大人気シリーズ、ジョジョの奇妙な冒険の第5部作にあたる黄金の風。舞台は2001年のイタリア。ジョルノがギャングスターに憧れ、ギャングに入ることより、仲間とともにギャングの仕事をしていく上で、ストーリが流れていきます。正義感に溢れる彼の夢、なんでそんな彼がギャングに憧れたのか、彼の生い立ちも含めて、ジョルノ・ジョバーナの全てを紹介していければなと思います!
目次
【ジョジョの奇妙な冒険】黄金の風 5部 ジョルノ・ジョバーナの概略
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
彼は、全寮制の中学に通う15歳の少年。特技は、スリ、耳の穴に耳を入れること。ギャングスターに憧れているが、ギャングが街に麻薬を流していることを許せず、ギャングになり、ボスになることで麻薬をこの街から無くそうと考えています。実は、ディオと日本女性の息子であり、この時のディオの体は、首から下がジョナサン・ジョスターのものであることから、ジョースター家の血縁関係にもあります。日本名は、「汐華初流乃」(しおばな はるの)ですが、イタリア名であるジョルノ・ジョバーナを普段使用しています。もともと黒髪でしたが、ある日突然、金髪になり、おそらくスタンド能力が発動したことが何かのきっかけになったのではないかと言われています。ジョルノの外見のモデルは、ミケランジェロのダビデ像です。
ギャングスターに憧れる理由
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
幼少期、母親が再婚したことにより、新しい父親から暴力を振るわれるようになり、学校でもいじめられていました。そんな折、ある男が血まみれで倒れておりジョルノは大人に嘘をついて助けてあげます。この時、彼のスタンドの能力が手助けしたのですが、当時、彼はスタンド能力のことを理解せず、偶然だと思っています。その日から、父親はジョルノを殴ることをしなくなり、友達はいじめなくなりました。ジョルノの助けた人はマフィアであり、影からジョルノを助けてくれたのです。人を信じることをマフィアより教わったジョスターはこうして、ギャングスターに憧れるようになったのです。
ジョルノの夢と戦闘スタイル
ジョルノの夢は、ギャングのボスになり、麻薬や暗殺のない自分の正義とする街を作る事です。そんな彼ですが、歴代のジョジョの主人公の中では、かなり戦闘回数の少ない主人公なのです。本人は、どちらかというと、援護であったり分析、解決というポジションに立っていることが多いですね。ですので、ブチャラティたちとチームを組めたのは、彼の特徴を生かす非常にいい機会となりました。
かなりモテていた
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
ジョルノは、かなりモテており、ジョルノと一緒に食事をしたい女性がたくさんいました。しかし、彼は女性に興味がないのか、全く相手としておらず、作中でも、恋愛感情をだれかに持つようなことはありませんでした。また、彼の性格は、男女を問わず人を惹きつける何かがあるため、ブチャラティーのチームのメンバーにも溶け込むことができました。
【ジョジョの奇妙な冒険】黄金の風 5部 ジョルノ・ジョバーナのスタンド能力
ゴールド・エクスペリエンス
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
スピードと成長性に優れたスタンドであり、生命を与えることのできる力を持ちます。物質を殴ると、小動物や植物として産むことができ、その産んだ生物に対する攻撃は、攻撃した者に戻っていきます。また、人間を殴ると、殴られた人間は感覚だけが暴走してしまい、自分を含め、周りの動き、痛みなどが全て超スローに見えてしまいます。初めて、ゴールドエクスペリエンスで人を殴ったのは、涙目のルカを倒したことにより、戦闘となってしまったブチャラティに対してでした。数々の負傷は、物体から損傷した部位を作り、損傷箇所に埋め込むことにより、治療できますが、埋め込むだけであり回復することとは別のため、痛みは続くようです。
ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
ゴールド・エクスペリエンスが矢に貫かれることにより発現するスタンドです。破壊力、スピード、射程距離、持続力等の他のスタンドに記述されているような情報は一切なく、攻撃してくる相手の動作や意思の力を全て「ゼロ」に戻してしまう能力を持ちます。また、このスタンドに殴られたものは、死んだことさえも「ゼロ」に戻ってしまうために、何度でも無限に繰り返し死に続けないといけません。恐ろしい能力ですね。
【ジョジョの奇妙な冒険】黄金の風 5部 ジョルノ・ジョバーナの性格
冷静で仲間を信頼するジョルノ
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
ジョルノ・ジョバーナは冷静で、非常に分析的です。全てにおいて、感情のもとより行動を行うミスタと正反対と言っていいほど、彼の行動には根拠と信念が感じられます。ブチャラティが戦闘中に、麻薬を使用している子供の腕に動揺した時も、フーゴのスタンドのウイルスに感染したときも命の危険にありつつも非常に冷静に対処しています。その反面、仲間を信頼しており、目的のためには自分自身を犠牲にもします。フーゴのウイルス感染の時もそうですが、船上で正体不明のスタンドに襲われた際も、見たこともないアパッキオの能力を信頼して、自ら犠牲となりスタンドの正体を掴みます。(その後、アパッキオもブチャラティに託して捕まりますが。)
侮辱を許さないジョルノ
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
ギャング「パッショーネ」の入団試験に無事合格したジョルノ。刑務所内にいるポルポが、侮辱は許さないのがギャングであると話します。しかし、ジョルノは入団試験中にポルポのスタンド「ブラック・サバス」が清掃員のおじいさんを殺した事を許せず、ポルポを殺します。犠牲になったおじいさんの命を侮辱したとして。ジョースターの血統を受け継ぐ彼は、話の中に正義の心を持ち、それがまるで自分のエネルギーであるかのごとく、身に纏っているのです。
【ジョジョの奇妙な冒険】黄金の風 5部 ジョルノ・ジョバーナのまとめ
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
ディアボロとの戦闘で多くの仲間を失ったジョルノですが、最後のページに彼の手の甲にだれかがキスをしており、それをミスタたちが囲っている様子が描かれています。きっとギャングのボスになり、彼の正義の反映する街を作って行くのでしょう。物語の始まりは、ただの中学生で盗人であった彼が最後の場面で自分の夢を達成させています。何か感慨深いものがある本作でした。