「物語」シリーズに登場する、主人公の妹・「阿良々木火憐」。兄大好きで、正義感が強くボーイッシュ。空手の使い手で身体能力の高い彼女。しかし、ちらりと可愛らしい一面を出す火憐の魅力に迫ってみます。
阿良々木火憐のプロフィール
出典: 化物語 ©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
阿良々木火憐とは西尾維新原作の小説及びアニメーション作品「物語」シリーズに登場するキャラクターの1人です。主人公・阿良々木暦の上の妹であり、非常に活発で正義感の強い性格であり、42.195kmを100mの十倍と思っているアホな一面も。
仲良し兄弟
見た目は可愛らしいですが言葉遣い、恰好ともに男っぽく、服装も基本的にはボーイッシュな恰好をしています。下の妹・月火とは非常に仲が良くいつもべったり。兄の暦に対して重篤なブラコンなのは月火と一緒で、暦のことは「兄ちゃん」と呼びます。
ファイヤーシスターズ
出典: 化物語 ©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
月火と共に「栂の木二中のファイヤーシスターズ」という名前で人助けの活動をしており、その活動の関係で怪異事件に巻き込まれることとなりました。
高身長がコンプレックス
火憐は、誕生日は暦の語りにより6月生まれだということが明らかになっており、その身長は170センチと兄の暦より高いです。下の妹の月火が身長156センチと小柄なこともあり、火憐本人はそのことを気にしている様子。
乙女な悩み
出典: 化物語 ©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
いつもジャージなどのボーイッシュな格好をしているのは、スカートだと足が長く見えてしまうから、だそうです。非常に羨ましい悩みですが、火憐はこのことも気にしています。しかし、時にはスカート姿を披露することもあるのです。
可愛い名シーン集
出典: 化物語 ©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
『偽物語』第8話にて、火憐がとうとうミニスカート姿を披露しました。いつもボーイッシュな格好しかしない火憐のため、兄の暦が余りにも驚いて「いじめられて強要されているのでは!」と勘違いしたほどです。普段は気の強い男前な性格をしているのですが、この時は赤くなって照れるなどツンデレな姿も見せてくれました。
妹力を見せる
出典: 化物語 ©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
怪異事件に巻き込まれた際、決着をつけにいこうとする暦と一対一の喧嘩をするのですが、いつも強気な火憐が「任せたよ、兄ちゃん」と暦を頼るシーンも。思わずキュンとしてしまいそうです。
可愛い土下座
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火憐が愛らしいスカート姿を披露した『偽物語』第8話。火憐は暦の後輩である神原駿河に憧れており「会わせてください!」と土下座をします。この土下座シーンもなかなか見ものなのですが、その後。暦が火憐に対してある勝負を仕掛けます。
セクハラシーン
出典: 化物語 ©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
それは暦が火憐の歯を磨く、というもの。ただそれだけのことなのですが、何故かその歯磨きシーンは異様なほどエロティックな演出となっており、衝撃の1シーンとなりました。暦によるセクハラが多発するこのシリーズですが、デレデレな火憐を見たい方、必見です。
貝木泥舟と囲い火蜂
出典: 化物語 ©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
ファイヤーシスターズの活動中、中学生の間で流行したおまじないについて調べている最中、火憐は貝木泥舟という男と出会います。その男は子供たちを騙して金を巻き上げるようなことをしており、火憐は「貝木の行いは許せない!」と乗り込んで行ったのです。
囲い火蜂
出典: 化物語 ©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
その結果「囲い火蜂」という怪異に感染してしまい、高熱で苦しむこととなりました。実際にはこの怪異は本物の怪異ではなく、貝木の言葉に巧みに操られ、鵜呑みにした火憐が思い込みで感染したもの。しかし、火憐の高熱による苦しみは本物で、一時は命も危ぶまれました。
兄の活躍
最終的には暦がその熱を半分引き受け、貝木と決着をつけることとなりました。兄の活躍を目の当たりにしたことで、火憐と暦の心の距離は少し近づいたようです。
阿良々木火憐の名言シーン
「火?火という言葉から連想するもん?んなもん決まってんじゃねーか。あたしの胸に宿る熱い心だよ」
出典: 化物語 ©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
流石は自称「正義の味方」といったところ。ファイヤーシスターズの実践担当火憐ちゃんの心はいつも燃えたぎってます!
「あたしの兄ちゃんマジぱねえ」
出典: 化物語 ©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
こんな屈託のない笑顔で言われたらお兄ちゃんもっと頑張れちゃう。なんだかんだで兄ちゃん大好きな火憐ちゃん。誰もがこんな妹が欲しい!と思うはず!
「翼さんの寝床はある……そして正義もある!」
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ガハラの策略にはまる、なんともちょろい火憐ちゃん。正義の心をもてあそんではいけません!この単純っぷりに純粋さすら感じられて心惹かれてしまいます。
「ところで兄ちゃん。『身体が火照る』って……なんか響きがいやらしいと思わない!?だって『身体』が『ホテル』なんだよ!?」
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ホテルより火照るの方がいやらしく感じられるはずなのに…!ホテルに妄想爆発する火憐ちゃんの変態っぷりは上級者。物語シリーズの言葉遊びっぷりは本当に好きです。
「いくら42.195キロと言っても、精々百メートルの十倍くらいだと思ってたんだけどな」
出典: 化物語 ©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
まさに脳筋な火憐ちゃん。しかし彼女なら42.195キロも1キロくらいの余裕さを保って走り切ってしまう気もしてしまいます。
「……あたしはもう大人だ。見ろこのおっぱい」
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最近の中学生ってすごい。これはどこからどうみても大人と言えるでしょう。いくらでもいただきます。ということで、御馳走様です。
「いやー、こうして兄ちゃんに抱きついてると落ち着くななあー。やっぱ包容力のある兄ちゃんは抱きつき具合が違うよなー。テンピュール枕とか、多分こんな感じなんだろーなー」
出典: 化物語 ©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
思わずググったテンピュール枕。た、確かにしっとりと包み込んでくれる包容力がある気もする…!しかしそんなことよりこのハグの仕方は最高だと思います。
「好きってどういうことなのかとか、そんな青臭いことを訊かれた気がするぜ」
出典: 化物語 ©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
このテレ顔でそんなこと言われたらキュンとくる。中学生なんだから、それくらい青臭いことを言ってもいいじゃないか…!そんな火憐ちゃんのことがとっても好きです…!
「あたしの名をいってみろお!」
出典: 化物語 ©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
阿良々木火憐ちゃんです…!北斗の拳を彷彿とさせるこの台詞。男前系女子な火憐ちゃんに似合う最高な台詞だと思っています。
「わかった! じゃあ処女やる! 兄ちゃんにあたしの処女やるから!」
出典: 化物語 ©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
上目使いの破壊力ってすごい。神原のことを紹介するだけでこんなに魅力的な代償が。しかし火憐、もう少しそこは大事にしてあげてもいいんじゃないか…な…!
「だったら平気だよ。百八十キロまでは、あたしにとっては重さじゃない。」
出典: 化物語 ©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
百八十キロという基準はどこから。火憐ちゃんの方が強固すぎて心配になってきます。肩こりとか知らなそう。重さじゃないと否定してしまうほどって、どういうことなの。
「わかった! じゃあ足舐める! 親指から順番に舐めるから!」
出典: 化物語 ©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
火憐ちゃんの思考が変態的すぎる件。足舐めってなかなかの上級者すぎる。親指から順番に、というのが生々しさを加速させている気しかしないよ火憐ちゃん!
「ああ、むしろ望むところと言いたいくらいだ。そりゃ、想像してみるに、まったくの赤の他人に歯磨きなんてされんのはヤダけどさ、この場合はやるのが兄ちゃんなわけじゃん。だったら別に平気だよ」
出典: 化物語 ©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
アニメ化にあたって物語シリーズ読者全員が期待したと言ってもいい歯磨きシーン。たかが歯磨きってこんなにエロくなるんだ…ともはや感動すら覚えてしまいます。
「理屈とかさー、頭痛くなるだけじゃん。人間は考える葦だって言うけど、考えない葦が駄目だって誰が決めたんだよ」
出典: 化物語 ©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
考えない葦って…もはやそれはただの葦…(笑)脳筋さを漂わせる発言をかます火憐ちゃん。考えない葦もきっと許してもらえると思うよ!
「兄ちゃん朝だぞこら!」
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こんな起こされ方がしたいです。可愛い女の子であれば、朝から叱られるのもありかもしれません。
声優:喜多村英梨
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ブラコンでボーイッシュな火憐の声を担当しているのは声優の喜多村英梨です。喜多村は子役としての活動を経て2003年に『LAST EXILE』のタチアナ・ヴィスラ役にてデビュー。代表作は『BLOOD+』や『ぽてまよ』『ダンボール戦機W』などとなっており、それぞれの作品で主役を演じています。
小ネタ
クールな女性役が得意で、自らアプローチを掛けるような女の子役はとても恥ずかしいのだとか。他の声優の物真似が得意で、時にラジオで披露しています。因みに、前述で触れました火憐と暦の「歯ブラシシーン」ですが、この収録の際、喜多村は実際に歯ブラシを口に入れて収録に挑んだのだそうです。
まとめ
「物語」シリーズに登場する可愛い女の子はたくさんいますが、ぜひ「阿良々木火憐」にもご注目して見てください。