「そんなことで人間が穢れたりするもんか。人間の体なんざ、洗えばいつだって新品になるんだよ。」というセリフがあるのですが、彼の優しさがにじみでていますよね。ちなみにこの言葉をかけられたアクは、九内の背中で号泣していました。
しかし!魔王の性質も残っている
とはいっても九内伯斗の姿です。もちろん、体の奥底には、「元の人格」もしっかりと存在しています。そのため、極めて冷酷で、残忍な部分もあったりするのです。とはいっても、無残に山賊を殺していた聖女「ルナ・エレガント」に対して、「躾」の意味をこめてお尻を叩き続けたり(?)、なんだかんだ村人を助けることも多く、やはり優しい存在ではありますね。
けっこう冷静沈着?
もとは大人で社会人で、いまはおじさん(!)の見た目ということもあり、けっこう冷静沈着な性格でもあります。そもそも異世界にトリップしたことを、すんなり受け入れてるのもすごいですよね。そのため何が起こっても基本的にそう驚かず、臆せず、淡々としているところもあります。もっともこれは、魔王の「九内伯斗」の元の人格がそうさせているというのも大いにあるかもしれませんが。ルナのツンデレっぷりに、「昔はツンデレもいける口だったのに」「今はただただ面倒くさく感じてしまう…」と嘆いていたり、自分のことをもう若くないと思っている点も垣間見られます。しかしおじさん扱いはこたえるのか、たびたびアクに「お兄さん」と呼ぶように頼んでいますが、アクは「ないです」と切り捨てています。
九内伯斗のもうひとつの人格…?霧雨零とは
九内伯斗というよりは、大野晶のもうひとつの人格というべきでしょうか。大野晶がもうひとり作ったキャラクターとして、「霧雨零(きりさめぜろ)」というキャラクターがいます。大野晶は九内伯斗から、霧雨零にキャラクターを切り替えることができるのです。なんとこちらは暴走族という設定のキャラ。鋭い眼光に、真っ白な服には「天下無敵」「喧嘩上等」「仏恥義理」などの文字と、舞い踊る龍が描かれています。ちなみに彼は「ログイン」しているわけではなく「チェンジ」している状態のため、大野晶の意思には関係なく好き勝手に動いてしまいます。そのため古めかしいヤンキー口調に大野晶が「やめろぉぉぉぉ!」と恥ずかしがってしまうことも。彼も彼で伝説を残し、町の人にはまたたくまに噂が広がってしまいます。また聖女のひとりである「キラー・クイーン」は彼に惚れ込んでしまいました。
九内伯斗に関するまとめ!
以上が「魔王様、リトライ!」の主人公、九内伯斗に関するまとめでした!中身は一般人というのには驚きましたね。それにしても、すごく面白いキャラ設定だなと感じます。アニメ化して知名度がアップすれば、ますます話題になりそうですよね!ぜひ続報を待ちたいところです。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。