まどかとさやかを危機から救い二人が魔法少女になるきっかけともなった先輩のベテラン魔法少女が巴マミです。実際に二人の学校の先輩でもあり、頼りになるお姉さんといった存在でした。魔法少女としても類い稀なる実力を持ち、まどかとさやかも憧れていたマミの魅力を紹介しましょう。
マミは見滝原市を守る魔法少女
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
まどか達よりもずっと早く魔法少女になり、たった一人で見滝原を守っていました。かなりの実力者で魔女の使い魔はおろか、魔女さえも一方的に攻撃し楽に勝利するほどです。しかし決して驕ることはなく常に気を張って魔女を探しています。魔女を倒すことに見返りを求めることはない数少ない善良な魔法少女で、まどか達のと出会いも魔女に襲われていた二人を助けた時でした。ちなみに魔法少女の中でも一番大きな胸を持ち、スタイル抜群です。年齢的にも精神的にも、実力的にも体つきも全てにおいてみんなのお姉さんと言えましょう。
魔法少女としてのマミ
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
黄色を基調とした服で武器はマスケット銃を持ちます。次々と銃を魔法で生み出し連射して敵を圧倒、近づく敵は蹴ったり銃で殴りつけたりと死角はありません。必殺技はリボンを大砲へと変化させて放つ「ティロ・フィナーレ」です。また、マミの魔法の特性は束縛で、無数のリボンを作り出して敵を拘束したり、リボンを足場にして三次元的に戦場を飛び回ったりと柔軟な戦い方ができます。正確な時期は不明ですが、魔法少女としての経験はおよそ2年と考えられます。
マミのひとときの安らぎ
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
まどか達と出会ったマミは自宅に二人をよく招きます。紅茶とケーキでティータイムしたりと、戦いに明け暮れるマミにとってはひとときの休息でした。マミが振る舞う紅茶とケーキは絶品のようです。
マミの過去
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
物語の中でマミの過去が語られることはありませんが、実はマミは交通事故に遭い両親を亡くしています(本編のおよそ2年前と思われます)。自身も瀕死の重傷を負いました。その時に出会ったキュゥべえに願いを聞かれ考えるまもなくとっさに「助けて」と言ったことから死を免れ魔法少女になったのです。そのため今は一人暮らしをしています。こういった経験から、魔法少女になるかならないか考えられる時間のあるまどかとさやかにはよく考えて決めるようにアドバイスしています。
マミの悩み
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
まどか達のお姉さんとして頼もしい存在として振る舞うマミですが、年相応の女の子らしく胸の内に不安や悩みを抱えて生きています。常に死と隣り合わせの魔法少女の戦いにたった一人で挑んでいる恐怖や不安、それを打ち明けられる家族もおらず、親しい友達もいないため私生活にも孤独と寂しさを感じていました。自分に憧れてくれるまどかとさやかとの出会いはマミにとって希望の光でした。「一緒に戦ってくれる仲間がいる、もう一人じゃない」と感じたマミはまどかに胸の内を打ち明け、涙を流して喜びました。
そしてマミは…
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
まどかとさやかという新しい仲間ができて心に余裕ができたマミは、病院にとりついた魔女「シャルロッテ」との戦いに挑みます。使い魔を全くものともせずに結界の奥へ進みます。そして誕生間もないシャルロッテも次々と銃で撃ち抜き、圧倒します。そして必殺技ティロ・フィナーレを放とうとした瞬間…。
マミの最期
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
シャルロッテにとどめをさそうとした瞬間シャルロッテの口から別の姿をしたシャルロッテが飛び出し、マミの頭部にかみつきます。首から上を失ったマミは即死、その後シャルロッテはマミの体を食べてしまいます。それを目の前で見ていたまどかとさやかは一瞬にして恐怖のどん底へ突き落とされます。その後駆けつけたほむらによってシャルロッテは撃破され二人は無事結界の外へ戻ってくることができましたが、そこにマミの姿はありませんでした。
物議を醸した第3話
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
第1話、第2話と可愛らしい女の子が魔法の力で戦い平和を守るといったイメージが強かった「魔法少女まどか☆マギカ」ですが、この第3話”もう何も恐くない”の後からだんだんと暗くダークな路線へと転換していきます。脚本家が虚淵玄であったため一部のファンはもしかしたら…と思っていたようですが、それは3話という早い段階で現実のものとなり、多くの注目を集めました。
マミの生存ルート
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
最終回でまどかの願いによって魔女のいない世界に改変された際には、マミも杏子も生存します。マミを殺したはずの魔女がそもそも存在しないので殺されること自体がなかったことになるのです。魔女化寸前に神になったまどかに導かれ消滅したさやかを見送り、「円環の理に導かれた」と最初に発言しました。まどかのことは覚えていませんでした。新しくなった世界でほむら、杏子とともに生き残り、魔獣との戦いに身を投じることになります。
マミは公式でもぼっち?
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
まどマギのキャラはたいてい”まどかとほむら”、”さやかと杏子”というペアになるため、マミはぼっちだと言われていました。本編でもこの四人はそれぞれ大きなつながりがあります。長らく不遇な扱いを受けてきたマミですが、劇場版新編で新キャラクター「百江なぎさ」が登場します。このなぎさとマミはある密接な関係があるためペアになることが多く、ぼっちじゃなくなりました。
マミは正統派魔法少女
出典: 魔法少女まどか☆マギカ ©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
魔法少女として人知れず魔女と戦い平和を守り、孤独と不安を胸の内に隠しながらも後輩の前では気丈に振る舞うというマミはまさに絵に描いたような正義のヒロインです。物語の途中で死亡してしまいますが、マミの存在があったからまどかとさやかも魔法少女へのあこがれを抱くことになりました。人にも希望を与えるなど、ヒロインの鑑です。また、TVシリーズでは散々ぼっちだとか言われて不遇な扱いでしたが、登場人物でもトップクラスのスタイルの持ち主ですし、なぎさというパートナーにも巡り会いました。きっとマミも喜んでいることでしょう。今後もマミに幸あることを願います。