BEASTERSは2016年に、週刊少年チャンピオン連載にて連載が開始された作品です。肉食動物と草食動物が共に生きる世界にて、様々な種類の動物が擬人化した物語。草食動物と肉食動物の微妙な関係性と、異種族間の交流、本能や恋愛など、様々な要素の詰まった作品です。今回はそんなBEASTERSの主人公、レゴシについて紹介いたします。
レゴシってどんなキャラ?
概要
レゴシは、ハイイロオオカミ。内気な性格をしていますが、実は獰猛。図らずとも本能により攻撃的になる一面もあります。実は、ハイイロオオカミと言っていますが、祖父はコモドオオトカゲ。この祖父は、元々BEASTAERになる候補だった大物でもあります。チェリートン学園では、演劇部に所属しているレゴシ。裏方で真面目に手伝いをしているといったキャラです。嬉しいことがあると無意識に尻尾を振ってしまいます。不器用ですが非常に優しい、そんな性格をしています。
ハイイロオオカミって?
肉食動物であるハイイロオオカミは、数多くの亜種が存在しており、地方によってもその名前は異なります。群れで生活する動物で、猿のように集団の中では順位立てる生態を持ちます。北米に多く住むハイイロオオカミは、日本ではタイリクオオカミと呼ばれています。
レゴシの恋
ハルとの出会い
レゴシの恋する相手、それはドワーフ種のウサギのハル。初対面の際には、無意識に本能に従ってハルを食べようとしてしまいます。その時はまだ、レゴシは動物を食べたことがありませんでした。そうんなハルは園芸部の3年生。徐々にハルに気持ちを持っていかれるレゴシなのですが、それが本能なのか、愛なのか、捕食したいのか愛したいのかわかりません。当時のハルはかなり遊びうさぎだったようで、いろいろな種族のオスと交わりを持っていました。初めてレゴシが園芸部に出入りした際には、ハルはレゴシが体の関係を持とうと近寄ってきたと思いましたが、そのハルの行動にびっくりするレゴシでした。
さらわれたハル
隕石祭の前日、レゴシはハルに明日、告白する事を告げます。しかし、その後すぐにシシ組にハルは誘拐されてしまいます。そこで死を覚悟したハルですが、レゴシが助けにきてその組を壊滅状態に。そして、二人はそのままホテルへ行き、関係を持ちそうになります。そこで、初めて出会ったハルを襲おうとした肉食動物が自分であったと告白するレゴシ。それを薄々知っていたような口ぶりのハル。このまま関係を持つ流れだったのですが、ハルのウサギとしての本能が働いてしまったのか、レゴシの口の中に食べられようと入って行こうとしてしてしまいます。それにより、肉体関係を持てなかった二人。しかし、お互いの事を大切に思っていることには変わりがないのです。
レゴシとルイ
アカシカのルイ
アカシカのルイは演劇部の部長であり花形。そんなルイは草食動物でありながらもBEASTERを目指している、人気者。彼の生い立ちは、食肉として闇市で売られそうなところを今の父親に引き取ってもらったという過去を持ちます。そんなルイ、実はハルと恋仲でした。しかし、学生の時だけと割り切った関係のよう。そんなルイは、レゴシの憧れでもあります。ハルがシシ組にさらわれた際には、真っ先に相談した人物でもあります。
シシ組のボスに
シシ組を壊滅状態へと追いやったレゴシ。そんなレゴシの後をおってやってきたルイなのですが、ひょんなことからシシ組のボスとして活動するために、学校を休学。そんなルイをどうにか助けたいとレゴシは再三にわたりルイに会いに出かけます。そして、テムを食べた真犯人と大晦日に戦うこととなったレゴシ。そんなレゴシを助けるためにルイは組を抜けます。そして、劣勢なレゴシに対して、自分の足を食べろと差し出すのでした。
レゴシとテムとリズ
物語の始まり
物語の始まりは草食動物であるアルパカのテムが誰かに食べられてしまったことから始まります。この世界では肉食動物と草食動物が共存しているものの、本能に従い草食動物を食べる肉食動物も普通に存在しています。そんなテムはレゴシと同じ演劇部。レゴシとは仲良しでした。始まりの事件でしたが、その後はうやむやになっていましたが、ガラガラヘビの警備員にレゴシが出会った事をきっかけに、テムの犯人探しを始めるのでした。
犯人はリズ
犯人探しを始めたレゴシ。それを知った犯人はレゴシを襲います。しかし、トドメを刺すことはできず、噛みついたレゴシはその情報から犯人を見つけ出します。犯人はヒグマのリズ。ヒグマは2mを超えると力を抑制する薬を飲まないといけないのですが、テムと出会ったリズは、すこぶる調子がいいと力を抑制する薬を飲まな買ったのでした。そのために、自分の本能に抗うことができずに彼を殺して食べてしまうのでした。そんな犯行を知ったレゴシは、大晦日にリズと戦うことになります。
決着と食肉
レゴシは、パンダにより特訓を受けていました。食肉に関しては虫を食べたのみ。そんな中で大晦日にリズと戦います。ヒグマとハイイロオオカミですから、やはりヒグマの方が強いのでしょう。しかし、そんな中ルイが登場。自分の足を食べろと持ちかけ、食肉を行ったレゴシがパワーアップ。そして見事にルイを倒すことができたのでした。しかし、そこからレゴシは食肉を犯したことで、副作用が見られるようになってしまいます。
レゴシのまとめ 最後に
学校を辞めてしまうレゴシ。食肉を犯した前科持ちとして新たな章がスタートします。そんなレゴシの今後の活躍、祖父との関係性もきになるところですね。とにかく、目が離せない作品です。