女の子の姿をした動物たちによるゆるく、不思議な世界の冒険を描くアニメ「けものフレンズ」。初めのうちはIQが低下する(悪口では無い)などの言われようでしたが、物語が進むにつれ隠された謎が明らかになり、人気アニメの仲間入りをしました。ここではそんな人気作から生まれた名シーンをご紹介しましょう。
目次
第10位 金朋リサイタル?
出典: けものフレンズ ©けものフレンズプロジェクト
3話のトキ初登場のシーンは強烈でしたね。「わた~しは~ト~キ~」という音痴な歌でサーバルは目を回し、ラッキービーストは気絶しました。歌っている時には超音波のようなものが出るほど強烈です。ちなみにこのシーン、トキの声優を務める金田朋子氏によるアドリブで生み出されたシーンでもあり、スタッフや共演者からは絶賛だったのことです。
第9位 かばん、火を操る
出典: けものフレンズ ©けものフレンズプロジェクト
7話でかばんは博士から、何の動物かを教える代わりに料理を作れと言われます。その際に火が必要になり、かばんは虫眼鏡を使って太陽の光を紙に集めいとも簡単に火をつけます。かばんは恐れることなく火を操り料理をしますが、博士達他のフレンズは火が恐くて近づこうともしません。やはりかばんが「ヒト」のフレンズであることが確実となったシーンでもあります。また、「火」こそが他の動物には真似できない人間だけが操ることのできる文明の源であることを表したシーンでもありますね。
第8位 たーのしー
出典: けものフレンズ ©けものフレンズプロジェクト
2話のコツメカワウソが遊ぶこのシーンではけものフレンズを象徴する「たーのしー」というセリフが生まれました。一見するとなんてことのない何気ないことすらも楽しむ素直な心や、思ったことを思ったままに表現することの素晴らしさを感じさせるシーンですね。心が洗われていくような気がして、「けものフレンズとはこういうアニメなのだ」と2話にして分かってきたような気がしました。
第7位 ラッキービーストの感情?
出典: けものフレンズ ©けものフレンズプロジェクト
11話でかばん達は超大型セルリアンを倒すために海へ誘導する作戦を行います。しかし途中でサーバルが食べられてしまい、かばんはそれを助けるために一人セルリアンに立ち向かいます。ラッキービーストは作戦を成功させるためにヒグマに抱えられて海へ向かうのですが、その際にかばんの覚悟を感じ、目が虹色に光ります。本来人工知能のため感情を持たないはずですが、このときのラッキービーストには寂しさや悲しみの感情が感じられます。12話のラッキービーストの台詞にもつながりますが、3人での楽しい旅がこれ以上続けられないと悟り、ラッキービースト自身も覚悟を決めたかのようなシーンで印象深いです。
第6位 ようこそぉ、ジャパリカフェへ~
出典: けものフレンズ ©けものフレンズプロジェクト
3話でかばんたちが出会ったアルパカ・スリの一連のシーンは必見です。ジャパリカフェを営むアルパカの訛りの強い口調(栃木弁)は独特で、可愛く視聴者を和ませました。また、かばんがお客さんじゃないと分かった時に「お客さんじゃないのか…ペッ!」とつばを吐き捨てるというシーンもありました。意外に衝撃的でしたが、それすらも可愛いのが不思議ですね。ちなみに本当のアルパカもストレスを感じた時につばを吐きかけてきます。元の動物の特徴も良く捉えていますね。
第5位 動物の解説
出典: けものフレンズ ©けものフレンズプロジェクト
けものフレンズの特徴の一つと言えばアニメ途中に入る動物の解説です。その回で活躍するフレンズの元となっている動物について、実際に動物園などで飼育を担当している飼育員にインタビューしています。アニメを見ながら動物についてもちょっとだけ知れるという教育にも良いアニメですね。また、飼育担当員のその動物に対する愛情や熱意も感じられるので、フレンズだけではなくその動物そのものに対しても愛着が湧き、このアニメ自体も好きになってしまうという不思議な魅力あふれる解説でした。
第4位 炎の紙飛行機
出典: けものフレンズ ©けものフレンズプロジェクト
12話でフレンズ達が超大型セルリアンと戦い食べられたかばんをなんとか助け出します。しかし気の緩んだところに再びセルリアンが襲いかかります。多くのフレンズが食べられそうになったその瞬間、サーバルは紙飛行機に火をつけてセルリアンの注意をそらしたのです。以前かばんに教えてもらった紙飛行機の作り方、火を使うことなど教えてもらったことを駆使してみんなを助けたのです。これまで二人で旅して成長したのはかばんだけではなく、サーバルも同様だったのです。この紙飛行機も見よう見まねで作ったためか、かばんのものと比べよれよれなところもサーバルの頑張りが見えて涙を誘います。
第3位 ありがとう…元気で
出典: けものフレンズ ©けものフレンズプロジェクト
11話の感動と衝撃は忘れられませんね。セルリアンに食べられたサーバルを助けるために、かばんが勇気を出して立ち向かいことにまず感動します。さらにこれまで苦手だった木登りや泳ぐことなどが、旅を通してできるようになったというかばんの成長が見られ、ここでも感動します。しかしながらセルリアンから逃げることはできずにかばんが身代わりとなって食べられてしまうのです。これまでは「食べないで下さい」と怖がってばかりのかばんが友達のために体を張ったことにまた感動します。この感動の連続とかばんが食べられるという衝撃の展開に多くのファンは涙と困惑が入り交じった状態で12話を待たなければならなかったという点でも印象深いシーンです。
第2位 全員集合!
出典: けものフレンズ ©けものフレンズプロジェクト
12話でセルリアンに食べられたかばんを救うため、かばんがこれまで出会ったフレンズ達が集まります。かばんの優しさや努力、フレンズ達に対する懸命な気持ちが他のフレンズ達の絆も結びパークの危機を救ったのです。最終回での全員集合という王道展開ながらかばんの旅路の集大成のような展開、バックに映るタイトルロゴとOPテーマとこれ以上無い盛り上がる展開となりファンも勝利を確信したことでしょう。特に戦いの得意なものは直接攻撃し、苦手なものは別の仕事や自分のできることをするという「得意なことを生かす」戦い方は1話の「フレンズによって得意なことが違う」という台詞やOPの「姿形も十人十色、だから惹かれ合う」という言葉との繋がりも見え、けものフレンズのテーマを良く表したシーンとも言えます。
第1位 新たな旅立ち
出典: けものフレンズ ©けものフレンズプロジェクト
12話でかばんは次の島、「ごこくちほー」を目指しフレンズ達と別れ旅に出ます。ここで物語はいったん終わりますが、最後の最後でサーバルがかばんを追いかけてきて二人でまた旅することになります。さらに海から現れた新しいフレンズと出会い「お友達になろうよ」と言ったところでアニメが終わります。二人の旅はまだまだ続き、その旅はきっと楽しいことだらけなのだと言うことを予感させる明るい終わり方でまさに「けものフレンズ」にふさわしい大団円でした。
見ていて飽きない作品、それがけものフレンズ!
出典: けものフレンズ ©けものフレンズプロジェクト
けものフレンズにはなぜか頭から離れなくなるシーンや名言が他にもたくさんあります。それぞれのキャラクターが個性豊かで何かしら面白い発言をしているので見ていて飽きないです。のんびりとした作風ながら散りばめられた伏線や11話の急展開など見応えもあり、何度でも見られるアニメになっていると思います。皆さんも繰り返し見てけものフレンズの世界に浸り、新シリーズをわくわくした気持ちで待ちましょう。