前世で過労死した女性が不老不死の魔女に転生して300年もスローライフを送っていたハズが、タイトル通り、スライムを倒しまくってレベルカンストすると言うRPGファンなら誰もが1度は考える事をしてしまい、スローライフを妨害するトラブルが発生しまくり、それらを解決したり、日常で起こるチョットした出来事等を描くアットホームコメディ。
アズサ・アイザワのプロフィール
出典: スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました © SQUARE ENIX
元々OLとして仕事一筋に生きていたが、50日連勤等の無茶がたたって過労死した(享年27歳)。 死後、天使のような女神(後の「メガーメガ神」)に異世界に転生させてもらい、その際に「不老不死になって、長くスローライフを送りたい」という願いをかなえてもらい、17歳の体で不老不死にしてもらった。
うっかりレベルマックスに
出典: スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました © SQUARE ENIX
高原の家に住み近くにあるフラタ村の交流も重ねて生活費である換金アイテム「魔法石」を落とすスライムを倒しながらスローライフを送っていたのだが、300年経ったある日、自分のステータスを確認すると、何とカンストの99レベルになっていた。 これを気に様々なトラブルが発生するが、次第に家族も増えていきそれなりに楽しんでいる。
経験からくる行動
出典: スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました © SQUARE ENIX
前世の経験から、働きすぎることが、自分はもちろん他人がするのも大嫌いで、周囲の人が徹夜などで無理してまで働こうとしたら絶対に止める。 また、スローライフの妨げになることから、厄介事に巻き込まれるのを嫌がるが、根は困っている人を見過ごせないお人よしであり、結局、なんやかんや言いながら巻き込まれていく。
外見
出典: スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました © SQUARE ENIX
肉体年齢は17歳で固定されており、肌年齢も若いため、化粧はいわゆるナチュラルメイク。 顔も自称「まずまずかわいい」のだが、自分よりもかわいいライカやファルファ&シャルシャ、スタイルのいいハルカラ達が目立っているため、容姿を褒められたりする描写はほぼ全くない。特にハルカラ登場後はその胸に嫉妬することが多く、半ば貧乳キャラのように描かれている。
恋愛観
出典: スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました © SQUARE ENIX
不老不死の人生そのものは楽しんでいるが、「相手に先立たれるから」という理由で恋愛や結婚は諦めている。それだけに、今の家族、特にファルファとシャルシャの二人の娘(後にマンドラゴラのサンドラも増えて娘が三人になる)はとても大事にしており、家族の危機ならあらゆる手を使って解決に乗り出す。 ツッコミ役に回ることが多いが、なぜか「おい、~だぞ!」等、その時だけ男っぽい口調になる癖がある。
能力や特技
出典: スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました © SQUARE ENIX
転生直後はそんなに強くは無かったが、スライムを300年も倒しまくってレベルがカンストしているので、もちろん高い。‥というか、世界最強。 本来は魔法能力の方が高いのだが、高いステータスに物を言わせて素手で殴り倒す事が多い。 ドラゴンの姿のライカやフラットルテと戦った時は一撃で倒し、魔王ペコラ相手にも拳で剣を粉砕して勝利している。
魔法能力
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魔力は高いが、師匠などについて教えてもらったわけではなく、魔導書で独学した。 「魔法創作」というレアスキルをいつの間にか所持しており、これにより、本来は習得していない結界魔法や回復魔法を自作でき、ここぞという時に役立てている。ただし、独特の発音が必要な魔族の魔法は彼女でも難しく、唯一使えるベルゼブブを呼び出す魔法も、よく発音を間違えて違う場所(大半は自宅の風呂場)に召喚している。
薬の作成
出典: スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました © SQUARE ENIX
彼女の職業の「魔女」は薬の調合を得意としており、時折村に自作の薬を売ったり、病人の治療などをしている。このため、フラタ村の乳幼児死亡率は非常に低く、「高原の魔女」と慕われる原因となっている。最近では、トラブルに巻き込まれることが多くなったことで、本職がおざなりになっていると危機感を感じており、何度も薬の材料探しに遠出している。
前世の知識の応用
出典: スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました © SQUARE ENIX
薬の材料探しに遠出した際に、もち米や小豆に似た豆を発見し、まんじゅうを再現することに成功。「マンジュー」という単語は地名としてあるので、スライムっぽい見た目にして「食べるスライム」という名前で完成させ、フラタ村銘菓として(ハルカラが社長の「ハルカラ製薬」に委託する形で)販売している。
限界突破
後に、メガーメガ神と、この世界の古参の神であるニンタン女神とのもめ事に巻き込まれた時に、メガーメガ神によりレベルアップ。ついに人間の壁を完全に超える。ステータスが大幅に上昇し、それまでは目で追うのがやっとだったニンタンの動きについていくどころか、彼女の目にも止まらぬほどの速さで動いたりと、神よりも強くなってしまった。
人間関係
出典: スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました © SQUARE ENIX
ライカ
アズサの噂を聞き勝負を挑んできたが、彼女の家を破壊してしまったことでキレたアズサに倒され、その後改心し弟子入りをする。当初は弟子をとるのを断ろうと思ったが、身の回りのお世話などをしてくれることで承認。アズサの事は尊敬している。アズサにとっては弟子というより妹的存在。
ファルファ
アズサが原因で生まれた「スライムの精霊」の双子姉妹の姉。いきなり自分を母親と呼ばれた時は動揺していたが、騒動後、正式に娘になっている。彼女からは「ママ」と呼ばれている。
シャルシャ
双子姉妹の妹。多くのスライムを殺したアズサに復讐しようとしたが失敗。騒動後、娘として迎え入れた。当初は「高原の魔女」と呼んでいたが、後に「母さん」と呼んでいる。漫画版では、母さんと呼ばれた時は母性本能でハートにズキューンと来た。
ハルカラ
ベルゼブブに命を狙われている(と、勘違いした)彼女を弟子という形で匿い、誤解が解けた後もそのまま弟子として同居している。ハルカラの知識などが頼りになることは多いが、それ以上にドジっ子の彼女にひどい目に合わされることも多い。また、ハルカラの抜群のスタイル(特に胸)に殺意を覚えることも。時々彼女が工場長の栄養酒工場のパートに通っている。
ベルゼブブ
上記のハルカラとの一件がきっかけで以降も交流するようになる。アズサ自身でも解決に困るような時に助力を頼むことが多く、友人兼「お姉ちゃん」ポジション。ただし、娘二人を養女にしようと狙っているため、油断のならない相手でもある。
まとめ
「小説家になろう」で連載後書籍化され、その後シバユウスケの作画により『ガンガンONLINE』(スクウェア・エニックス)にてコミカライズされていて『このライトノベルがすごい!』2019年版で単行本・ノベルス部門9位にランクインするほどの人気作品です。ぜひチェックして見てください。