今年4月にアニメ第3期の放送が決定している大人気作品『鬼滅の刃』ですが、本作の魅力といえば、なんといってもストーリーを通して描かれる数多くの魅力的なキャラクターたちでしょう。初めて登場した時は少しとっつきにくいイメージのあったキャラクターが、話を重ねるにつれて、次第に馴染むようになり、いつの間にか好きになっていたという経験をしたファンの方も多いと思います。通常の作品であれば、ファンからのウケが良いキャラクターと悪いキャラクターに二分される傾向にあるのですが、本作の場合は、どのようなヒールキャラであっても、一定の支持層が存在する点が特徴と言えるでしょう。むしろ、嫌われキャラの方がバックグラウンドを細かく描かれる傾向にあるので、好きになりやすいとも言えるかもしれません。そんな作中に登場する数多くの嫌われキャラクターの中でも、特に大きく評価が変わったキャラクターこそが、今回紹介する不死川玄弥なのです。玄弥は作中に登場するキャラクターの中でも特にストーリーを追うごとにイメージが変わっていくキャラクターですので、ぜひとも、アニメ第3期は実弥に注目です!ここからは、そんな本作最大の注目キャラクターである玄弥の魅力やプロフィールについて簡単にまとめて紹介をしていきます。
炭治郎の数少ない同期
玄弥は作中に登場する竈門炭治郎の同期です。炭治郎の同期といえば、伊之助や善逸などの名前がまずあがると思いますが、実は玄弥も炭治郎と近しい同期だったりします。
アニメ1期から登場
同期ということもあり、炭治郎と同じ時期の鬼殺隊入隊試験に参加しています。そのため、玄弥はアニメ1期から登場しているキャラクターとなっています。かなり冒頭のほうの登場だったので、彼のことを今でも覚えているというアニメファンの方も多いのではないでしょうか。
刀鍛冶の里編にて再登場
鬼殺隊入隊試験からしばらく表舞台に登場することがなかった玄弥ですが、今年放送されるアニメ、第3期「刀鍛冶の里編」にて、また我々に活躍を見せてくれます。 「刀鍛冶の里編」では、どちらかというと柱である無一郎や蜜璃が注目されがちで、あまり玄弥の方には注目が行っていないのが、残念なところですが、、
友達??
炭治郎の同期でありながら、伊之助や善逸とは異なり、少し炭治郎と距離のあるキャラクターとなっています、再開した時も、早々に「死ね!」と怒鳴り付けていたりと、2人の仲は、一概に友達と言えるほどのものでもないようです。
善逸、伊之助とは馬が合わない
おまけに善逸や伊之助とも馬が合わないようで、この2人とも揉めているシーンがよく描かれています。基本的にどの人物が相手であっても、あまり打ち解けることが得意なキャラクターでは無いようで、冒頭ではややピリピリとした印象を残すキャラクターとして描かれています。
性格
炭治郎や、その他の同期ともあまり打ち解けることができないキャラクターとして描かれているように、基本的に玄弥はかなり喧嘩っ早い性格のキャラクターなのです。血の気が多すぎて、鬼を相手に無謀な立ち回りをしてしまうこともあるようで、まだまだ入隊したての未熟な鬼殺隊員であるといえるでしょう。
ヒールキャラ
このような性格から、冒頭ではかなりのヒールキャラっぷりを発揮しており、玄弥のことが苦手になったファンの方も多いのではないでしょうか?確かに、見た目からして悪そうですし、あまり多くのファンに好き好まれるキャラクターではなさそうですよね。
手柄に対する焦り
彼がこのような行動してしまうのも、同期の中で誰よりも手柄に対する焦りを感じているからでしょう。実は、玄弥は呼吸を操ることができず、剣士としては並の能力という立ち位置となっています。それゆえに、自分が本当に剣士として適性があるのか分からない状態で、手柄をあげるのを焦ってしまっているというのもあるようです。
同期にも敵意を向ける
そのため、同じ同期もライバルとして敵意を向けていたのです。炭治郎へのあたりは誰よりも成果に固執する玄弥だからこその反応だったのですね。 このことに気づいてしまえば、意外にも彼の行動一つ一つが可愛く見れてしまうのも不思議です。
炭治郎との共闘
そんな、作中随一のヒールキャラっぷりを発揮してくれた玄弥ですが、「刀鍛冶の里編」では炭治郎と共闘することとなります。初めは反発もあって、まとまることができない2人でしたが、次第に物語が進むにつれて炭治郎に対する考え方も変わっていくこととなるのです。
自分を見つめ直し、性格が一変
炭治郎との共闘を乗り越えた後の玄弥は、一定して自分を見つめ直し、性格が一変することとなります。まさに本作において、最も玄弥が成長した瞬間こそが、アニメ第3期で描かれる炭治郎との共闘だったのです。
能力
呼吸を扱うことができない剣士ということもあり、その実力を不安視する声も多くありますが、実は玄弥には他のキャラクターにない強みがあるのです。ここからは、そんな玄弥のみの能力について紹介をしていきたいと思います。
鬼を食べると能力が発動
玄弥の特殊能力は「鬼を食べると鬼の体質になることができる」というものです。一時的ではありますが、鬼殺隊が手を焼いている鬼そのものになることができるというのは、極めて強力な能力ですよね。おまけに強い鬼を食べれば食べるほどこの能力は強力になるようですので、どこまで強くなれるのか未知数なのです。
最終盤まで活躍
鬼の力を得ることによって、呼吸の使えない玄弥でも最前線で戦うことができます。実際、玄弥はこの力を駆使して、作中の最終巻まで鬼殺隊の戦力として活躍することとなります。純粋に、この能力を使いこなすことができれば、柱まで上り詰めることも可能かもしれませんね。
兄は風柱の不死川実弥
玄弥を語る上で絶対に外すことのできないキャラクターなのが、兄の風柱、不死川実弥です。実弥は風柱ということもあり、作中でも屈指の実力を有しているキャラクターです。そのようなキャラクターの弟であるという設定は、玄弥を語る上で決して外すことができない要素ですよね。
7人兄弟
もともと玄弥は実弥と合わせて7人兄弟でした。 長男の実弥と次男の玄弥が中心となって、下の5人の面倒を見ていたのです。 実際、作中でも過去の回想で遅くまで戻ってこない母親の代わりに、兄弟で協力して子守をする実弥の姿が描かれています。
兄弟5人を失う
しかし、ある日突然、兄弟5人は鬼の手によって命を落とすこととなります。かろうじて長男の実弥と次男の玄弥は生き残ることとなりますが、この事件をきっかけに2人の中は大きくもつれることとなるのです。
二人とも荒々しい性格
兄実弥も玄弥と同じように、荒々しい性格であり、お互いに兄弟として大切に思っている事は間違いないのですが、その心の内がなかなか言葉として出てこないのです。そのため、仲が悪そうに見えてしまうこともあります。この辺の2人のすれ違いと玄弥の心の中にある兄へのアンビバレンツな感情にはしっかりと注目をしておいてくださいね。
兄に対する憧れ
ただ、いくら仲悪そうに見えても、2人の兄弟としての絆はしっかりと保たれており、玄弥があそこまで貪欲に出世を目指していたのは、兄に対する憧れがあったからなのです。玄弥の兄への本心が作中のどこかで明かされることとなりますので、ぜひとも、それまでの玄弥の心の変遷とカットにも注目をしてみてください。
刀鍛冶の里編で最も成長するキャラクター
少なくとも、玄弥は「刀鍛冶の里編」で最も成長するキャラクターとなっていますので、注目をしておいて損は無いはずです。ついつい、柱たちに注目が行きがちな作品ではありますが、玄弥を始めとする数々の鬼殺隊隊員にも、それぞれの物語がありますので、ぜひとも彼らにも目を向けてみてくださいね。
実は隠れた注目キャラクターかも!?
今のところは、アニメではあまり注目を集めていないキャラクターではありますが、今後の進行によっては玄弥に注目が集まることは間違いなさそうです。実は、現場隠れているキャラクターとしては、最も今後注目度が上がるキャラクターだったりするので、アニメ版のみ楽しんでいるという方は今のうちに注目をしてみてくださいね!
まとめ
いかがでしたか?今回は本作『鬼滅の刃』の第3期「刀鍛冶の里編」にて大成長を遂げる、作中随一のヒールキャラクター、玄弥について紹介をしていきました。兄の実弥と合わせて注目をしておきたいキャラクターとなっておりますので、ぜひともこの2人、不死川兄弟についても作中で注目をしてみてくださいね。