「初恋は絵本の王子さま」という恋にウブな市原由奈と、「恋のかけひき」が得意で恋愛に積極的な山本朱里。このダブルヒロイン＋朱里の義理の弟・山本理央と、由奈の幼なじみ・乾和臣を中心とした、じれったくも甘酸っぱい青春ラブコメディ【思い、思われ、ふり、ふられ】略して【ふりふら】！この記事では、ダブルヒロインの1人・山本朱里を徹底的に紹介していきます！
目次
ヒロイン・山本朱里のプロフィール
山本朱里は、高校1年生です。8月17日生まれのしし座でO型。好きな色は、赤と黒…ハッキリした性格の朱里らしいです。黒髪ショートで活発な性格、その上スタイルも抜群の朱里はクラスでも目立つタイプ。そしてその性格と容姿ゆえモテます！
将来は通訳を目指しているというだけあって、得意科目は英語！しかもクラスで1位をとるレベルです。好きな映画は『(500）日のサマー』で、これは作中で朱里が乾和臣にプレゼントしたDVDの映画ですね！
朱里の母は、バツ2で理央とは…。
朱里の母親は、キレイで恋多き女性…。そのため朱里は、母が離婚したり結婚したりするたびに、苗字が変わり転校をしてきました。そんな母に気を使いすぎるあまり、いいたいことがいえない、人に気を使って自分のことをあとまわしにする性格になってしまっています。
つまり今朱里と主人公の1人・山本理央は、姉弟としてひとつ屋根の下で暮らしていますが、再婚した両親の連れ子同士なのです。さらにもともと中学の同級生だった朱里と理央は、中学在学中に”同級生”から”姉弟”になってしまったので、まわりからかなりいろいろからかわれた過去をもちます。
朱里と理央の過去。
自分たちの親が結婚を前提に付き合っていることを知らなかった朱里と理央は、もちろん普通の同級生として過ごしていました。そして実は、朱里は理央の本気で好きになったひとだったのです。
ある雨の日、理央は朱里に告白するために、留守電にメッセージをいれました。メッセージを聞いた朱里は、「これは告白される」と気づき、期待に胸を膨らませながら理央に呼び出された場所へと向かいました。しかしその道中で、朱里は母親と理央の父親と遭遇し、自分と理央が「姉弟」になることを知りました。
そして朱里は携帯を水たまりに落として壊し、理央のメッセージも聞いていないことにしました。朱里はすべてなかったことにして、理央も自分の気持ちにフタをしたのです…。
恋愛に積極的で、恋のかけひきが好き！
朱里は、恋にとっても積極的です。恋のかけひきや、お互いの気持ちを探り合うような会話のやりとりが好きなのです。そして朱里は、”恋に落ちてもよい相手”を見つけると、”恋に落ちにいく準備”をすると由奈に話しました。
その話を聞いた恋に奥手なもう1人のヒロイン・市原由奈は「それって本当の恋なのかな？」と疑問を抱いていました。朱里と正反対の恋愛観をもっている由奈にとっては、驚愕の話だったのでしょう。
中学時代の元カレや、憧れのお兄さんも。
恋愛に積極的な上に、美人の朱里にはもちろん中学時代から彼氏がいました。しかし親の都合で、由奈の住む街に引っ越してきたので、彼氏とは離れてしまいました。そして結局、物語の序盤で別れてしまいましたが、2人が別れた理由は朱里の「大事なことをいえない性格」が災いしていたのです。
また中学時代には、友達のお兄さんに憧れていました。しかしこれは朱里自身も恋なのか、憧れなのかわからなかったようですが…。純粋で前向きな由奈に影響を受けた朱里は、一度友達のお兄さんへのキモチを確かめるために会いにいき、お兄さんへの”憧れ”は、”現実逃避”ということに気が付きます。
親友・由奈との出会いで変わっていく…
朱里とは正反対の恋愛に対する価値観を持っている由奈。由奈は初恋にも関わらず、一度理央にふられても積極的に理央に話しかけるなど前向きにがんばっていました。その結果、理央は由奈の芯の強さに惹かれていきます。
朱里は由奈が変わっていく様子を間近でずっと見てきて、”相手が自分を好きだという確信がないと告白できない”自分は弱いと気づきます。そんな由奈に影響され、片思いで終わるかもしれない恋でも、自分の気持ちをゴマかさないようになっていくのです。
かけひきなしの本気の恋！乾和臣との出会い
作中で朱里は、ついに恋のかけひきが通じない相手・乾和臣に恋をします。和臣は、裏がまったくなく思ったことを素直に口にする性格です。そのため朱里にとっては”思わせぶりな言葉や態度”でも、和臣にとっては深い意味はなく、いい意味で朱里は振り回されていきます。そして気づけば和臣のことばかり考えるようになっていたのです。
夏祭りで告白？和臣の答えは…
朱里は和臣、由奈・理央・理央の友達の我妻といっしょに夏祭りにいくことになりました。そのとき、和臣と2人きりになった朱里は、照れる和臣を見て、自分のことを好きなのではないかと思います。そして「私たち付き合ってみませんか？だって乾くん私のこと好きじゃないですか？」と、自分の気持ちをいわずに告白してしまいます。
しかし和臣は、「…ごめんなさい。俺、山本さんのこと好きとかじゃないから」と断られてしまいます。実はこのとき、和臣は本当は朱里のことが好きだったのですが、理央が朱里のことを好きだと気づいていたため、OKしなかったのです…。
お互い忘れようとするのに、和臣がキス！
本当は朱里のことが好きなのに、理央のために告白を断った和臣。その一方で朱里も、自分をふった和臣を忘れようとします。しかし朱里と和臣は文化祭でいっしょの係になり、関わらずにはいられなくなってしまいました。さらに「自分はもう平気」ということを伝えたい朱里は必要以上に、和臣に「切り替え早いアピール」をしてしまい逆効果に…。
本当はお互い忘れられていなかったのですが、和臣はすぐ切り替えたといってくる朱里に嫌悪感を抱きイラだっていきます。そんなときに、朱里に元カレから連絡がきます。それに気づいた和臣は、何も考えられなくなり朱里にキスをして、「今のも忘れて」といいます。
すべての誤解が解け、近づく朱里と和臣。
朱里の元カレ・亮介も現れ、朱里とヨリを戻そうと猛アピールを開始します。亮介は朱里の「大事なことを大事なときにいわずに、あとでいうところ」を指摘したり、和臣にけしかけたりします。亮介本人にはそのつもりはありませんが、最終的には2人の後押しをしてしまう結果に…。さらに学祭中に、和臣は理央から今は由奈が好きだと聞き、遮るものがなくなった2人は、急接近していきます！
何度もすれ違いようやく朱里の恋が実る！
朱里は亮介から一生懸命アプローチされても、まったくなびかないことで和臣へのキモチを再確認します。そしてふられたけど、それでもやっぱりちゃんと好きだと伝えようと決めます。すると亮介からの告白をきちんと断った朱里に、和臣から「話したいことがある」とLINEが…。これはまさに運命ですね！
朱里と和臣の秘密の場所である見晴台につくと、和臣からずっと両親にいえなかった将来の夢のことを話せたと報告されます。その後、想いを伝えようと決めていた朱里より先に、和臣から想いを伝えられます！そしてついに朱里も「ふられてからも、ずっと大好きでした」と和臣に伝えることができました！
しかし朱里はアメリカへ…
すれ違い続け、ようやく付き合うことになった朱里と和臣。そんななか、朱里の父親（正確には理央の父親）が、アメリカに転勤することになります。朱里は通訳を目指しているにも関わらず、和臣と離れたくないというキモチからついていかないといいます。しかしそれを知った和臣は、朱里にアメリカへいくように説得します。
朱里は悩みに悩んだ末、和臣をガッカリさせるようなことはしたくないと、アメリカへいくことを決意します。2人は遠恋になってしまいましたが、高校卒業と同時に和臣はなんとアメリカの大学へ進学！朱里と和臣は、アメリカで再会することになりました！
山本朱里の紹介まとめ
正反対の恋愛観をもつダブルヒロインの1人・山本朱里について徹底的に紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？最初は家庭環境の影響もあって、「いいたいことがいえず、人のことを優先させる性格」でしたが、朱里は由奈と出会い和臣を好きになってどんどん変わっていきます！
容姿は完璧でモテモテの朱里が、さらに魅力的な女の子になっていくところをぜひみなさんにも見ていただきたいです！初めて本気の恋をする朱里に注目の【思い、思われ、ふり、ふられ】、映画化されるのが楽しみですね。
